開幕後1勝2敗発進してファンからの批判を真っ向から浴びたフロリダ州立大のウィリー・タガート監督。名門校を預かった指揮官として2年連続の負け越しは彼の進退問題にも発展しかねませんが、4試合目以降は2連勝。その負の連鎖を断ち切ったのはある助っ人の存在でした。
今季のカレッジフットボール界も10月に突入しシーズンの真ん中に差し掛かろうとしています。先週は3つのランクチーム同士の試合があり、その結果の影響で最新のランキングでは新たな順位の変移が見られます。それを見ていきたいと思います。
今季のカレッジフットボールも9月の全日程を終え10月に突入。レギュラーシーズンも3分の1を消化して季節はいよいよ本格的な秋を迎えていきます。全米の勢力図はと言うと5週間を終えて大分その力関係が固まってきました。そこで今回は9月までの5週間を振り返り主なチームの通信簿を付つけてみたいと思います。
今週学生アスリートがお金を稼ぐことが出来る法律がカリフォルニア州で州知事によってサインされました。アマチュアリズムを謳うNCAAは真っ向からこの動きに遺憾の意を表しましたが、これが実際に施行されるようになるとカレッジスポーツ界は一体どうなってしまうのでしょうか?
ラトガース大のクリス・アシュ監督が解雇された話とか、オクラホマ大とノートルダム大が900勝目を挙げた話とか、ワシントン州立大のマイク・リーチ監督のお怒りの言葉の話とか、ジョージア工科大が不振を極めている話とか、スタンフォード大が「フィリースペシャル」ならぬ「スタンフォードスペシャル」を決めた話とか。
すでに発表されている最新のAPランキングではトップ10チームの顔ぶれは変わらなかったものの、とうとう首位が入れ替わるという大きな動きが見られました。また33年ぶりにランクインしたチームもおり、それらを含めてここでは第6週目のトップ25チームを見ていきたいと思います。
現在首位を独走中のクレムソン大は今後のスケジュールを考えるとACCを制しCFPに出場するのも造作ないことだと言われています。ACC内での競争レベルが下がったため、クレムソン大のスケジュールが他のチームよりも容易であるという声も聞こえてきます。しかしそれは本当でしょうか?
Pac-12カンファレンス所属のコロラド大は昨年大学史上最高額となる寄付金3000万ドル(1ドル100円計算で約30億円)を集めたにも関わらず、トータルで赤字を計上してしまいました。一体何が起きたというのでしょうか?
早いもので今季のカレッジフットボールも第5週目。今週9月最後の週末を迎えるにあたって最新のAPランキングトップ25がすでに発表されています。先週はランカー同士の試合が3つあり、また思わぬ敗戦を食らったチームもでたことでランキングに変移が見られます。その第5週目の最新ランキングを見ていきましょう。
カービー・スマート監督を迎え今季4シーズン目を迎えているジョージア大は現在全米3位で今週末には7位のノートルダム大との対戦を控えています。そんなスマート監督はフィールド上では期待通りの結果を出し続けていますが、実はフィールド外でもさらに期待以上の成果を引き出すことに成功しているらしいのです。
格下と対戦して確実に白星を得るというスケジューリングが近年普通になりましたが、このような試合をカレッジフットボール界では「カップケーキ」ゲームと呼びます。FBSに所属するその殆どのチームが「カップケーキ」を喰らうこのご時世でも数チームが未だにそのプライドを守ってきたのですが・・・。
ジョージア大の観客が対戦相手のアンダーソン監督の亡き妻へ送った最大級の哀悼の意の話とか、いじめにあったテネシー大ファンの少年のために沸き起こっているTシャツの話とか、フロリダ州立大ファンの4歳児がとった驚きの行動の話とか、今季歴史的快進撃を続けているサザンメソディスト大の話とか。
先週はランカー同士の対決がなく上位チームは無難に勝利を収めたため、最新ランキングの上位の順位に大きな変動はありませんでしたが、下位には3つのチームが新たにランクインしてくるなど多少の動きがありました。その最新のランキングをちょっと見ていきたいと思います
コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【前編】
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