
USCのアイコン的プレーヤーだったRBレジー・ブッシュはスキャンダル発覚によりUSCから追われ2005年に獲得したハイズマントロフィーも自主返還してしまいました。しかし今年6月にUSCと復縁したことでブッシュ氏のトロフィーの行方が気になるところですが、それに関してブッシュ氏が先日裏話を話してくれました。

USCのアイコン的プレーヤーだったRBレジー・ブッシュはスキャンダル発覚によりUSCから追われ2005年に獲得したハイズマントロフィーも自主返還してしまいました。しかし今年6月にUSCと復縁したことでブッシュ氏のトロフィーの行方が気になるところですが、それに関してブッシュ氏が先日裏話を話してくれました。

6月初旬にユタ大のディフェンシブコーディネーターであるモーガン・スカリー氏が、2013年に送ったテキスト(ショートメール)の中で人種差別的用語を使用したことが明らかになったことで謹慎処分を食らっていました。その後の内部調査の後大学は正式にスカリー氏の処分を発表したようです。

Big Tenカンファレンスは今シーズンをカンファレンス戦9試合のみで乗り切ることを表明しました。何としても開幕にこぎつけたい彼らの苦肉の策ではありますが、一方でコロナ禍が収束する兆しはまだ見えません。今季の開幕を懸念する人は多いですが、その中のひとりがオハイオ州立大ADのジーン・スミス氏です。

7月に入りこれまで感染数が高くなかったアメリカ南部でコロナ感染者数が激増。自主トレを行うチームの中にも感染者を出してトレーニングを中止せざるを得なくなった大学もあります。2020年度開幕まであと2ヶ月。果たして今シーズンを無事に迎えることは出来るのでしょうか?

カレッジスポーツ界においてコロナ禍でダメージを受けているのは、秋シーズンが開催されるかどうかだけでなくビジネス方面においても例外ではありません。そんな折スポーツブランドの大手であるアンダーアーマーがUCLAとカリフォルニア大とのスポンサー提携を解消するというニュースが飛び込んできました。

メンフィス大が今季ヘルメットに「BLM」ステッカーを貼る話とか、テキサス大史上初の黒人選手の遺族がNCAAを相手取って訴訟を起こした話とか、オクラホマ州立大のマイク・ガンディ監督が一連のいざこざの代償を支払うことになった話とか、テキサスA&M大がリクルーティング違反を犯してNCAAから制裁を受ける話とか。

6月1日からキャンパスでの自主トレを解禁したNCAAですが、それに伴い全米中で選手をそれぞれのキャンパスに呼び寄せるチームが増えてきました。一方でアメリカでは現在南部を中心にコロナウイルスの第二波が押し寄せています。NCAAは開幕までの6週間プランを承諾しましたが、それが開幕につながるのでしょうか?

5月にミネソタ州ミネアポリスで起こった白人警官による黒人への暴行致死事件を発端にアメリカだけでなく世界中でBLM運動が行われています。この運動によりアメリカでは人種差別を生んだ悪しき歴史と決別するために様々な声が上がっています。そしてその波はカレッジ界にも押し寄せているのです。

ノートルダム大で長年愛されたスタジアムの声の主が引退する話とか、マック・ブラウン監督が就任したことでリクルーティング力が格段にアップしたノースカロライナ大の話とか、莫大なマッチ料を支払ってコネチカット大との対戦を決めたオハイオ州立大の話とか、そのオハイオ州立大のアシスタントコーチ4人の年収が大台に乗った話など。

2021年にジョージア大とクレムソン大のライバリーゲームが復活することになった話とか、これまで一度もFCSと対決しなかったのに2021年にFCSチームとの試合を組むも、批判を食らって今回このマッチアップを取り消すことにしたUSCの話とか、ペンステートとジョー・パターノ氏の遺族が和解した話とか。

これまでアマチュアである学生アスリートたちはお金を稼ぐことは禁止されてきました。しかし昨年カリフォルニア州が学生選手でも肖像権などを元手に報酬を得ても良いという州法が可決すると全米各地でこれに追随する州が続発。そしてついにNCAAもこの時代の流れに乗るようにこれまでの方針を180度変える動きを見せ始めています。

6月からキャンパス内での自主トレ解禁に踏み切ったNCAA。この決断が英断となるのかどうかは時間のみぞ知るという感じですが、どちらにしても閉塞するカレッジスポーツ界に一筋の光を見せてくれたのは確か。そして彼らの次なる課題はいかにしてシーズン開幕を実現させるかということ。それは想像以上に茨の道となるかもしれません。

人種差別廃絶と社会的不公正の是正を訴える抗議運動は「Black Lives Matter」のスローガンとともに全米中に拡散しましたが、その波はカレッジフットボール界にも様々な形で押し寄せておりこれまで多くのOBや現役の黒人選手たちが自分たちの思いや悩みや怒りなどを公表し始めています。

5月25日にミネアポリス市で発生した白人警官による黒人男性への暴行致死事件を受けて各地では連日人種差別や社会的不公正是正を訴える抗議行動が拡散。その規模はますます大きくなっていますが、対処する警官隊たちの行動も激化し事態は混沌化。そんな中カレッジフットボール界からも行動を起こそうという声が挙がっています。

米大学スポーツ界では学生アスリートが転校してチームを替えるというケースは少なくありません。その理由はコーチとの反りが合わないからとか、出場機会が少ないことへ不満からだとか様々な理由が挙げられますが、近年そのようなアスリートが急増。これに対応するためにNCAAがトランスファールールの改正に乗り出した模様です。

ペンシルバニア州フィラデルフィア市にキャンパスを置くテンプル大は隣接するフィラデルフィアイーグルスのホームスタジアムを借りてきました。キャンパス内に自前のホームスタジアムを案があるものの住民の反対で頓挫している中イーグルスとの契約が切れてしまい、来年以降何処で試合をするのかに注目が集まっていましたが・・・。

Pac-12カンファレンスが6月15日から選手がキャンパス内で自主トレを開始することを容認した話とか、自主トレ解禁を独自に打ち出したクレムソン大のその手法の話とか、自主トレ開始を7月1日まで先送りにしたオクラホマ大の話とか、競争上の公平性に疑問を投げかけたBig 12カンファレンスコミッショナーの談話とか。

刻一刻と変わっているコロナ情勢ですが、前回の「中編」記事から数日の間カレッジスポーツ界にも少しずつ朗報が届き始めています。「コロナ禍とカレッジフットボール」最後を締めくくるこの記事ではカレッジスポーツ界の新たな動きとともにここまでの話を総括したいと思います。

世界中に蔓延しているコロナウイルスですが、今後も長期の戦いになっていくことが予想されながらも現在のロックダウン状態から超緩やかではありますがその規制が緩んでいくのかなという兆候が見え隠れしていきました。そんな中カレッジフットボール界ではなんとしてもシーズンを迎えたいという思惑があります。それは一体何なのか?

アメリカの大学がロックダウン状態になってから早2ヶ月。季節は終業・卒業シーズンとなり通常ならば夏休みに突入するかしないか・・・という時期です。が、相変わらず自粛ムードが漂い先が見えないのが現状。果たして来季カレッジフットボールの開催はあるのか?

「The Eyes of Texas」に見るテキサス大の内情















「The Eyes of Texas」に見るテキサス大の内情













