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最新ランキングを分析【2020年度第3週目】

最新ランキングを分析【2020年度第3週目】

NCAA1部FBS(フットボールボウルサブディビジョン)の中でも上位カンファレンス群とされる「パワー5」のアトランティックコーストカンファレンス(ACC)とBig 12カンファレンスが遂に参戦を果たした先週の第2週目。全米1位のクレムソン大や5位のオクラホマ大、10位のノートルダム大らが登場し順当に勝ち星を挙げましたが、一方で「パワー5」チームが中堅カンファレンス群「グループオブ5」チームやられる波乱も。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そんな中プレシーズンランキング以来の最新ランキングが発表されました。プレシーズンランキングでは現在参加を見合わせているBig TenカンファレンスとPac-12カンファレンスチームにも票が集まっていましたが、第3週目のランキングでは遂にその面々の名前が消え、その代わりに多くの新しいチームたちがランクインしてきました。

ということでここではその最新のランキングを分析していきたいと思います。

トップ10

首位のクレムソン大は先週ウェイクフォレスト大を一蹴して手堅く開幕戦を白星で飾りランク1位を守りました。トップ票数もほぼ投票者全員となる60票を集め今の所揺るぎない全米トップチームという評価を得ています。

2位だったBig Tenのオハイオ州立大は最新ランキングで姿を消したのでそれにより繰り上がったのがアラバマ大。3位には先週5位からランクを上げたオクラホマ大。相手が超格下のミズーリ州立大だったとはいえ、48対0と完封したことが投票者たちに評価されたようです。

4位には先週と同じくまだ試合のないジョージア大。5位には先週8位だったフロリダ大が順位を3つ挙げてジャンプアップ。まだ開幕していないサウスイースタンカンファレンス(SEC)所属のフロリダ大が試合を行っていないのに6位のルイジアナ州立大を飛び越えてきたのは興味深いところ。

そのルイジアナ州立大にはトップ票が1つだけ入っています。おそらくこれは投票者の中に「前年度優勝チームは負けるまで今年も1位だ」という考えの人物がいるからなのでしょう。普通に考えれば昨年から大きく戦力を落としている彼らを1位には推さないでしょうから。

7位には先週10位のノートルダム大が来ました。今年限定でACC所属となった彼らは先週デューク大から記念すべきACC戦初白星をゲット。これまでACCはクレムソン大一辺倒でしたから、その牙城をノートルダム大が崩せるか見ものです。

8位には先週11位のアーバン大、9位には先週14位のテキサス大、10位には先週13位のテキサスA&M大がそれぞれランキングを上げてきました。まだ試合をこなしていないとはいえ、古豪テキサスA&M大が10位に食い込んできたのは感慨深いところ。実際試合が始まった時にトップ10に足る実力を持っているか注目が集まります。


11位〜15位

11位以下もそれぞれ先週の試合に勝って順位を上げてきたチーム、そしてBig TenとPac-12チームがランキングから排除されたことで自動的に順位を上げてもらったチームらが名を連ねます。「グループオブ5」勢としては最高位となる13位にはシンシナティ大。2017年に就任するまで10年以上オハイオ州立大でアシスタントを務めていたルーク・フィッケル(Luke Fickell)監督ですが、最近2年間はともに11勝を挙げるなど確実にコーチング界で株を上げている若き実力派。このまま行けば彼に「パワー5」チームから白羽の矢が立つのも時間の問題です。

そのシンシナティ大に続いて14位にやって来たのが同じく「グループオブ5」のセントラルフロリダ大。2シーズン前に完全無敗のシーズンをおくって以来彼らの名前は世に知れ渡りましたが、それを成し遂げたスコット・フロスト(Scott Frost、現ネブラスカ大監督)監督が去ってからもこの位置にランクされるほどの評価を受けているのは素晴らしいです。

そして15位には先週25位から実に10つもランキングを上げたテネシー大。まだ試合がないため前述の通りBig TenとPac-12が抜けたためにこれほどまでにランキングを上げてきたわけですが、テネシー大がここまで高順位を得たのはここ最近振り返っても記憶にありません。かつてSECを席巻するほどの力を持っていた彼らですが、果たして実力的に15位に見合うほどのチームなのか・・・。彼らの開幕が待ち遠しいです。

16位以下

16位から25位までの10チームは先週圏外から飛び込んできた新参者ばかり。ここでやはり目を引くのは19位のルイジアナ大(ラフィエット校)です。先週全米23位のアイオワ州立大を撃破するという大金星を上げた彼らがランキングに登場するのは何と1943年以来。連続ランキング外記録を1109週(!)で止め今週遂に全米の檜舞台に立つことができました。果たして彼らは最後までトップ25位以内に生き残ることができるでしょうか。

また17位には名門マイアミ大が飛び込んできました。先週アラバマ大バーミンガム校に快勝した彼らですが、ヒューストン大から鳴り物入りで転校してきたQBデリック・キング(D’Eriq King)を迎えて復活を目指します。

===

今の所不参加となっているBig Tenカンファレンスですが、現在も秋開催を諦めておらず早ければ近日中にも10月中旬に開幕する方向で調整しているという話も出てきています。そうなればオハイオ州立大やペンシルバニア州立大、ウィスコンシン大などの常連がまたランキングに舞い戻ってくることでしょうから、それまでに10位以下のチームたちはできるだけランキングを上げておきたいものです。

参考ページ2020年度シーズンランキング【第3週目】

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