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Big Tenカンファレンス参戦の意味

Big Tenカンファレンス参戦の意味

ご存じの方も多いかと思いますが、ここまで今季参戦を見合わせてきたBig Tenカンファレンスが大きく舵を切って10月第4週目から遅ればせながらカレッジフットボール界に見参することが明らかになりました。

今シーズンが開幕して既に3週目に突入しており、10月第4週目といえば既に開幕以来8週間が経つ計算になります。今季のフットボール開催に慎重になっていた彼らが心変わりを起こした裏で一体何が起きたのか?そしてBig Tenカンファレンスが殴り込んでくることが今シーズンのカレッジフットボール界に何をもたらすのか?少し見ていきたいと思います。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

経緯

コロナウイルスの世界的蔓延の影響で初夏から今季のカレッジフットボールが開催可能なのか全く見えてきませんでした。特に4月5月には当時の感染の中心地とも言えるニューヨークで毎日信じられないほどの感染者が命を落とし、また症状が重くないとはいえ感染のスピードが想像を絶するものでしたので、アメリカ全土にこの脅威が蔓延するまでそう時間はかかりませんでした。

人類が初めて遭遇したと言っても過言ではないこの新型コロナウイルス(COVID-19)にはわからないことが多すぎました。確かな予防法が見つからない中、人から人への感染力の強さからソーシャルディスタンスが基本的な予防法となり、被害が多いところでは極力外出を控えるよう要請があったほどです。

そのような世の中で大学で授業が行われるようになるのか、そしてカレッジスポーツを開催する余地があるのか、日々変わっていくコロナ関連の情報とにらめっこしながら先の見えない毎日を過ごしていたのです。

7月に入るとフットボールチャンピオンシップサブディビジョン(FCS)のアイビーリーグが秋シーズンの全スポーツ開催を延期。それに追随するカンファレンスが続出しましたが、その波がフットボールボウルサブディビジョン(FBS)にも押し寄せるのは時間の問題でした。

そして8月11日、FBSでも更に上位カンファレンス群とされる「パワー5」の筆頭とも言えるBig Tenカンファレンスが開幕の4週間も前に2020年度シーズンの秋開催を延期するという驚きの発表を行ったのです。

Big Tenがこのような決断をするという噂はその前から流れていました。それを牽制するかのように選手やコーチたちが何としても今シーズンの開幕を迎えたいと訴えていましたが、カンファレンスの医学コンサルタントが示したデータはコミッショナーであるケヴィン・ワレン(Kevin Warren)氏の首を縦に振らせませんでした。

すると即座にこの決断に納得いかないBig Tenチームが現れ、特にネブラスカ大はBig Tenを抜けてでも2020年度シーズン開幕を実現させると鼻息を荒くさせました。結局ワレン氏がこの決定を覆すことなく、秋シーズンにBig Tenが姿を消すという信じられない事態に陥ったのです。

が、選手の親がカンファレンスのHQに乗り込んで抗議行動を起こしたり、シーズン不開催の決断を再考するよう懇願する署名活動が行われたり、秋シーズン開幕を願う声は消え失せることはありませんでした。そこで所属大学の大学長が集まって再度カンファレンスがこの秋にフットボールをプレーするべきかどうかという投票がなされました。結果は11対3と圧倒的に不開催支持が大半を締め、彼らの秋シーズン開幕願望論に終止符を打った・・・かに見えました。

そして9月に入りいよいよ開幕を目指して活動を続けていたFBSの6つのカンファレンスがキックオフ。2週目にはBig Tenと同じ「パワー5」カンファレンス群所属であるアトランティックコーストカンファレンス(ACC)とBig 12カンファレンスが降臨。無観客や観客を大幅に制限する厳戒態勢ながら試合開催を可能にしているのを目の当たりにして、Big Tenでは「なぜ俺たちはプレーできないのか」という今季参戦願望論が三度噴出。そして事態はBig Tenカンファレンスが方針を180度変える、今季参戦を目指すという先日の発表に至ったのです。


何が彼らの心変わりを促したのか?

Big Ten並びに今季開幕を見送った他のカンファレンスたちにとって引っかかっていた医学的データはいくつかありましたが、どのように感染を防ぎながらチームが試合を行えるだけの環境を用意できるのかという問題や、コロナに感染した場合に人体に長期的な影響があるのかどうか、などという未知の議題もさることながら、コロナ感染が心筋炎(Myocarditis)を助長するのではないかという懸念がBig Tenなどの大学の上層部に今季開幕を足踏みさせていたのです。

参照記事心臓血管外科の病気:心筋炎(外部リンク)

同じ医学データを用いているにも関わらず、今季安全にプレーできると決断したカンファレンスもあれば、Big TenやPac-12のように慎重路線を歩むカンファレンスが出るなどカレッジフットボール界には統一性が全く見られませんでしたが、一方でBig Tenらが8月11日の時点で秋開催を見送ったのは時期早々だったのではないかと、コミッショナーであるワレン氏に非難の声が集まりました。

それでも一度は今季開催は無しという決断を下したBig Tenの大学長たち。Big Tenには多くの研究機関を保持する大学が所属しており、カンファレンスのカラーは他のカンファレンスよりもよりアカデミック寄りであると言えます。そのような大学の集まりだからこそ、医学のデータが人体に悪影響を及ぼすと示しているならばそのデータを科学的に解釈して今季のフットボール開催は控えるべきだという結論に至ったわけです。

その彼らの考えが変わった、しかも最新の投票では全会一致で秋開催にゴーサインを出したほどまでに状況が変わったのは何故なのでしょうか?

新コロナテストの登場

まず言えるのはコロナ感染拡大の抑止に欠かせないウイルス検査に新たな光が差し込んだこと。これまでは検査してから結果が出るまで数日かかるテストもありましたし、しかも検体の解析を外部で行わなければならなかったという制限がありました。

検査当日に結果がわかるというテストも出始めていますが、このようなテストは費用がかさみます。毎日所属選手及びスタッフ全員にウイルス検査を実施することができるほどの潤沢な資金を持っている大学はそうはありません。この事実がカンファレンス内で秋開催に向けて足並みを揃わせなかったのです。

しかし最近テストしたその場で結果がわかる迅速検査(ラピッド・テストRapid Test)が開発され、しかもこのテストの信用性も高く、毎日行えるだけの費用に抑えられたことが分かったことが今回Big Tenカンファレンス内に提示されたことで事態が一変。

コンタクトトレーシング

また感染者が出た場合の接触者トレース(Contact Tracking)の方法も時間が経つにつれてより簡潔化され、もしチームに感染者が出た場合でもチーム全体をシャットダウンしなくてもよいというガイドラインが提示されたことも大きかったようです。開幕しても感染者が出ることはこれまでの状況を見ると避けられないでしょうから、もしそうなった場合に自主隔離を余儀なくされる接触者が多すぎて試合が行えないという事態を避けることができる余地があることが分かったのです。

心筋炎

そして危惧されていた心筋炎への影響ですが、この件に関してもとりあえず選手らに今すぐに危害が及ぶことはないという見解が示されたということです。もちろん新型ウイルスに感染した人物にこの先5年10年後に何がもたらされるかなどは誰にもわかりませんが。

このように2週間ほど前に明示された情報よりも開幕するに足る医学的要素が揃ったと考えた大学長らがカンファレンスの開催を容認する全会一致の投票結果をもたらしたわけです。

ピア・プレッシャー

とはいえ、前回の投票時には11対3という圧倒的結果で「今季開催は危険すぎる」となっていたことを考えると今回の投票で反対する人物が誰一人としていなかったことに幾ばくかの疑問を感じてしまいます。

そこにはおそらく内外からのプレッシャーがあったこと、そして他のライバルとも言える「パワー5」チームが何とか開幕までこぎ着けて試合を行うことができたことを目の当たりにしてしまったこととも関係していると言えそうです。

もともとBig Tenカンファレンスが8月11日に秋シーズンスポーツ開催を延期することを決定したことは他の「パワー5」カンファレンスらにとっては寝耳に水でした。それまでに提示された情報をもとに彼らが開催見送りを決定した背景には、医学的・科学的根拠に基づいていち早く歴史的な決断を下さなければならないという気持ちももしかしたらあったのかもしれません。

当時の状況を考えればBig Tenは他のカンファレンスらも彼らの決定に追従してくると高をくくっていたことでしょう。しかし蓋を開けてみれば彼らに同調したのは結局Pac-12カンファレンスのみ。ACCBig 12サウスイースタンカンファレンス(SEC)らは開幕を目指すことを前提としてしばらく様子を見るスタンスを取り、Big TenとPac-12とは違う道を歩み始めたのです。

それらのチーム内では6月から自主トレが解禁になってからコロナウイルスのクラスター感染が各地で起き、場合によっては部活動が一時休止に追い込まれる大学も出ました。しかしそういった多難を乗り越え遂にシーズンは開幕。中には感染者が出たために多数の不出場選手が出たり(サンベルトカンファレンスジョージアサザン大は先週約30人の選手が出場できませんでした)、各州の方針でファンを入れない無観客試合だったり、マーチングバンドもチアリーダーもいないという音的に盛り上がらない試合だったりと、普段とは全く違う雰囲気ではありましたが、まだ開幕して2週間とはいえ今の所コロナ禍下でもカレッジフットボールは開催可能だということが世に知れ渡ったわけです。

プレシーズンランキングでは全米2位にオハイオ州立大、7位にペンシルバニア州立大、14位にウィスコンシン大、16位にミシガン大、19位にミネソタ大、24位にアイオワ大とトップ25位以内に6チームを送り込んでいたBig Ten。特にオハイオ州立大は全米制覇を狙えるだけでなく、チーム内にはハイズマントロフィー候補QBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)を擁しており、そんな彼らが他のチームがプレーするのを指を加えて眺めることしかできないというのは大変歯がゆいものだったでしょう。

しかもオハイオ州ではNFLシンシナティベンガルズクリーブランドブラウンズが先週開幕を迎え、またカレッジでもシンシナティ大アメリカンアスレティックカンファレンス所属)はプレーしていますし、挙句の果てにはオハイオ州の高校チームですら試合をすることを許されています。にもかかわらず同州の旗艦大学ともいえるオハイオ州立大だけがプレーできないという状況は彼らにしてみれば理解し難い状況だったことでしょう。

そういった内外からの圧力(ピア・プレッシャー)が今回のBig Tenカンファレンスの舵切りを促したとしても不思議ではありません。何と言ってもあのドナルド・トランプ大統領がワレンコミッショナーに直々にBig Tenの秋開催要請をしたほどでしたから。

どちらにしても秋シーズン延期をいち早く決めたことでカレッジスポーツ界のトレイルブレイザーになりたかったであろうBig Tenでしたが、結果的に彼らの決断は時期早々だったことは明らかであり、他のカンファレンスのようにできる範囲の中で様子を見ながら粛々と準備をすすめることも出来たのです。

ただ彼らの当時の決断はそれなりの理解を得られるものでもありました。特にコロナウイルスが長期的に人体に及ぼす影響などはまだ分かっておらず、そういった中で大学アスリートたちを危険に晒しながらプレーさせるのは医学的にも科学的にも倫理的にも受け入れられないとしたBig Ten大学長らの意見は正直一般的に見て大正論です。それはおそらく今も変わらないでしょう。

しかしカレッジフットボールが一大産業となってしまい、その恩恵を大きく受けながら大学を運営しているという現状がこの業界に聖域を設けてしまったわけです。カレッジフットボールは特別である、と。だから個人的にはBig Tenの参戦は喜ばしくもありますが、もし彼らがピア・プレッシャーに負けて方針を曲げざるを得なくなったのだとすればそれは非常に残念なことでもあります。大げさに言えば科学や医学と言ったアカデミアがビジネスの圧力に屈したとも考えられるからです。

開催日

紆余曲折を得てBig Tenカンファレンスの秋開催が決定したわけですが、彼らが既にシーズンが始まっている6つのカンファレンスに合流するのは前述の通り10月第4週の10月24日となります。実にあと5週間も先の話なのですが、これはここから実践に向けて部活動を練り直さなければならないのと、開幕に向けての下準備や根回しをするために必要な期間のようです。

現在のところ彼らのスケジュールはカンファレンス戦オンリーで8試合を8週間かけてこなしていくというもの。最終戦は12月5日となりちょうど他のカンファレンスの終了時に間に合うタイミングであり、これは遅れて登場しつつもナショナルタイトルを決定するCFP(カレッジフットボールプレーオフ)進出チームを選出するタイミングに合わせたスケジュールでもあります。

8試合というのは他のカンファレンスと比べると少なめではありますが、カンファレンス戦オンリーであることを考えると交流戦で格下チームと戦うようなことはなくなりますから(もっともBig Ten内に格差があることはどうにも出来ませんが)、スケジュールの質(ストレングス・オブ・スケジュール)は保てるかもしれません。

もっとも他のチームが10試合から11試合こなしている中で8試合しかプレーしないBig Tenチームを選出することがフェアなのかという議論もおそらく出てくるでしょうし、CFP進出チーム選出のプロセスに「最低OXOX試合こなさなければならない」という項目は無いため、今後はこのあたりも調整の対象になっていくでしょう。

しかし最も大きな危惧は、もし8週間で8試合行わなければならないこの状況でコロナウイルスの影響で試合が開催不可能となった場合、彼らにその試合を後回しにするという猶予がないということです。

実際この2週間の間でもヒューストン大vsメンフィス大バージニア大vsバージニア工科大ブリガムヤング大vs陸軍士官学校アーカンソー州立大vsセントラルアーカンソー大などの試合は部内感染が起きたことにより開催延期を余儀なくされています。彼らの場合はこういった事が起きることを前提としてある程度の余裕がスケジュールに組み込まれていますが、Big Tenのスケジュールにはそういった融通性がないのです。

しかも10月はインフルエンザのシーズン真っ只中。今秋アメリカ中で懸念されているのがコロナウイルスとインフルエンザの蔓延がかち合うことであり、その危険性を押しての開催であることも忘れてはなりません。

Big Tenが開催されることはスポーツファンにとっては往々にして歓迎されているニュースではありますが、茨の道であることには変わりないのです。

連鎖反応は起きるか?

そしてこのBig Tenカンファレンスの10月開催を目の当たりにして注目されるのはもう一つの「パワー5」カンファレンスである西海岸のPac-12カンファレンスです。

Pac-12もBig Tenと同時期に秋開催を見送る決定を下しました。ここまでお話したようにBig Tenでは以来秋開催するよう再考せよという論調が大きかったのですが、Pac-12カンファレンスはほぼ静観を保っていました。

しかし一心同体だと思われていたBig Tenがいよいよ寝返って(笑)大幅にかじを切ったことでPac-12カンファレンスがどうするのかに注目が集まります。

既にサザンカリフォルニア大の選手たちがカリフォルニア州知事であるギャヴィン・ニューサム氏にフットボール解禁の要望書を送ったり、逆にオレゴン州では州知事のケイト・ブラウン氏が特別処置としてオレゴン大オレゴン州立大のフットボール部活動を容認する発言を出しています。

が、肝心のPac-12カンファレンス自身は未だはっきりとした開幕へのガイダンスをリリースしていません。あったことといえばBig Tenが開幕することを発表した数日前に彼らと同じようにラピッド・テストを毎日行える目処が立ちそうだという発表があったのみ。つまりラピッド・テストが使用できそうだという発表をしたのにも関わらず、そのアイデアをBig Tenに持っていかれて先を越されてしまったというわけです。

またPac-12には西海岸側において最大のコロナ感染地であるカリフォルニア州が含まれ、ここにはサザンカリフォルニア大UCLAスタンフォード大カリフォルニア大という4つの大学がキャンパスを構えています。このこともカリフォルニア州が大規模なスポーツイベントの開催に慎重な構えを示す原因であります。

さらに不運なことに現在カリフォルニア州及びオレゴン州では史上稀に見る山火事の被害で周辺の酸素のクオリティが激減。このこともスポーツイベントを行う上でのネックとなっており、Pac-12としてはコロナと自然災害のダブルパンチを食らっているという背景も存在するのです。

噂話によればPac-12は10月末か11月の開幕を目指しているということですが、Big Tenと違って具体的なプランがまだ出ていな(もちろん水面下で調整中でしょうが)ことを考えるとこの時期がずれ込むことも考えられます。Big Tenの件でも述べた通りもしPac-12もCFP進出を目指すのであれば11月に入ってからの開幕では遅すぎます。CFPや既に開幕しているACCやBig 12およびSECらがPac-12カンファレンスのシーズンが終わるまで待つにはあまりにも時間がなさすぎます。

もしPac-12も今季開催を目指しCFP出場権を得るためには彼らには厳しい決断を下さざるを得ないデッドラインが近づいているといえます。

ちなみに同じく今季開催を見送っている「グループオブ5」の一員であるマウンテンウエストカンファレンスはBig Tenの秋季開催の決定を受け、彼ら自身は今の所秋開催を目指してはいないという声明を残しました。もう1つのカンファレンスであるミッドアメリカンカンファレンス(MAC)も現在のところ春にシーズン開催を目指しており秋開催は構想外のようです。

Big Ten開催の影響

Big Tenが参戦してくるのはまだ1ヶ月以上も先の話になりますが、これにより先に紹介した6つのプレシーズンランカーたちが殴り込んでくることになります。気になるのはそれまでに他のチームは6試合から8試合を既にこなしていることになり、その時点で開幕を迎えるBig Tenの面々にどのような評価が下されるのか気になります。

例えばプレシーズンで優勝候補の一角とされたオハイオ州立大は現時点でポテンシャルを見ればトップ3の一つのチームと言えるでしょう。しかし8週目にもなれば他のチームも試合をこなす中で成長し、また勢いづくチームも出てきますから、その時点で開幕を迎えるオハイオ州立大を筆頭としたBig Tenチームの面々がどのような評価を受けるのか・・・。

またプレシーズンランキングがリリースされた時点でBig TenとPac-12は既に開幕を延期する発表をしていたにも関わらず、そのランキングでは両カンファレンス出身チームが合計9チームもランクインしていました。そして最新のランキングからはいよいよそれらのチームが名前を消し、その恩恵を受けてランクインしてきたチームが多数存在します。

彼らにしてみればBig TenとPac-12がいないお陰でスポットライトを浴びることができるわけですが、少なくともBig Tenチームが戻ってくることで数チームは圏外に押し出されてしまう可能性もあります。

そしてBig Tenチームが参戦することでCFP進出争いが厳しくなるのは目に見えています。特にオハイオ州立大がやって来ることでCFP出場の可能性が下がるチームも出てくることでしょうから、Big Ten参戦はCFP選考委員会にとっても頭痛の種となりかねません。PR的にはオハイオ州立大やペンシルバニア州立大がいるのといないのとでは雲泥の差ですが。

そしてハイズマントロフィー争いにも注目です。Big Tenからはオハイオ州立大のQBで昨年のトロフィー最優秀候補選手でもあるジャスティン・フィールズがトロフィーレースに合流してくるはずですが、一方でその時点で他の選手はそれ相応のパフォーマンスを見せ続けていることでしょうから、アイテスト(Eye Test、主観や印象重視で見た目での評価)でフィールズらBig Ten選手は遅れを取ることは間逃れません。

いずれにしてもBig Tenカンファレンスの10月参戦はコロナの再ブレークアウトやインフルエンザの大流行でもない限り現実のものとなりそうです。正直あと1ヶ月後にカレッジフットボール界さらにはアメリカの状況がどうなっているかは見当も付きませんから、彼らの参戦が近づく10月まではニュートラルな気持ちで見守りたいと思います。

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