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QB1への道【ヒント:超難関】

QB1への道【ヒント:超難関】

オフェンスが華の時代である昨今、チームにおけるQBの重要さはかつて無いほどに認識されています。特にパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes、元テキサス工科大)を手に入れたカンザスシティチーフスが50年ぶりのスーパーボウルを手にしただけでなく2年連続その大舞台に進出したことだったり、ボルティモアレイヴンズのラマー・ジャクソン(Lamar Jackson、元ルイビル大)、クリーブランドブラウンズのベーカー・メイフィールド(Baker Mayfield、元オクラホマ大)、バッファロービルズのジョシュ・アレン(Josh Allen、元ワイオミング大)といった若く才能あふれるQBの加入でプレーオフを果たしていることからも見てとれます。

当然QBだけの力でスーパーボウルは取れませんが、やはり彼らの出来でオフェンスの得点力は変わってきますし、特にルールがよりオフェンスに有利なものに改正され続けている現状においてそれを有効に活用して結果を残せる選手がいるのといないのでは大きな差と言えます。

そんなQBですが高い前評判を背負ってカレッジからドラフトを経て戦場をNFLに移したものの、それ相応の結果を残す選手になる確率というのはあまり高くありません。

大学時代に世紀の逸材と言われる選手でもNFLで全く芽が出ないQBは山ほどいます。むしろ期待通りの働きをする選手を発掘するのほうが難しいのが現状です。それだけQBのスカウティングが難しいといことでしょうし、それに輪をかけてQBというポジョションがフィールド上で単一のポジションであることもことを難しくしているに違いありません。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

2021年NFLドラフトのQBたち


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今年のドラフトでは合計10人のQBがドラフトされていきましたが、そのうちの半分である5人が第1巡目にセレクトされました。いかがその10人です。

R1トレヴァー・ローレンスCLEMJAX
R1ザック・ウィルソンBYUNYJ
R1トレイ・ランスNDSUSF
R1ジャスティン・フィールズOSUCHI
R1マック・ジョーンズALANE
R2カイル・トラスクFLATB
R3ケレン・モンドTAMUMIN
R3デーヴィス・ミルズSTANHOU
R4イアン・ブックNDNO
R6サム・エリンガーTXIND

第1巡目に5人のQBが選ばれるのは2018年のドラフト以来。この時は合計で13人ものQBが指名されていきました。毎年10〜15人前後のQBがプロのドアを叩くわけですが、当然先発QBの数は32人。そのバックアップも3軍まで入れれば64人となり、しかも毎年先発QBが入れ替わる訳ではないので毎年10〜15人程度の新人が入ってこようものならばNFLのQB界隈は飽和状態に陥るわけです。

今年ドラフトされた10人のQBは大学時代名を馳せたスターばかり。しかしだからといって皆が先発QBになるとは限りませんし、バックアップとしてでも3年後もプロの世界に居続けることができるなんて保証はどこにもありません。

そこで次は過去5年間(2016年から2020年)にドラフトされたQBの現在の行く末を追ってみます。


最近5年間でドラフトされたQBたちの今

2016年


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選手名チーム現状
R1ジャレッド・ゴフCAL→LAR先発
R1カーソン・ウェンツNDST→PHI先発
R1パクストン・リンチMEM→DEN解雇
R2クリスチャン・ハッケンバーグPSU→NYJ解雇
R3ジャコビー・ブリセットNCST→NE控え
R3コディ・ケスラーUSC→CLE解雇
R4コナー・クックMSU→OAK解雇
R4ダーク・プレスコットMSST→DAL先発
R4カーデイル・ジョーンズOSU→BUF解雇
R5ケヴィン・ホーガンSTAN→KC解雇
R6ネイト・サドフェルドIU→WAS控え
R6ジェイク・ルドックMICH→DET控え
R6ブランドン・アレンARK→JAX控え
R6ジェフ・ドリスケルLT→SF解雇
R7ブランドン・ドウティWKU→DAL解雇

総合ドライチのジャレッド・ゴフ(Jared Goff、元カリフォルニア大)はロサンゼルスラムスに入団。3年目にはスーパーボウルに出場し惜しくも優勝は逃しましたが確実にスターダムの階段を登っているかに見えました。しかし2019年度と2020年度シーズンは共に9勝どまりで今年3月にチームはゴフをデトロイトにトレードで放出。先発候補であることは変わりませんが、彼のフェイムに傷がついたことは確かです

総合2位でフィラデルフィアイーグルスにドラフトされたカーソン・ウェンツ(Carson Wentz、元ノースダコタ州立大)も2017年度に大活躍しリーグMVP候補に上げられましたが膝の怪我でシーズン終盤を棒に振る不幸に見舞われました。そしてそれ以来彼のプロダクションは下降をたどる一方。結局ウェンツも今年3月にインディアナポリスコルツにトレードに出されてしまいました。

このドラフトクラスでサプライズな活躍を見せることになるのが現在ダラスカウボーイズに所属するダーク・プレスコット(Dak Prescott、元ミシシッピ州立大)。トニー・ロモ(Tony Romo、元イースタンイリノイ大)氏のバックアップとして入団するも、初年度にロモ氏が首の骨を骨折する大怪我を負い戦線離脱。その間にプレスコットが先発の座を任され、以来そのまま正QBの座を射止めました。

以上の3人以外では現マイアミドルフィンズのジャコビー・ブリセット(Jacoby Brissett、ノースカロライナ州立大)が過去インディアナポリス時代に先発経験がありますが(2017年と2019年)、現在はマイアミでバックアップ要員。

つまり2016年のドラフトでプロ入りした15人のQBのうち、先発を務めたのは4人、さらに現在までフランチャイズQBに成長したのは3人ということです。しかしゴフとウェンツがトレードされてしまったことを考えれば、実際にはダラスのプレスコットが唯一絶対的な先発QBであるといえます。15人中たったの1人です。

2017年


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選手名チーム現状
R1ミッチ・トルビスキーUNC→BUF控え
R1パトリック・マホームズTT→KC先発
R1デショーン・ワトソンCLEM→HOU先発
R2デショーン・カイザーND→CLE控え
R3デーヴィス・ウェブCAL→NYG控え
R3C.J・べサードIA→SF控え
R4ジョシュア・ドブスTEN→PIT控え
R5ネイサン・ピーターマンPIT→BUF控え
R6ブラッド・カーヤMIA→DET解雇
R7チャド・ケリーMISS→DEN解雇

総合2番手でミッチ・トルビスキー(Mitch Trubisky、元ノースカロライナ大)を選択したシカゴベアーズの決断には賛否がわかれました。特に同じドラフト出身ですでにリーグを背負って立つQBとなったパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes、元テキサス工科大)を差し置いてトルビスキーを指名したことでさらに火に油を注ぐことに。結局トルビスキーは今年バッファロービルズにトレードに出されました。

またデショーン・ワトソン(Deshaun Watson、元クレムソン大)もルーキーシーズンから先発に定着。過去4年間でチームを2度プレーオフに導くなど先発QBとして定着。しかし上層部と反りが合わずにトレードを要求すると現在はスキャンダルの影響でその状況も微妙なものに。

結果的にこの年のドラフトで指名された10人のQBのうち先発に定着したのは第1巡目の3人。そして実力的に現在も先発の器であるのはマホームズとワトソンの2人ですが、ワトソンの今後の動向を考えるとひょっとしたらマホームズが唯一フランチャイズQBとなる可能性も否定できません。

2018年


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選手名チーム現状
R1ベーカー・メイフィールドOU→CLE先発
R1サム・ダーノルドUSC→NYJ先発
R1ジョシュ・アレンWYO→BUF先発
R1ジョシュ・ローゼンUCLA→ARI控え
R1ラマー・ジャクソンLOU→BAL先発
R3メイソン・ルドルフOKST→PIT控え
R4カイル・ロレッタRICH→NYG控え
R5マイク・ホワイトWKU→DAL控え
R6ルーク・フォルクWSU→TEN解雇
R6ターナー・リーNEB→JAX解雇
R7ダニー・エトリングLSU→NE控え
R7アレックス・マッガウFIU→SEA控え
R7ローガン・ウッドサイドTOL→CIN控え

QB豊作の年として知られる2018年のドラフトでは第1巡目に5人ものQBが指名されました。そのどのQBも先発候補と言われたなかでそれを果たせなかったのはジョシュ・ローゼン(Josh Rosen、元UCLA、現サンフランシスコ49ers)のみ。ただローゼンはチャンスさえ訪れればまだやれるような気がしてはいるのですが・・・。

また今年のドラフト直前にニューヨークジェッツからトレードに出されたサム・ダーノルド(Sam Darnold、元サザンカリフォルニア大、現カロライナパンサーズ)ですが、ジェッツでの不調は必ずしも彼だけの責任とは言えず、移籍したとはいえまだダーノルドは先発QBといてやっていけるだけの素質は持っていると思えます。

ベーカー・メイフィールド(Baker Mayfield、元オクラホマ大、現クリーブランドブラウンズ)、ジョシュ・アレン(Josh Allen、元ワイオミング大、現バッファロービルズ)、ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson、元ルイビル大、現ボルティモアレイヴンズ)の3人は確実にチームの中心となった選手たち。もちろんあと2〜3年もすれば状況が変わっている可能性もありますが、いまのところ1巡目選択選手としての使命を果たしています。

その他で今後試合出場する可能性が残されているとすれば現ピッツバーグスティーラーズのメイソン・ルドルフ(Mason Rudolph、元オクラホマ州立大)ぐらいなもの。ローゼンも含めてあげれば13人のQB中6人の選手が実質的なアクティブロースターの選手ということになります。

2019年


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選手名チーム現状
R1カイラー・マレーOU→ARI先発
R1ダニエル・ジョーンズDUKE→NYG先発
R1ドゥウェイン・ハスキンズOSU→WSH控え
R2ドリュー・ロックMIZZ→DEN先発
R3ウィル・グリアーWVU→CAR控え
R4ライアン・フィンリーNCST→CIN控え
R4ジャレット・スティッドハムAUB→NE控え
R5イーストン・スティックNDST→LAC控え
R6ガードナー・ミンシューWSU→JAX控え
R6トレース・マクソーリーPSU→BAL控え

209年のドラフトクラスにはこれまで先発を任されたことがあるQBが5人居ますが、確固たるスターターの座を守っているのはカイラー・マレー(Kyler Murray、元オクラホマ大、現アリゾナカーディナルズ)とダニエル・ジョーンズ(Daniel Jones、元デューク大、現ニューヨークジャイアンツ)の二人。ドリュー・ロック(Drew Lock、元ミズーリ大、現デンバーブロンコス)も昨年先発を任されましたが、確実にその座を射止めたかといえば微妙なところ。

オハイオ州立大ドゥウェイン・ハスキンズ(Dwayne Haskins、現ピッツバーグスティーラーズ)も先発要員として何度か起用されましたが、昨シーズン中にその体たらくさ故にワシントンからリリースされてしまいました。

そして第6巡目のQBであるジャクソンビルジャガーズのガードナー・ミンシュー(Gardner Minshew、元ワシントン州立大)はその個性的な口ひげと6巡目選手というアンダードッグ精神から「ミンシューマニア」というファンを生み出すほどの注目を浴びましたが、2年目の昨年に怪我で欠場している間に先発の座を奪われ、また今年のドラフトで総合1位でジャクソンビルがトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence、元クレムソン大)をドラフトしたことでミンシューはチームの構想からは外れていくことでしょう。

ということでこの年にドラフトされたQBで戦力として起用されたQBは5人、そのなかでも3人が先発として昨シーズンを終え、実質的にはマレーとジョーンズの二人がフランチャイズQBとして君臨していることになります。

2020年


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選手名チーム現状
R1ジョー・バロウLSU→CIN先発
R1トゥア・タガヴァイロアALA→MIA先発
R1ジャスティン・ハバートORE→LAC先発
R1ジョーダン・ラブUSU→GB控え
R2ジェイレン・ハーツALA→PHI先発
R4ジェコブ・イーソンUW→IND控え
R4ジェームス・モーガンFIU→NYJ控え
R5ジェイク・フロームUGA→BUF控え
R6ジェイク・ルットンORST→JAX控え
R7コール・マクドナルドHI→TEN控え
R7ベン・ディヌッチJMU→DAL控え
R7トミー・スティーヴンスMIST→NO控え
R7ネイト・スタンリーIA→MIN控え

そしてこれがちょうど1年前のドラフトでプロ入りしたQB13人です。たった一年で彼らの行く末を図ることは出来ませんが、やはり先発QBたる選手は第1巡ないし第2巡目で選ばれています。

その中でも最初の3人、ジョー・バロウ(Joe Buffow、元ルイジアナ州立大、現シンシナティベンガルズ)、トゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa、元アラバマ大、現マイアミドルフィンズ)、ジャスティン・ハバート(Justin Herbert、元オレゴン大、現ロサンゼルスチャージャーズ)は第1巡目の上位10番目以内にドラフトされた逸材。先発選手として定着するかはまだまだ見守る必要はありますが。

またジョーダン・ラブ(Jordan Love、元ユタ州立大)は現在グリーンベイパッカーズ内で揺れるアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers、元カリフォルニア大)の去就問題の遠因とも言える選手(本人に非はありませんが)。もし本当にロジャースが退団することになればラブ時代到来ということになるのでしょうが・・・。

そして昨年終盤にフィラデルフィアイーグルスで不調だったカーソン・ウェンツ(Carson Wentz、元ノースダコタ州立大)の代わりに先発起用されたジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts、元オクラホマ大)ですが、ウェンツがインディアナポリスへトレードに出されたことでハーツが先発QBに着任する可能性は出てきましたが、それはなんら保証されていることではありません。

それ以外の選手で今後花が咲く可能性があるとすれば所属するチームの先発選手が怪我で戦線を退いている間に先発を奪うというパターンでしょう。しかしそれには最低でも控えQBで一番手まで登りつめなければならなく、それに当てはまるQBは今の所ないでしょう。あとは強運も携わっていなければならないでしょうね。

QB1への道


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そんなわけで過去5年間にドラフトされたQBの動向をまとめてみると・・・。

先発控え解雇合計
201634815
201726210
201847213
201937010
202049013

合計61人中現在先発QBとなっているのは16人(26%)。控えもいれて現在NFLに生き残っているのは49人(80%)。ただこの控えというカテゴリーにはチーム内の練習相手としての選手も含まれており、実質的に試合に出れるかもしれない控え選手の数はもっと少なくなります。

そしてNFLに32人いる全先発QBで比べると過去5年間でドラフトされたQBが先発を占めている割合はちょうど5割となっています。それ以前のドラフトでプロ入りしたQBのうち先発QBとしてある一定期間活躍した選手を見てみると・・・(太字は現役選手)。

2015ジェイミス・ウィンストン(元フロリダ州立大、現ニューオーリンズ)
マーカス・マリオタ(元オレゴン大、現ラスベガス)
2014デリック・カー(元フレズノ州立大、現ラスベガス)
ジミー・ガロポロ(元イースタンイリノイ大、現サンフランシスコ)
テディー・ブリッジウォーター(元ルイビル大、現デンバーブロンコス)
2013該当者なし
2012ライアン・タネヒル(元テキサスA&M大、現テネシー)
ラッセル・ウィルソン(元ウィスコンシン大、現シアトル)
カーク・カズンズ(元ミシガン州立大、現ミネソタヴァイキングス)
アンドリュー・ラック(元スタンフォード大)
2011キャム・ニュートン(元アーバン大、現ニューイングランド)
アンディ・ダルトン(元テキサスクリスチャン大、現シカゴ)
コリン・キャパニック(元ネバダ大)
2010サム・ブラッドフォード(元オクラホマ大)
2009マット・スタフォード(元ジョージア大、現ロサンゼルスラムズ)
マーク・サンチェス(元サザンカリフォルニア大)
2008マット・ライアン(元ボストンカレッジ、現アトランタ)
ジョー・フラッコ(元デラウエア大、現フィラデルフィア)
2007ライアン・フィッツパトリック(元ハーバード大、現ワシントン)
2006ジェイ・カットラー(元ヴァンダービルト大)
2005アーロン・ロジャース(元カリフォルニア大、現グリーンベイ)
アレックス・スミス(元ユタ大)
2004ベン・ロスリスバーガー(元マイアミ大[OH]、現ピッツバーグ)
イーライ・マニング(元ミシシッピ大)
フィリップ・リバース(元ノースカロライナ州立大)
マット・シュワブ(元バージニア大)
2003カーソン・パルマー(元サザンカリフォルニア大)
2002該当者なし
2001マイケル・ヴィック(元バージニア工科大)
ドリュー・ブリーズ(元パデュー大)
2000トム・ブレディ(元ミシガン大、現タンパベイバッカニアーズ)
チャド・ペニントン(元マーシャル大)
マーク・バルガー(元ルイビル大)

以上を見ていただければ分かる通り、各ドラフトで10〜15人前後のQBが指名されるのに対して結果を残せるQBというのはほんの一握りの選手だけなのです。たとえそれが第1巡目のQBだったとしてもNFLで結果を残せるなどという保証はないわけです。

第1巡目で指名されたとしても・・・


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そこで今度は過去2007年から2016年の10年間のドラフトで第1巡目に選ばれたQBをリストアップしてみたいと思います。(太字はQBとしてある程度結果を残せた選手)

2016ジャレッド・ゴフ
カーソン・ウェンツ
パクストン・リンチ(元メンフィス大)
2015ジェーミス・ウィンストン
マーカス・マリオタ
2014ブレイク・ボートルズ(元セントラルフロリダ大)
ジョニー・マンゼル(元テキサスA&M大)
テディー・ブリッジウォーター
2013E.J.マニュエル(元フロリダ州立大)
2012アンドリュー・ラック
ロバート・グリフィン・III(元ベイラー大)
ライアン・タネヒル
ブランドン・ウィーデン(元オクラホマ州立大)
2011キャム・ニュートン
ジェイク・ロッカー(元ワシントン大)
ブライアン・ガバート(元ミズーリ大)
クリスチャン・ポンダー(元フロリダ州立大)
2010サム・ブラッドフォード(元オクラホマ大)
ティム・ティーボ(元フロリダ大)
2009マット・スタフォード(元ジョージア大)
マーク・サンチェス(元サザンカリフォルニア大)
ジョシュ・フリーマン(元カンザス州立大)
2008マット・ライアン(元ボストンカレッジ)
ジョー・フラッコ(元デラウエア大)
2007ジャマーカス・ラッセル(元ルイジアナ州立大)
ブレディ・クウィン(元ノートルダム大)

この間にファーストラウンダーとしてNFL入りした26人中13人とちょうど半分の選手たちが当初の期待に応えられなかったというデータが出てきました。第1巡目といえば即戦力として期待される未来のフランチャイズQBたる選手とすることができると思いますが、単純計算でその半分が期待はずれだったか、もしくは首脳陣の選手を見る目がなかった、ということができるわけです。

もっともロバート・グリフィン・III(Robert Griffin III、元ベイラー大)は才能はありながらも怪我に泣かされたという不運があったのも事実。怪我ばかりは流石に予想することは出来ませんからね。それはアンドリュー・ラック(Andew Luck、元スタンフォード大)氏にも言えることで、彼も怪我がなければもっと長くNFLでプレーできていたに違いありません。

そして現在までフランチャイズQBとしてチームに君臨できた選手を見たとき、その大多数が1巡目ないし2巡目の選択選手となっています。そういった意味では早いラウンドで指名されたほうがNFLで生き残る確率が高いということになると思います。当然といえば当然ですが。

逆に言えば後半のラウンドでドラフトされたQBの生存率は低くなるというわけですが、今回ここで紹介したQBのなかで4巡目以降で指名されながら予想以上の働きをみせてきたQBというのはたったの3人しかいません。

選手名出身大学ラウンド
2000トム・ブレディミシガン大6巡目
2007ライアン・フィッツパトリックハーバード大7巡目
2016ダーク・プレスコットミシシッピ州立大4巡目

2000年から2016年までの間にドラフトされたQBの総数は215人であることを考えるとドラフトの中巡目以降に指名されたQBが生き残る確率が極端に稀であることがおわかりいただけると思います。

そこでいま一度今年のドラフトで指名されたQBを見てみましょう。

R1トレヴァー・ローレンスCLEMJAX
R1ザック・ウィルソンBYUNYJ
R1トレイ・ランスNDSUSF
R1ジャスティン・フィールズOSUCHI
R1マック・ジョーンズALANE
R2カイル・トラスクFLATB
R3ケレン・モンドTAMUMIN
R3デーヴィス・ミルズSTANHOU
R4イアン・ブックNDNO
R6サム・エリンガーTXIND

これまでのトレンドをなぞると今回第1巡目でドラフトされた精鋭QBが5人居ますが、彼らの中で3年から5年後に戦力として生き残る可能性があるのは半分かそれ以下ということになります。そしてイアン・ブック(Ian Book、元ノートルダム大)、サム・エリンガー(Sam Ehlinger、元テキサス大)が生き残る可能性も低くなるというわけです。

ドラフトされるのは一生に一回。しかも限られたエリートだけが手にすることができる貴重な経験なわけですが、しかしながらそれがプロで成功することに直結することはなく、ドラフトされてもその多くのプロ選手生命は平均で3年程度だと言われています。

今回1巡目で選択されたQBは現時点ではどの選手にもNFLで成功できるだけのポテンシャルが宿っていると言えます。ただそれを活かすも殺すも所属チームでの戦略に自分の能力がハマるかどうか、出場機会が与えられるかどうか、選手生命を脅かすような怪我を負わないかどうか、それよりなにより自分が期待に応えられるようなパフォーマンスを見せられるかどうかにかかっています。

数年後振り返った時、果たしてこの顔ぶれから何人のQBが生き残っているか?そして1巡目以外の選手で名を馳せる選手が出てくるのか?今後の彼らの動向を見守っていきましょう。

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