6月からキャンパス内での自主トレ解禁に踏み切ったNCAA。この決断が英断となるのかどうかは時間のみぞ知るという感じですが、どちらにしても閉塞するカレッジスポーツ界に一筋の光を見せてくれたのは確か。そして彼らの次なる課題はいかにしてシーズン開幕を実現させるかということ。それは想像以上に茨の道となるかもしれません。
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人種差別廃絶と社会的不公正の是正を訴える抗議運動は「Black Lives Matter」のスローガンとともに全米中に拡散しましたが、その波はカレッジフットボール界にも様々な形で押し寄せておりこれまで多くのOBや現役の黒人選手たちが自分たちの思いや悩みや怒りなどを公表し始めています。
5月25日にミネアポリス市で発生した白人警官による黒人男性への暴行致死事件を受けて各地では連日人種差別や社会的不公正是正を訴える抗議行動が拡散。その規模はますます大きくなっていますが、対処する警官隊たちの行動も激化し事態は混沌化。そんな中カレッジフットボール界からも行動を起こそうという声が挙がっています。
米大学スポーツ界では学生アスリートが転校してチームを替えるというケースは少なくありません。その理由はコーチとの反りが合わないからとか、出場機会が少ないことへ不満からだとか様々な理由が挙げられますが、近年そのようなアスリートが急増。これに対応するためにNCAAがトランスファールールの改正に乗り出した模様です。
ペンシルバニア州フィラデルフィア市にキャンパスを置くテンプル大は隣接するフィラデルフィアイーグルスのホームスタジアムを借りてきました。キャンパス内に自前のホームスタジアムを案があるものの住民の反対で頓挫している中イーグルスとの契約が切れてしまい、来年以降何処で試合をするのかに注目が集まっていましたが・・・。
Pac-12カンファレンスが6月15日から選手がキャンパス内で自主トレを開始することを容認した話とか、自主トレ解禁を独自に打ち出したクレムソン大のその手法の話とか、自主トレ開始を7月1日まで先送りにしたオクラホマ大の話とか、競争上の公平性に疑問を投げかけたBig 12カンファレンスコミッショナーの談話とか。
2019年度にジョージア大がリクルーティングに費やした金額がとんでもない額だった話とか、クレムソン大のバックアップQBチェイス・ブライスが転校を決めたこととその新天地の話とか、アリゾナ州立大が2人のNFLベテランをディフェンシブコーディネーターに据えた話とか。
ベイラー大監督に就任するためにルイジアナ州立大を去った元DCデイヴ・アランダ氏の後釜に元ヤングスタウン州立大監督のボ・ペリーニ氏が「凱旋」することになった話と、コロラド大で永久欠番となっていた3つの背番号が解禁となった話とか。
前回の記事でカレッジスポーツ界でのコロナウィルスの影響少しご紹介しましたが、あれから3、4日しか経っていないのにカレッジスポーツ界は激変。ということで今回は3月12日以降に起きたコロナウィルスに関するカレッジフットボール並びにカレッジスポーツ全体のニュースを時系列でご紹介します。
コロナウィルスの蔓延に歯止めが効かない中、世界保健機関(WHO)は今回のコロナウィルスの感染がパンデミック、つまり世界的な大流行だと公式に発表しました。すでに各国のスポーツ業界でも無観客試合や試合のキャンセル・延期などが実施されていますが、アメリカのカレッジスポーツ界もこれに漏れず影響を受けています。
元ルイジアナ州立大QBでハイズマントロフィーを獲得したジョー・バロウの母校である高校が彼にちなんである命名をした話とか、そのルイジアナ州立大を率いたエド・オルジェロン監督が手に入れた破格のボーナスの話とか、オハイオ大フランク・ソリッチ監督の契約更新の話とか、元ルイビル大監督のボビー・ペトリノ氏の新任先の話とか。
今年1月のCFPタイトルゲームでのOBJの騒動を受けた新対策の話とか、2018年に大怪我を負ったUCFのマッケンジー・ミルトンの現状の話とか、ディオン・サンダース氏が将来的に監督となるかもしれない話とか、ノートルダム大とカリフォルニア大が50年以上ぶりに対戦することになった話とか。
元テキサス大スターQBヴィンス・ヤング氏の不手際の話とか、アップルとPac-12がタッグを組む・・・かもという話とか、NCAAがヒューストン大に下した制裁の話とか、マイアミ大に憧れた高校生の悲劇とそれにまつわるマイアミ大の粋な計らいの話とか。
ノースウェスタン大の卒業率の話とか、ミシガン大のリクルートが引退したのにスカラシップを授与された話とか、テキサスA&M大の思わぬ好収入の話とか、2019年に殿堂入りした選手・コーチの話とか。
その年に最も活躍した選手に贈られる、カレッジフットボール界最高峰の個人賞であるハイズマントロフィー。手にすれば未来永劫語り継がれるという誰もが憧れるこのアワードを今年手にしたのはルイジアナ州立大QBジョー・バロウでした。ここに至るまで数奇な道を辿ったバロウに迫ります
2019年度のサウスイースタンカンファレンス(SEC)優勝決定戦、全米2位のルイジアナ州立大と4位のジョージア大がジョージア州アトランタ市で12月7日に激突。カレッジフットボールプレーオフ進出もかかったこの大舞台の見どころを紹介します。
今季ここまで4勝6敗と芳しくないBig Tenカンファレンスのネブラスカ大。彼らを率いるのは今年2年目のスコット・フロスト監督ですが、かつて彼が率いていたセントラルフロリダ大は2年目にパーフェクトシーズンを送ったこともあり、彼の母校であるネブラスカ大でもその再現を期待したファンは多かったのですが・・・。
ACC所属のルイビル大のスタジアムはかつて「パパ・ジョーンズ・カーディナルスタジアム」と呼ばれていました。この「パパ・ジョーンズ」というのはアメリカでは有名なピザ屋のチェーン店。このピザ屋の名前を冠したスタジアムでしたが昨年ある事件が元でこの名前を撤去。それを巡った顛末の話です。
カレッジフットボール界では様々な場面で巨額のお金が動いていることはこのサイトでも多々紹介しています。コーチのサラリー、スタジアムの改築費、バイアウト費、後援者の寄付金、テレビ放映権とこのスポーツが巨額の富を生む立派なビジネスであることは明らかです。今回はさらにこのスポーツならではの大金の流れの話です。
ツイッターやこの記事でもすでに紹介しましたが、先週マイアミ大とのライバルゲームで27対10と惨敗し今季4勝5敗となったフロリダ州立大はウィリー・タガート(Willie Taggart)監督をシーズン途中ながら解雇する苦肉の決断を下しました。
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