2019年度10月の通信簿

今シーズンも早いもので11月に突入。レギュラーシーズンもカンファレンス優勝決定戦を含めればあと多くて5試合というところまでやってきました。

今回は9月に続き10月を振り返りここまでの主なチームの浮き沈みを振り返って彼らの通信簿を付けてみたいと思います。当然ながら独断の偏見ですのであしからず。

A(よく出来ました)

ルイジアナ州立大

10月に当時7位のフロリダ大と9位のアーバン大を倒し無敗街道を突き進むルイジアナ州立大は先週のランキングで遂にアラバマ大を抜いて全米1位に上り詰めました。10月だけ見れば彼らが世に示してきたことを考えれば「A」評価を受けるのは当然と言えるでしょう。

アラバマ大

アラバマ大はテネシー大戦でQBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)を負傷で失いましたがここまで8連勝を守っています。ルイジアナ州立大ほどの厳しいスケジュールをこなしてきてはいませんが、来週末の彼らとの直接対決まで無敗を守ったことに意味があります。

オハイオ州立大

オハイオ州立大も上記のチームと同じようにここまで全勝のチーム。ミシガン州立大(当時25位)とウィスコンシン大(13位)というランクチームを大差をつけて退けたことで彼らは3位までランキングを上げてきました。攻守ともにスター選手を抱えるこのチームを現時点でナンバーワンだと押す声も少なくありません。

クレムソン大

前年度覇者のクレムソン大もここまで8勝無敗。9月中はディフェンディングチャンピオンらしくないパフォーマンスがちらほら見られランキングでも首位から陥落。現在は4位に甘んじていますが、10月の全3試合では相手を149対31と圧倒。彼らの場合は無敗を守りさえすれば問題なくプレーオフ出場が可能となるでしょうから、これまでの結果は当然評価されるべきです。

ペンシルバニア州立大

上位5位はすべて8勝0敗となっていますが、その最後のチームとなるのが5位のペンシルバニア州立大。当時17位のアイオワ大、16位のミシガン大を倒した彼らはライバル・ミシガン州立大も一蹴しプレーオフ進出に向けて大外から巻いてくるダークホース的存在から実力でその座をもぎ取れるところまでやってきました。11月の動向が非常に楽しみです。

オレゴン大

オレゴン大は初戦でアーバン大に敗れ早々と1敗を喫してしまったことで一度はランキングを落としましたが、それ以来破竹の7連勝で6位まで順位を上げてきました。Pac-12からプレーオフに進出できるチームとしての希望を一手に背負います。

ユタ大

ユタ大もオレゴン大と同じくPac-12出身チームで9月にサザンカリフォルニア大から黒星を喫するもそれ以外はすべての試合で白星を収めオレゴン大のすぐ後ろである9位に位置しています。南地区代表としてオレゴン大と激突することが予想されますがそこまで1敗を守って凌げるか見ものです。

ベイラー大

ベイラー大も10月31日にウエストバージニア大を接戦の末に下し8勝0敗。Big 12カンファレンスでは唯一の無敗チームとなりました。このまま11月の怒涛のフィニッシュ(テキサス大とオクラホマ大戦)を迎えます。

ミネソタ大

強豪ひしめくBig Tenカンファレンスにおいてここまで正直彼らのスケジュールは厳しいものとはいえませんが、それでも8連勝という80年来の快進撃をみせるミネソタ大の活躍を評価しない理由はありません。

サザンメソディスト大

こちらのサザンメソディスト大も1980年代以来の絶好調。「グループオブ5」カンファレンス群からの期待の星としてこのまま無敗を守れるでしょうか。


B(よく出来ました)

フロリダ大

ルイジアナ州立大に惜しくも競り負けはしましたが、その虎の子の1敗を守り6位に位置しているフロリダ大。今週末のジョージア大との一騎打ちに競り勝てばSEC東地区制覇がぐっと現実味を帯びてきます。

ジョージア大

ジョージア大はサウスカロライナ大にまさかの敗戦を喫し痛い1敗を記録してしまいました。10月の終わりには9位まで何とか戻してきましたが、自力でプレーオフ進出が難しくなってきたことに変わりはありません。

オクラホマ大

オクラホマ大は8戦目にしてカンザス州立大に敗れるという波乱。ここから巻き返しを図るにはもう2度と負けられないばかりか、対戦相手を完膚なきまでに叩く必要がありそうです。

アーバン大

アーバン大は10月の3試合のうち2試合を僅差で落としました。その相手が10位(当時)のフロリダ大と2位(同)のルイジアナ州立大。試合内容を見れば彼らが今季のトップチームであることに代わりはありませんが、1ヶ月の間に2敗してしまったという事実は隠しようがありません。

ミシガン大

開幕以来不甲斐ないチーム力で確固たる強さを披露することができなかったミシガン大はペンシルバニア州立大に敗れ2杯めを喫しました。が、その翌週となる10月最後の試合のノートルダム大戦では見違えるような強さを見せてくれました。11月の彼らの追い上げに期待大です。

サザンカリフォルニア大

サザンカリフォルニア大はノートルダム大に敗れ3敗目となりいよいよクレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督の首も怪しくなったかと思われましたが、10月最後に2連勝を飾りしかもPac-12南地区では現在首位に立っており、ここに来てにわかに彼らのシーズンに希望の光が出てきました。

UCLA

UCLAは9月までの時点で1勝4敗とかなり手痛い立ち上がりとなり、夢も希望もなくなったかと思われましたが、スタンフォード大とアリゾナ州立大に連勝しチップ・ケリー(Chip Kelly)監督のオフェンスがクリックし始めた模様。このまま残りの試合をすべて勝利できればボウルゲーム出場も夢ではなくなります。

イリノイ大

イリノイ大は開幕後2連勝(格下相手ですが)の後4連勝となり、ロヴィー・スミス(Lovie Smith)監督の進退問題に発展しかねない展開となりましたが、当時6位のウィスコンシン大から大金星を奪うと翌週のパデュー大線でも勝利し彼らとしては非常に稀となる連勝を飾って10月を終えました。今後彼らがどれだけ白星を重ねられるかわかりませんが、ここまでのイリノイ大の不調度合いを見ればこの2連勝だけでも大変な価値があります。


C(頑張りましょう)

ノートルダム大

一番いい時で全米7位までランクを上げていたノートルダム大は先週ミシガン大に敗れ2敗目を喫してしまいました。どのカンファレンスにも属さない彼らにとってプレーオフに進出することがシーズンが成功したかどうかのバロメーターとなりますから、2敗したことでプレーオフレースから脱落してしまったことは彼らにとって大変な痛手となりました。

ウィスコンシン大

一時はオハイオ州立大かウィスコンシン大かと言われていたBig Ten所属チームですが、10月19日に格下イリノイ大からまさかの敗戦を食らうとその翌週のオハイオ州立大戦では相手に何も出来ずに完敗。この終盤の2連敗は痛すぎます。

テキサス大

今季Big 12カンファレンスでの覇権を取り戻すかと思われていたテキサス大でしたがライバルオクラホマ大に敗れるとテキサスクリスチャン大にも敗れ一気にランク外へ転落。これですでに3敗目となり開幕前に膨らんでいた大きな期待は激しく萎んでしまいました。

ワシントン大

開幕前はPac-12カンファレンスで唯一プレーオフ出場の可能性を秘めているなんて言われていたワシントン大ですが、10月に2敗を喫して11月に突入する前に3度も黒星を喫するという期待はずれの展開に。

アリゾナ州立大

開幕後5勝1敗で今年2年目となるハーム・エドワーズ(Herm Edwards)監督が年間最優秀監督候補だなんて言われたこともありましたが、10月最後に2連敗。期待度が高まっていただけにこの急降下はいただけません。


D(残念です)

ミシガン州立大

毎年なんだかんだと戦える集団を世に送り出してきたミシガン州立大ですが10月は3試合全てにおいて完敗。得失点数も17対100と散々でマーク・ダントニオ(Mark Dantonio)監督の指導力の低下が不安視されるところです。

シラキュース大

開幕当初は21位にランクされていたシラキュース大は10月一つも試合に勝つことが出来ず現在3勝5敗。昨シーズンは10勝3敗としその勢いをもって今年も勝ち進むと思われていましたが、今年のこれまでの結果を見れば開幕前の高評価はとんだ誤算です。

ネブラスカ大

ネブラスカ大も開幕時から期待度の高かったチームですが、ミネソタ大とインディアナ大とこれまでなら十分勝てていた試合をことごとく落とし現在4勝4敗。プレシーズンのランキングで25位入りを果たしていましたが、彼らを見ていると如何にそのプレシーズンラキングがあてにならないかを再確認させられます。

ノースウェスタン大

昨年Big Tenカンファレンス西地区を制したノースウェスタン大は9月の時点から数えて5連敗を含む1勝6敗。彼らは元々強豪チームというわけではありませんが、条件が揃えば10勝をあげられるチームですから、今季の彼らの絶不調は残念以外の何物でもありません。

パデュー大

パデュー大もノースウェスタン大と同じことがいえますが、この記事でも紹介したとおり監督のジェフ・ブローム(Jeff Brohm)監督には相当のサラリーを払っていますから、この結果では当然大学にとっては割に合いません。


ここまでの無敗チーム(8チーム)

ルイジアナ州立大
アラバマ大
オハイオ州立大
クレムソン大
ペンシルバニア州立大
ベイラー大
ミネソタ大
サザンメソディスト大

AGS版全米トップ10チーム(10月終了時)

1. ルイジアナ州立大
2. オハイオ州立大
3. アラバマ大
4. クレムソン大
5. ペンシルバニア州立大
6. オクラホマ大
7. オレゴン大
8. フロリダ大
9. ジョージア大
10. アーバン大

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