2019年度のベストゲームトップ10

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第4位:ルイジアナ州立大 vs アーバン大

ルイジアナ州立大23、アーバン大20

第9週目に行われた9位のアーバン大が2位のルイジアナ州立大サウスイースタンカンファレンス(SEC)西地区チーム同士の対決は最後の最後まで試合がもつれ込みましたが、ホームのルイジアナ州立大が3点差を守ってこの激戦を制覇。カンファレンスタイトル及びプレーオフ進出への望みを繋ぎました。

注目されたのはルイジアナ州立大のハイズマントロフィー最有力候補QBジョー・バロウ(Joe Burrow)にアーバン大フロントセブンがどこまでプレッシャーをかけられるかということでしたが、前半はアーバン大が見事にバロウに襲いかかり仕事をさせませんでした。一方ホームの大歓声を背に受けたルイジアナ州立大ディフェンスもアーバン大の1年生QBボ・ニックス(Bo Nix)を所狭しと追い回し前半を10対10のタイスコアで折り返します。

後半に入っても僅差の展開が続きますが、フィールドポジション争いでジリジリとルイジアナ州立大がアーバン大陣内へ押し寄せます。アーバン大ディフェンスはゴールラインでの4thダウンプレーを阻止、更にはバロウから稀となるパスINTをゴールラインギリギリで引き出すなどルイジアナ州立大攻撃陣の波状攻撃を食い止めてきましたが、オフェンスが全く進撃できず常に後手に回されます。そして第3Q残り5分というところでRBクライド・エドワーズ・ヘレイヤー(Clyde Edwards-Helaire)のTDランが決まりルイジアナ州立大が16対13と逆転。そして第4QにはバロウのQBランTDが決まってスコアを23対13とします。

劣勢に立たされるアーバン大ですが、アウェーという不利な状況にもかかわらず最後までルイジアナ州立大に食い下がります。そして第4Q残り2分半でニックスからWRセス・ウィリアムス(Seth Williams)への5ヤードTDパスが決まり点差を3点に詰めます。が反撃もここまで。オンサイドキックは無情にもLSUの手に渡り試合終了。ルイジアナ州立大がホームで勝利の美酒に酔いしれました。

ルイジアナ州立大はオフェンスとディフェンスのバランスがすこぶるよく、特に全米でも随一と言われるDB陣がこの日ニックスのエアーアタックを攻略。ニックスを157ヤード抑えました。RBエドワーズ・へレイヤーもタフなランニングスタイルで今季を代表するフロントセブンを擁するアーバン大ディエフェンス相手に136ヤードを獲得。しかしやはり目立ったのはQBバロウの存在感です。出だしこそアーバン大ディフェンスのプレッシャーに翻弄されましたが、それに焦ることなくベテランらしい出で立ちで重要なシーンで次々とドライブを継続させるプレーを連発。またバロウのランプレーからも彼のタフネスさが垣間見れ、ハイズマントロフィー最有力候補選手と謳われるだけあることを証明しました。

アーバン大も敗れはしたものの、全米2位のルイジアナ州立大相手にがっぷり四つに渡り合い、アウェーにも関わらず最後まで彼らを追い詰めました。しかし勝負の分かれ目はQBプレー。1年生のニックスと4年生でオハイオ州立大からの転校生でもあるバロウでは経験値の差が出た形になりました。

次項→ 第3位:UCLA vs ワシントン州立大

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