2019年度のベストゲームトップ10

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第6位:メンフィス大 vs サザンメソディスト大

メンフィス大54、サザンメソディスト大48

昨季信じられない快進撃を続けたのがサザンメソディスト大(SMU)。彼らは開幕以来8連勝を続け40年以上ぶりとなる全米ランキング15位にまで躍り出し、10週目に行われたメンフィス大との試合で9勝目を狙いに行きましたが、マイク・ノーヴェル(Mike Norvell)監督率いるメンフィス大がこれを返り討ち。SMUのパーフェクトシーズンの夢を打ち砕いたのでした。

グループオブ5」チーム同士の戦いであるにも関わらずこの試合は全米三大ネットワークの一つABCでプライムタイムに放映されました。それはSMUが1980年代以来のスポットライトを浴びているからであり、またスポーツ専門局ESPNの恒例プリゲームショーである「カレッジゲームデー(College Gameday)」がこのメンフィス大キャンパスで生放送されたこともこの試合を大いに盛り上げました。その結果メンフィス大のホームスタジアムはほぼ満員。「パワー5」同士の試合に負けじと劣らない素晴らしい雰囲気を作り出していました。

そして試合内容もその盛り上がりに応えるように非常にエンターテイメント性に富んだものに。予想通りの点取り合戦になりましたが、このハイスコアゲームを制したのはホストチームのメンフィス大でした。

メンフィス大QBブレディ・ホワイト(Brady White)は3TDを含む350パスヤード、RBケネス・ゲインウェル(Kenneth Gainwell)は1TDを含む88ヤードを記録。そしてWRアントニオ・ギブソン(Antonio Gibson)が1TDを含む130レシーブヤードに加え78ヤードのTDラン、更には97ヤードのキックオフリターンを見せるなど大車輪の活躍。SMU守備陣にとってメンフィス大攻撃陣は荷が重すぎました。

それでもSMUオフェンスは得点されても取り返すという意地を見せ続け常にリードされる展開ながら最後まで諦めずにプレーしている様子が手に取るようにわかりました。テキサス大からの転校生QBであるシェーン・ビューシェル(Shane Buechele)は3TDを含む456パスヤードというとでもない数字を残しましたし、最後にオンサイドキックをものにしていればひょっとしたら・・・という展開にまで食らいついていったのです。

結局SMUの夢の無敗街道はここで途切れたわけですが、ここまでの彼らの快進撃は特筆に値するものでしたしファンを大いに楽しませてくれました。

次項→ 第5位:ミシガン大 vs 陸軍士官学校

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