2019年度のベストゲームトップ10

2019年度のベストゲームトップ10

第1位:ルイジアナ州立大 vs アラバマ大

ルイジアナ州立大46、アラバマ大41

そしてAGS管理人が選ぶ2019年度のベストゲームは第11週目に行われ「世紀のゲームパート2」と言われたルイジアナ州立大とアラバマ大の試合です。

2位のルイジアナ州立大、3位のアラバマ大という全米トップ3以内同士の戦いというだけでなく、どちらもSEC西地区所属ということでこの試合の結果が地区優勝そしてカンファレンス優勝に大きく影響を及ぼしかねないという大一番。当然全米タイトルを争うことになるCFPプレーオフ進出を占う上でも超重要な試合でした。

この試合までにすでにテキサス大、フロリダ大、アーバン大という強力チームをぶった切ってきたルイジアナ州立大に対し、わりと楽なスケジュールをこなししかもエースQBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)が3週間前に負った足首の怪我の治療のために緊急手術を断行しその復帰戦という不安材料を抱えるアラバマ大。ホームゲームでありここまで対戦で8連勝中でありながらアラバマ大がアンダードッグという珍しい状況のまま試合は開始されました。

試合の方は予想通りルイジアナ州立大のペースで進み、特に今年アラバマ大のアキレス腱とも言われたディフェンス陣が相手QBジョー・バロウ(Joe Burrow)をなかなかスローダウンさせることが出来ずゴテゴテに回ってしまいます。タガヴァイロアは術後3週間とは思えない復活劇を見せましたが、やはり100%には程遠くミスも目立ってチーム力で地力の差が出てしまいました。

後半に入ってもアラバマ大がTDを奪ってもルイジアナ州立大がTDを奪い返す展開でリードはルイジアナ州立大のまま。とにかくアラバマ大がバロウ率いる相手ディフェンスに為す術がなく、ここで止めなければ負けるというような状況でことごとく1stダウンを奪われる状況で逆にルイジアナ州立大に追加点を奪われる始末。試合終了間際にタガヴァイロアからWRデヴォンタ・スミス(DeVonta Smith)への85ヤードパスTDが決まって点差を5点に縮めますが反撃はここまで。遂にルイジアナ州立大が憎きライバルから8年ぶりの白星を飾ったのです。

この試合で決定的な差となったのがルイジアナ州立大QBバロウの存在。さすがハイズマントロフィー最有力候補と謳われるだけある存在感でオフェンスを見事に牽引。アウェーというやり辛い状況の中常に冷静沈着。かと思えば身を挺してファーストダウンを取りに行く鬼神のごとしQBランを見せるなどしてアラバマ大ディフェンスを翻弄。彼のQBキープはアラバマ大ディフェンスに何度も襲いかかりましたが、彼らはバロウを止めることが出来ませんでした。この時点でレギュラーシーズンはあと4週間残っていましたが、この試合を見た限りではバロウのトロフィー獲得はほぼ確定なんじゃないかと思わせてくれるくらいの抜群のパフォーマンスでした。

ルイジアナ州立大はこの後にジョージア大、オハイオ州立大を倒してCFP全米王座決定戦に駒を進め、決勝戦ではクレムソン大に快勝してタイトルを手にするわけですが、このアラバマ大に勝利した時点で彼らのナショナルタイトル獲得は約束されていたも同然でした。この試合に関して言えば仮にタガヴァイロアの足の具合が完璧であったとしても結果は同じだったかもしれません。それほどにルイジアナ州立大の強さは別格でした。

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いかがでしたでしょうか?当然皆さんの選ぶトップゲームは今回のリストとは違うものになることでしょう。もしよろしければ皆さんのベストゲームをツイッターで教えていただけるとうれしいです。

それでは!

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