7位:ルイジアナ州立大 vs テキサス大
ルイジアナ州立大45、テキサス大38
2019年度シーズン上半期でまず大一番だと言われたこのルイジアナ州立大とテキサス大の一戦。ルイジアナ州立大は6位、テキサス大は9位ということで両校のブランドならびにその期待度からも大変な注目を集めた試合でした。

ルイジアナ州立大のオフェンシブコーディネーターであるスティーヴ・エンスミンガー(Steve Ensminger)氏およびパスゲームコーディネーターのジョー・ブレディ(Joe Brady)氏の綿密な戦術の下、QBジョー・バロウ(Joe Burrow)がこの日そのポテンシャルを開花。前週のジョージアサザン大戦で5TD、そして強豪テキサス大ディフェンス相手にも4TDを奪い、今季のカレッジフットボール界のQB界隈で一気にその名を挙げました。
このテキサス大戦でバロウは39投中31投を成功させ(成功率81パーセント)、471ヤードをパスで稼ぎました。これだけでもこれまでのLSUのオフェンスとは一線を画していますが、それ以上にここぞという時のバロウのシャープな読みとプレーがチームを救ったという事実がこの後に続く快進撃を予感させるものでした。
特に試合残り時間3分を切り点差が6点差でもしテキサス大に攻撃権を渡せば逆転負けの可能性もあった状況で迎えた3rd&17ヤードをコンバートしたプレーは圧巻。後にエド・オルジェロン(Ed Orgeron)監督はこのプレーを見てこのシーズンはナショナルタイトルを獲れると確信したといいます。
Joe Burrow and Justin Jefferson leave no doubt in LSU’s matchup vs. Texas
Tigers beat the Longhorns, 45-38
(via @CBSSportsHQ)pic.twitter.com/SaOiKNQBO1
— Bleacher Report (@BleacherReport) September 8, 2019
開幕戦とテキサス大との第2戦目だけでバロウは749ヤードを投げ9つのTDを奪ってきました。しかもテキサス大という全米でも名のあるチームを破ったのです。これはバロウがハイズマントロフィーレースに参戦するには容易な記録でありますし、チームも念願のCFP出場に向けまたとない出だしを踏み出したといえました。