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カレッジフットボールを彩るミュージック②

カレッジフットボールを彩るミュージック②

前回紹介した「カレッジフットボールを彩るミュージック」の第1弾では、カレッジフットボールを放映してきたテレビ番組のテーマ曲やイントロ曲を紹介してきました。

関連記事カレッジフットボールを彩るミュージック①

第2弾目の今回は、カレッジフットボールの試合会場であるスタジアムにおいて、そこに詰めかけた多くのファンたちが一体となって盛り上がる入場テーマや試合途中に流される「パンプアップミュージック」の中から、特に有名でアイコニックなものを数曲ご紹介いたします。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

パンプアップソング

カレッジフットボールのスタジアムはピンからキリまでありますが、多いところだと10万人以上収容可能なスタジアムが実に8つもあります。その大台に届かなくても8万人や9万人を動員することができるスタジアムは驚くなかれゴロゴロあるというのが現状です。

NFLのスタジアムとカレッジフットボールのスタジアムの大きな違いといえば、在校生の学生セクションの盛り上がりが挙げられると思います。若いエネルギッシュな(古臭い言い方ww)彼らの盛り上がりはスタジアム全体に伝染していきますし、そうなればスタジアム中のファンの歓声はとてつもなく大きくなるのです。

それを大きく助長しているのがスタジアムに流されるミュージックです。各スタジアムではPA部門のスタッフがスタジアムが盛り上がるようにとアップテンポの曲を流しますが、中にはお決まりのミュージックというものも存在したりします。

その曲が流れれば「待ってました!」とばかりにスタジアムのボルテージは最高潮に達する、そんな感じでスタジアム中が湧き上がる起爆剤となるミュージックがあるわけです。

そこで今回はそんなカレッジフットボールの試合会場で流される、観客たちを「パンプアップ」するミュージックの中でも著名なものをご紹介します。。

Ender Sandman(by Metallica):バージニア工科大

ACC(アトランティックコーストカンファレンス)に所属するバージニア工科大のホームスタジアムであるレーンスタジアムの収容人員数は約6万5000人。大きさだけを見れば全米のレベルで考えるとそこまで大きいスタジアムというわけではありません。

しかしその熱狂的なファンの大声援の影響もあり、2007年に投票された「最もプレーしづらいスタジアム」のランキングで2位に着けたほど。それぐらいホームフィールドアドバンテージが強いスタジアムです。

そのレーンスタジアムでの試合の選手入場の際に流されるのがメタリカの「Enter Sandman」。この重低音なドラムに合わせて観客の興奮はどんどん高まり、選手がフィールドになだれ込めばその度合いはマックスに。もしチャンスがあれば一度は現場で体験していただきたいのがこの「Enter Sandman」です。

Sandstorm(By Darude):サウスカロライナ大

フィンランドのDJ、ダルード(Darude)の曲である「Sandstorm」はサウスカロライナ大のフットボールの試合でなくてはならない名物曲となっています。

動画を見れば分かる通り、ファンの一体感は格別。サウスカロライナ大を訳した「USC」と叫びなながら彼らの興奮度を上昇させていきます。

SEC(サウスイースタンカンファレンス)に所属するサウスカロライナ大はなかなかカンファレンスのタイトルを獲得するところまでは手が届かない中堅のチームですが、それでも彼らのウィリアムス・ブライススタジアムはSEC内でもトップに数えられるほどホームのファンの盛り上がり度が高いスタジアムとして知られています。

そのスタジアムで流されるSandstormを生で聴くのはまた格別な体験です。

Kernkraft 400(By Zombie Nation):ペンシルバニア州立大

ドイツ出身のテクノグループであるZombie Nationの曲「KernKraft 400」は1999年に発表された作品ですが、スローなテンポから徐々に盛り上がっていく曲調がパンプアップ曲としてよく取り入れられますが、この曲といったらやはりペンシルバニア州立大を思い浮かべる人は多いと思います。

10万人以上を収容可能なペンシルバニア州立大のビーバースタジアムの学生セクションは全米でも10本の指に入るくらい盛り上がると言われており、その彼らだけでなく他のファンたちがこの曲に合わせて「WE ARE PENN STATE!!」と雄叫びを上げるのは圧巻。

思わずみているこっちも叫びたくなってしまいますよね。

Jump Around (House of Pain):ウィスコンシン大

ウィスコンシン大では第3Qと第4Qの間にHouse of Painの「Jump Around」をかけ、その曲に合わせてファンたちが文字通り飛び跳ねるのが伝統となっています。

ことの始まりは1998年。パデュー大と対戦したウィスコンシン大は17対17というタイゲームで迎えた第3Q終了直前にパデュー大のQBだったドリュー・ブリーズ(Drew Brees)のパスをウィスコンシン大DBジャマー・フレッチャー(Jamar Fletcher)がインターセプトしてリターンTDを決めて24対17でリードを奪い、スタジアム中の興奮度がマックス状態になります。

その状況で第3Qが終わりインターミッションに入ると、興奮冷めやらぬウィスコンシン大のキャンプランダルスタジアムにこの「Jump Around」が流されます。すると高揚したファンたちがこの曲に合わせて全員飛び跳ねまくり、スタジアム中がファンの飛び跳ねる姿で溢れかえったのです。

以来ウィスコンシン大のホームゲームでは第3Qが終わるとこの曲がかけられてファンたちの「Jump Around」が始まるのが伝統となりました。生きているうちに一度は見てみたい豪快なシーンです。

Seven Nation Army(By The White Stripes)

The White Stripesの「Seven Nation Army」もまたスポーツの試合会場でよく流される曲。特にイントロのメロディーでファンが雄叫びを上げやすいということで、パンプアップ用に広く使われています。

今回紹介したのはミシガン大ミシガンスタジアムでのSeven Nation Army。特にこの試合ではミシガン大が黄色(メイズ色)に染められており、このSeven Nation Armyに合わせてボンボンが振られる様子がアイコニックですよね。

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