ここまでのニュース【1月3日】 - ANY GIVEN SATURDAY

ここまでのニュース【1月3日】

ここまでのニュース【1月3日】

アパラチアン州立大の新OCにドーシー氏

アパラチアン州立大はレギュラーシーズン後に監督だったスコット・サターフィールド(Scott Satterfield)氏がルイビル大の新監督に就任するためにチームを去り、その後継者として元ノースカロライナ州立大オフェンシブコーディネーターのイーライ・ドリンクウィッツ(Eli Drinkwitz)氏が招聘されました。そしてドリンクウィッツ監督の右腕となるOCには元マイアミ大のスターQB、ケン・ドーシー(Ken Dorsey)氏が起用されたようです。

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マイアミ大時代のドーシー氏

ドーシー氏は2001年度のナショナルチャンピオンとなったマイアミ大の先発QBとして活躍。2002年もBCSナショナルチャンピオンシップゲームに出場するもオハイオ州立大にオーバータイムの末惜しくも敗れました。そして2001年と2002年にはハイズマントロフィーファイナリストとして授賞式に出席も果たし、マイアミ大フットボール部では知らない人はいないという人物。筆者がカレッジフットボールにハマりだした初期に活躍していた人物で彼の活躍はよく覚えています。

NFL入りするも鳴かず飛ばずで2010年に引退すると2011年からはコーチングの道へ進み、2013年から2017年にはNFLカロライナパンサーズのQBコーチとしてキャム・ニュートン(Cam Newton、元アーバン大)を指導。2018年には大学時代の恩師であるブッチ・デーヴィス(Butch Davis)が指揮するフロリダインターナショナル大の体育局長補佐についていましたが、今回再び現場にコーチとして復帰します。


セントラルフロリダ大ミルトンの経過

セントラルフロリダ大のエースQBマッケンジー・ミルトン(McKenzie Milton)がレギュラーシーズン中のサウスフロリダ大戦で右膝の脱臼という大怪我を負い戦線離脱を余儀なくされましたが、その怪我の大きさから来年以降もプレーできるのかどうかも分かっていません。彼の怪我は膝周辺の血液循環や神経に影響を与えるという重症であり、今月には5度目の手術を受けることになっているそうです。

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サウスフロリダ大戦で負傷して倒れ込むミルトン(#10)

ミルトン抜きで行われたルイジアナ州立大とのフィエスタボウルではセントラルフロリダ大はパワー不足で敗戦し連勝記録が25勝でストップ。ミルトンのプレー資格はあと1年残っていますが、何としても回復してまたフィールドに戻ってきてほしいものです。


ミシシッピ大の新OCにロドリゲス氏

2018年度シーズンは5勝7敗と負け越し、ボウルゲーム出場を逃したミシシッピ大。レギュラーシーズン後には今季からマック・ブラウン(Mack Brown)氏が指揮をとることになったノースカロライナ大によってオフェンシブコーディネーターであるフィル・ロンゴ(Phil Longo)氏をヘッドハントされてしまいましたが、そのロンゴ氏の後釜に元アリゾナ大監督のリッチ・ロドリゲス(Rich Rodriguez)氏が就任することがわかりました。

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アリゾナ大時代のロドリゲス氏

スプレッドオプションを早い時期から取り入れていたロドリゲス氏はオフェンスの鬼才として過去にウエストバージニア大ミシガン大を指揮。そして昨年解雇されるまでアリゾナ大の監督を務めていました。前ミシシッピ監督であるヒュー・フリーズ(Hugh Freeze、現リバティー大監督)氏の指揮下で全米の表舞台にたったミシシッピ大ですが、彼が辞任してからパワーダウンを止められない現状をこのロドリゲス氏の加入で何とか止めたいところです。


テンプル大、不幸中の幸い?

テンプル大はジェフ・コリンズ(Geoff Collins)監督がジョージア大工科大の新監督に就任するためにチームを去り、その後任にマイアミ大ディフェンシブコーディネーターのマニー・ディアス(Manny Diaz)氏を新監督に迎えました。しかし12月30日に突如としてマイアミ大のマーク・リクト(Mark Richt)監督が引退を表明して急遽新HCを探さなければならなくなりましたが、なんとその後任にテンプル大へと去っていったディアス氏を引き戻すことを決定。そしてそのオファーをディアス氏は受諾し、テンプル大監督を数週間足らずで去っていったのです。

とばっちりを受けたのは当然テンプル大で彼らは再び監督探しを余儀なくされましたが、そんな中嬉しい誤算もありました。というのもディアス氏をテンプル大からヘッドハントしたマイアミ大はテンプル大に400万ドル(1ドル100円計算で4億円)を支払わなければならないからです。しかもコリンズ監督はテンプル大との契約途中で出ていったためバイアウト費としてテンプル大は250万ドル(2億5千万円)も受け取っており、合計で650万ドル(6億5千万円)をテンプル大は手にしたことになります。

選手たちとしては一体誰が監督になるのかと不安で仕方ないことでしょうが、大学側としては監督を失いながら大金を手に入れることができてまさに怪我の功名といったところでしょうか。


ディアス新監督の大改革

上に挙げたとおりマイアミ大の新監督に就任したマニー・ディアス監督ですが、早速彼は新体制下でのテコ入れに着手しました。その手法が大胆です。というのも彼はオフェンス陣のコーチ全てを解雇。加えてチームのストレングスコーチとも袂を分けたのです。

ディアス氏はマーク・リクト前監督の下で3年間DCを務めました。2年目の2017年には開幕後10連勝を飾り最高で全米2位まで上り詰めたこともありました。その原動力となったのは「ターンオーバーチェーン」にも象徴されるようなディアス氏率いるディフェンス陣でした。しかしその年は最後3連敗で失速、今年はオフェンス陣の不調で期待されたほどの勝ち星をあげることが出来ませんでした。ひょっとしたらディアス新監督とすれば自分のディフェンス陣が頑張っているのに不甲斐ないオフェンス陣に足を引っ張られたと常々感じていたのかもしれません。でなければオフェンス陣のコーチたち全ての首を斬るという大英断をすることは出来ないはずです。

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ターンオーバーを奪った選手が手にできるマイアミ大の「ターンオーバーチェーン」

そしてディアス監督は手始めに新オフェンシブコーディネーターとして先日ヒューストン大から解雇されたばかりのメジャー・アップルホワイト(Major Applewhite)氏を起用することを表明。アップルホワイト氏はヒューストン大で2年しか持ちませんでしたが、オフェンスのコーチとしての頭脳はトップレベル。ディアス監督はこのアップルホワイト氏に名門の真の復活を託します。

WVUのホルゴーセン監督が新ヒューストン大監督に

アップルホワイト氏を解雇したヒューストン大ですが、新監督に起用したのはウエストバージニア大ダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen)監督です。

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就任会見に臨んだヒューストン大のホルゴーセン新監督

ホルゴーセン監督は自身初の監督職をウエストバージニア大で2011年に拝命され、以来61勝41敗という記録を残してきました。今年は多くの逸材をトランスファー(転校)選手で揃えCFP進出を狙いましたが、残念ながら8勝4敗で一歩及ばず。ポストシーズンのキャンピングワールドボウルでもシラキュース大に敗れて今シーズンを終えていました。

ホルゴーセン監督は2008年から2年間ケヴィン・サムリン(Kevin Sumlin、現アリゾナ大監督)の元でOCを務めていたことがあり、この時はQBケイス・キーナム(Case Keenum、現デンバーブロンコス)を指導。また彼に師事したクリフ・キングスバリー(Kliff Kingsbury、テキサス工科大監督/サザンカリフォルニア大OC)にパス重視オフェンスを叩き込んだ人物でもあります。

それにしてもウエストバージニア大という「パワー5」カンファレンスからその下部レベルである「グループオブ5」カンファレンス所属であるヒューストン大へと移っていったホルゴーセン監督のこの異動には少々驚かされます。というのも多くの監督は「パワー5」チームでコーチすることが目標であると言われているからです。ただヒューストン大は歴史的にみてブランド力はあるチームではありますが、ホルゴーセン監督としてはかつてヒューストン大でコーチを務めたという親しみやすさがあったこともさることならが、ウエストバージニア大のキャンパスがあるモーガンタウンという周囲に何もない街よりも都市部であるヒューストン市に魅力を感じてウエストバージニア大を出ていったとしても不思議ではありません。

オクラホマ大ライリー監督が契約更新

オクラホマ大で2シーズン目を終えたリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督。就任初年度にいきなりCFP進出を果たし、今年も2年連続で準決勝に駒を進めアラバマ大に負けはしたものの12勝2敗で素晴らしいシーズンを終えました。また2017年度はベーカー・メイフィールド(Baker Mayfield、現クリーブランドブラウンズ)、そして2018年度にはカイラー・マレー(Kyler Murray)と2年連続のハイズマントロフィー受賞選手を輩出。現在のカレッジフットボール界において波に乗っている若き指導者といえます。

そんな手腕にNFLチームも興味を示しており、ライリー監督に触手を伸ばすのではないかという噂も立っていましたが、この度ライリー監督はオクラホマ大との契約更新にサインをしました。その内容は明らかになってはいませんが、2018年度の彼のサラリーは480万ドル(4億8千万円)で全米16位の高額所得コーチとなっていますが、おそらくこのランキングも上がったとみて間違いないでしょう。

ライリー監督もアラバマ大とのオレンジボウルで敗戦した際、この敗戦の悔しさが更に自分がオクラホマ大でやっていくモチベーションになると、NFL入りを暗に否定してもいましたが、今回の契約更新でオクラホマ大でしばらくは腰を据えてやっていくことなったわけです。といってもマイアミ大のディアス監督のように何が起こるかわからないのがカレッジフットボールですが。

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