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ジョニー・マンゼルの残したもの

ジョニー・マンゼルの残したもの

 

2012年にBig 12カンファレンスからサウスイースタンカンファレンス(SEC)に電撃移籍したテキサスA&M大。ヘッドコーチ、ケヴィン・サムリン(Kevin Sumlin)監督の1年目だったこの年、テキサスA&M大はいきなり11勝2敗という好成績を残しました。当時全米1位だったアラバマ大から大金星を奪い、コットンボウルでも11位のオクラホマ州立大に勝利するなどし、SEC加入1年目にも関わらずトータルオフェンス、スコアリングオフェンス、ランヤードのカテゴリーでSEC内でナンバーワンとなりました。トータルオフェンスではSEC史上初となる7000ヤード越えを成し遂げ、華麗なるSECデビューを飾ったのでした。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そんなテキサスA&M大の中心人物だったのは当時若干1年生だったQBジョニー・マンゼル(Johnny Manzeil)でした。型にはまらない彼のプレーは全米中を魅了し、1年生だったにも関わらずカレッジフットボール界最高峰のアワード、ハイズマントロフィーを受賞するにまで至りました。ちなみに長いハイズマントロフィーの歴史の中で1年生がトロフィーを受賞したのはマンゼルが初めての事でした。

2013年も引き続き活躍を見せ、数字の上では前年度を上回っていた分野もありましたが、チームは9勝4敗と2012年ほどの勝ち星を残すことが出来ず、それに伴いマンゼル自身の評価も1年目を越える事は出来ませんでした。しかしそれでも彼が先発QBとしてチームを率いた2年間の勝敗は20勝6敗。チームがSECで存在感を出すのに一役も二役もかったのです。

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マンゼルのお決まりとなった「Money」ポーズ

しかし2013年シーズン後マンゼルが卒業を待たずNFL入りすると早くもテキサスA&M大に失速の兆しが見られるようになります。過去2シーズンは8勝5敗に甘んじており、SEC内でのカンファレンスレコードも3勝5敗(2014)、4勝4敗(2015)とサムリン監督の初年度の6勝2敗に比べれば勢いが衰えたと言われても致し方ありません。また大一番で勝てなくなったのも不安要素ではあります。2014年はミシシッピ州立大、ミシシッピ大、アラバマ大、ミズーリ大、ルイジアナ州立大に敗れ、2015年にはアラバマ大、ミシシッピ大、アーバン大、ルイジアナ州立大に苦汁を飲まされています。

そんな下降気味のテキサスA&M大ですが、フィールド上以外でもちょっとしたニュースがありました。かつてブルーチップ(最高レベルのリクルート)と称された選手たちが次々とチームをさり去り別の大学へ転校して行ったのですが、その内の一人であるQBカイル・アレン(Kyle Allen)もまたテキサスA&M大を出てヒューストン大へと転校しました。

ヒューストン大にはすでにスターQBグレッグ・ワード(Greg Ward Jr.)が健在ですので、何故にA&M大を出てまで先発の座が保証されていないヒューストン大へ移ったのかは少々疑問ではありました。しかし、先日のインタビューで何故A&Mを去ったかという理由を話していましたが、その理由の一部として先に挙げたマンゼルの存在を口にしました。

「(チームを去った理由の一部として)チーム内の風紀(culture)は大きな一因でした。そしてこの風紀の問題はジョニー(マンゼル)が在籍していた頃からの影響で、それはコーチ陣がジョニーや他の当時の選手たちの行いを許したからなのです」とCBSスポーツのインタビューで答えています。

「それが許されたのは何をやっても試合に勝ち続けたからです。そしてそのような選手たちがNFLに行ったことで彼らの素行が正当化されてしまったのです。『試合に勝ちさえすれば何をやってもいいのだ』と。」

アレンが在籍時には「勝てば何をやっても許される」のを体現できるような選手はマンゼル時代に比べればかなり少なくなっていたということです。つまり言うことを聞かない選手が増えただけで試合の結果はそれについて来ず、むしろチームの規律は悪くなる一方だったというわけです。

「ジョニーや他の力のある選手がいない今、ゲームに勝つためにはチームとしてまとまらなければならないと思うのです。特に競争の激しいSEC西地区で勝ち抜き、毎年二桁勝利を上げるのならなおさらです。そんな時にチームがバラバラで皆が好きにやり放題していたら試合に勝てるはずもありません。」

アレンと同じくトップリクルートだったカイラー・マレー(Kyler Murray,)もまたチームを去りオクラホマ大へ転校しました。このように才能のある若い選手が相次いでチームを去り、またアレンが話すような現在のチーム状態がもし本当であるのならば、サムリン監督のリーダーシップの質が問われることになりそうです。

ちなみにその元凶となったマンゼルはNFLのクリーブランドブラウンズでは鳴かず飛ばず。むしろフィールド外での行動で騒ぎとおこし、パーティー三昧で周囲の信頼を落とすと、ドメスティックバイオレンスの疑いで調査され、いよいよブラウンズからクビを切られるのではないかと噂されています。

 

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