エクストラポイント【第5週目】 - ANY GIVEN SATURDAY

エクストラポイント【第5週目】

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ラトガース大がアシュ監督を解雇

毎年シーズン途中に不振チームの監督が解雇されるニュースが流れますが、残念ながら今年もそれに漏れることなく10月に入る前にすでにその犠牲者がでてしまいました。ラトガース大クリス・アシュ(Chris Ash)監督です。

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先週ミシガン大に52対0と完封負けを喫したラトガース大。これで開幕以来1勝3敗となりましたが、4シーズンで8勝32敗、カンファレンス戦でも3勝26敗と振るわず、大学側も遂に堪忍袋の尾が切れたようです。

元々Big Eastカンファレンス(現在のアメリカンアスレティックカンファレンスの母体)に所属していたラトガース大は2014年にBig Tenカンファレンスに移籍。しかし明らかにBig Tenカンファレンス内ではトップチームとの力の差がありすぎて、この移籍は失敗だったという声が大多数でした。ニュージャージー州に門を構えるラトガース大ですが、同州は多くの有能リクルート(高校生)を抱えるにも関わらず、そのような選手たちは皆大御所チームにすべて持っていかれ、リクルーティングでここ何年も遅れを取ってきました。

そんなチームを任されたアシュ監督のタスクは簡単なものではなく、解雇されてしまった彼には同情しますが、一方でチームは全く上向きになる気配がなくこの決断は致し方ないものだったと言えます。アシュ監督は契約途中での解雇となるため、ラトガース大は彼にバイアウト費として847万ドル(1ドル100円計算で約8億5千万円)が支払われることになります。解雇されてもこれだけの支払いを受けるのならば我慢もできるかな?

ちなみに大学側はオフェンシブコーディネーターのジョン・マクナルティ(John McNulty)氏も解雇したのですが、アシュ監督の後釜としてすでに名前が上がっているのが2001年から2011年までチームを率いたことのあるグレッグ・シアーノ(Greg Schiano)氏です。彼は2006年にラトガース大を最高で7位にまで押し上げた人物。そんなラトガース大の良き日を知るシアーノ氏はオハイオ州立大のディフェンシブコーディネーターを経てニューイングランドペイトリオッツに短期間ながら所属していました。

ただファンの気持はわかりますが、たいてい昔とった杵柄で復活を願うとあまりいい結果が起きていないようなきがするので、シアーノ氏がラトガース大に適任なのかはわかりません・・・。


オクラホマ大とノートルダム大が900勝目

先週オクラホマ大テキサス工科大に、ノートルダム大バージニア大に勝利しましたが、奇遇なことにこの2チームは先週末の白星がなんとそれぞれ大学史上900勝目となったのです。

先々週ネブラスカ大も900勝に手が届き、今年だけで3チームが900勝の大台に乗ったことになります。これでFBS(フットボールボウルサブディビジョン)ではこの3チームに加えてミシガン大オハイオ州立大テキサス大アラバマ大の計7チームが900勝以上。FCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)ではアイビーリーグイェール大が唯一のチームとなっています。

ちなみにノートルダム大は実は900勝の大台に乗るのはこれが2回目です。というの彼らは2018年2月に学業面でのスキャンダルでNCAAから21勝分を記録から抹消されてしまったからです。

参考記事ノートルダム大の21勝剥奪が確定へ

今年さらに900勝に手が届く可能性があるのが現在892勝のペンシルバニア州立大。あと8勝すればそれが現実のものになりますが、そのためには今季13勝挙げなければならない計算になり、もしそうなればおそらく彼らはカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出するかどうかというかなりイケてるシーズンになっている事になります。そのためにはミシガン州立大、オハイオ州立大らを倒さなければなりませんが、果たして今年中に4つ目の900勝チームを拝むことが出来るでしょうか。


ワシントン州立大リーチ監督の言葉

現在のカレッジフットボール界には非常に独特な監督が多数いますが、その中でも随一といっていいほど異色を放っているのがワシントン州立大マイク・リーチ(Mike Leach)監督です。歯に衣着せぬ言い草はもちろんですが、その発言内容もかなりユニークでファンを楽しませてくれるのですが、先週ユタ大に敗れた試合後のインタビューではかなりの「リーチ節」が炸裂していました。

「我々は非常にヤワなチームだ。メディアでは耳に心地の良いことを書かれるからそんな記事をみんなこぞって楽しんで読むし、何かあれば大丈夫だよと背中をなでてくれる。でもちょっとでもうまくいかないとすぐに折れてしまうのです。」

昨年11勝2敗と快進撃を見せたワシントン州立大ですが、その時のチームと比べると今のチームはタフではないと断言しているリーチ監督。そんな彼は畳み掛けるように現役の選手たちをこうこき下ろしました。

「Fat, dumb, happy and entitled(デブでバカで能天気で甘えがすぎる)」

かなり刺激的な単語が並んでいますが・・・(汗)。「Fat, dumb, happy」はどうかわかりませんが、「Entitled」というのは私も同感するところはあります(笑)。


ジョージア工科大1997年以来の最少得点

先週「グループオブ5」のテンプル大に食われてしまった「パワー5ACC所属のジョージア工科大。これまでポール・ジョンソン(Paul Johnson)前監督のトリプルオプションオフェンスで知られてきた同チームですが、彼が引退して今年からはそのテンプル大を昨年まで指揮していたジェフ・コリンズ(Geoff Collins)が新たな監督としてチームを率いています。トリプルオプションからスプレッドオフェンスに大改造中なわけですが、それがいきなり上手くいくはずもなく現在1勝3敗と苦戦中。

つまり彼は昨年までのテンプル大での教え子たちにやられてしまった訳で、彼にリクルートされてテンプル大に入学してきた現役の選手たちからすれば、彼らをおいてジョージア工科大という「格上」チームに出ていったコリンズ監督に一泡吹かせられたと清々していることでしょう。

ところでこの試合のファイナルスコアは24対2なのですが、ジョージア工科大の唯一の得点は相手のミスによるセーフティーのみ。実はこの2点という得点はジョージア工科大にとっては1997年にフロリダ州立大と対戦して38対0と完封負けを食らった以来の最少得点だったのです。

格下チームに負けるだけでも痛手だと言うのにこのような歴史的汚点を残すとなるとコリンズ監督の頭痛はしばらく続いていきそうです。


スタンフォードスペシャル

2年前のスーパーボウルフィラデルフィアイーグルスニューイングランドペイトリオッツを倒したあの「フィリースペシャル」。今年はピッツバーグ大セントラルフロリダ大から逆転勝利を奪う際に使われ、「ピッツスペシャル」などと呼ばれましたが、先週スタンフォード大オレゴン州立大戦で同じ「フィリースペシャル」改め「スタンフォードスペシャル」を再現。見事成功させ(しかもQBデーヴィス・ミルズがナイスキャッチ)貴重なTDを奪いました。

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