第6週目のAPランキングを分析

カレッジフットボールも9月の全行程を終え第6週目を迎えることになります。多くのチームがすでに5試合を消化し、全体の勢力図が大分固まってきました。今後トップチームたちはそれぞれ力試しとなるビッグゲームをプレーしていくことになりますが、最終的に重要なのはカンファレンスゲームでの勝敗、そしてカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出できるかどうかということになってきます。

プレーオフ進出に関してはレギュラーシーズン最後に発表されるCFPランキングでトップ4チームに名を連ねていればいいわけで、今のランキングはさしずめ重要でなかったりもします。しかし何が起こるかわからないのがカレッジフットボール。出来ることならば上位にランクされていた方がいいに決まっています。

そんな中、すでに発表されている最新のAPランキングではトップ10チームの顔ぶれは変わらなかったものの、とうとう首位が入れ替わるという大きな動きが見られました。それを含めてここでは第6週目のトップ25チームを見ていきたいと思います。

関連ページ2019年度シーズンランキング【第6週目】

開幕前から1位を守ってきたのがディフェンディングチャンピオンのクレムソン大ですが、先週はノースカロライナ大にまさかの敗戦かと思わせるような試合展開で辛勝。一方で2位のアラバマ大はミシシッピ大に快勝して明暗を分けました。その結果投票者の評価は一気に分かれ、最新のランキングではアラバマ大がクレムソン大を追い越し、昨年の12月以来の首位に返り咲きました。

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先にも述べた通りこの時点でのランキングはあまり意味をなしませんが、クレムソン大が開幕前に予想されたような圧倒的な強さをこれまで見せていないのは明らか。特にQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)は昨年度のアラバマ大とのナショナルタイトルゲームで見せた神がかったパフォーマンスはなりを潜めており、2年目のスランプとも周囲からは言われています。まだまだシーズンはこれからですから、彼の調子も上がっていく可能性は十分にありますが、現時点ではアラバマ大の方がチーム力が上だという感じはノースカロライナ大戦後の率直な感想です。

試合がなかったジョージア大は先週と変わらず3位ですが、4位には先週5位だったオハイオ州立大が試合がなかったルイジアナ州立大(今週5位)を追い抜いてランクアップ。彼らはネブラスカ大をアウェーで48対7と圧倒し、QBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)とRB J.K.ドビンズ(J.K. Dobbins)らを擁するオフェンスはアラバマ大に比べても決して引けを取らない爆発力を保持しています。

投票者が入れた1位票(ランキングでチームの横に添えられている数字)の行方にも大きな変化が見られます。これまでは大半の1票がクレムソン大に入れられ、アラバマ大とジョージア大に数票入っていましたが、最新のランキングではかなりのばらつきが見られ、しかも3位のジョージア大(4票)よりも4位のオハイオ州立大(7票)のほうが1位票の総数が多いという現象が起きています。開幕前にはクレムソン大とアラバマ大が突出しそれ以外のチームが彼らを追いかけるという構図になっていましたが、5週を終えた現時点でクレムソン大とアラバマ大以外でもナショナルタイトルを狙えるほどの実力を持つチームが出てきているということになります。ここ数年上記の2チームばかりがナショナルタイトルを手に入れてきた現状に嫌気が刺してきたファンにしてみればまたとない状況と言えそうです。

オクラホマ大(6位)、アーバン大(7位)、ウィスコンシン大(8位)はランク変わらず。9位と10位はノートルダム大フロリダ大が順位を入れ替えただけでトップ10内のチームは同じ顔ぶれとなりました。

11位以下を見ても大きな順位の変化はありませんでしたが、アリゾナ州立大に敗れた先週15位のカリフォルニア大はその1敗だけでなんと一気にトップ25位から脱落。負けたからと言っていくらなんでもそこまで落とす必要があったのか?と疑問に思ってしまいます。

そのカリフォルニア大を破ったアリゾナ州立大が最新のランキングで一気に20位に飛び込んできました。またBig 12カンファレンスでいつも不気味な存在感をもつオクラホマ州立大が今季初となるランクイン(21位)。アトランティックコーストカンファレンスで未だ無敗を誇るウェイクフォレスト大も22位に飛び込んできています。

注目すべきは24位のサザンメソディスト大。彼らは16位のボイジー州立大、18位のセントラルフロリダ大に次ぐ「グループオブ5」カンファレンス群からの3人目の刺客となりますが、彼らがランキングに名を連ねるのはなんと1986年以来33年ぶり。このサイトでも何度か紹介してきましたが、サザンメソディスト大は80年代には強豪チームの一つに数えられるもリクルーティング違反などで対外試合禁止となる「デスペナルティ」を1987年に課され、それ以来二度と全米の檜舞台に返ってくることはなかったのです。そんなチームが30年以上の時を経てランクされるというのはなんとも痛快な話です。

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一方ランキングから転落したのは15位のカリフォルニア大、21位のサザンカリフォルニア大、そして24位のカンザス州立大。共食いを続けるPac-12の現状はランキングにも反映してきています。

第6週目には7位のアーバン大と10位のフロリダ大、4位のオハイオ州立大と25位のミシガン州立大、14位のアイオワ大と19位のミシガン大という3つのランカー同士のマッチアップが予定されています。第6週目も楽しみな週末を迎えられそうですね。

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