カレッジフットボールプレーオフ（CFP）に進出できる4チームを決定するためのCFPランキング。今季3度目となるランキングが11月19日夜に発表されました。第12週目には上位チームのランキングに大きな変動はありませんでしたが、無敗チームが更に2チーム陥落。これが今後のプレーオフへの青写真にどう響いてくるか・・・。それでは今季3回目となるCFPランキングの顔ぶれを見ていきたいと思います。
参考ページ2019年度シーズンランキング【第13週目】
第3回目のCFPランキング
上位4チーム
1位：ルイジアナ州立大（10勝0敗）
2位：オハイオ州立大（10勝0敗）
3位：クレムソン大（11勝0敗）
4位：ジョージア大（9勝1敗）
先週の上位4チームは順当に勝ち星を重ねたため順位に変動はなし。ルイジアナ州立大はミシシッピ大を、オハイオ州立大はラトガース大を、クレムソン大はウェイクフォレストをそれぞれ倒して無敗を守りました。
4位のジョージア大は12位のアーバン大とのライバリーゲームを21対14という僅差ながら見事に制し、サウスイースタンカンファレンス（SEC）東地区を制覇。リーグタイトルゲームへの進出を決めました。ルイジアナ州立大が今週末のアーカンソー大との試合に勝つと彼らが西地区制覇を決めジョージア大とのSEC頂上決戦となります。ESPNの予想だと98.7％の確率でルイジアナ州立大がアーカンソー大を倒すとなっていますので、おそらくこの2チームの対戦でほぼ決まりと言っていいのではないでしょうか。
後続チーム
5位：アラバマ大（9勝1敗）
6位：オレゴン大（9勝1敗）
7位：ユタ大（9勝1敗）
8位：ペンシルバニア州立大（9勝1敗）
9位：オクラホマ大（9勝1敗）
10位：ミネソタ大（9勝1敗）
14位：ベイラー大（9勝1敗）
5位から7位も先週と同じ顔ぶれ。5位のアラバマ大はミシシッピ州立大に快勝しましたが、スターQBトゥア・タガヴァイロア（Tua Tagoviloa）が大腿関節脱臼および骨折で今季完全に戦線離脱。このことでアラバマ大の戦力が低下したと判断されランキングを落とすかと思われましたが、以外にも選考委員会はアラバマ大を5位に留めました。
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6位と7位のオレゴン大とユタ大はこのまま行けばPac-12カンファレンス優勝決定戦で直接対決することになるでしょう。そうなった時1敗のPac-12王者とSEC優勝決定戦にすら出場できない1敗のアラバマ大のどちらを4つ目の椅子（が空くという仮定で）に据えるか、選考委員会の決断が気になるところです。
8位のペンステートは今週末のオハイオ州立大戦で敗れれば2敗目となりプレーオフレースからは脱落。ミネソタ大はアイオワ大に敗れて無敗神話に終わりを告げましたが、このまま1敗を守ってBig Tenカンファレンスの栄冠を手に入れることができれば（つまりオハイオ州立大かペンシルバニア州立大をタイトルゲームで倒す）、彼らにもまだ十分プレーオフ進出の可能性は残されていると思われます。
苦しいのはオクラホマ大及びベイラー大のBig 12カンファレンス勢。オクラホマ大は先週ベイラー大から奇跡の大逆転勝利をもぎ取りましたが、最新のランキングであまりそのことが反映されませんでした。この2チームがもう一度カンファレンスタイトルゲームで対戦したとしても勝ったほうが彼らよりも上位のチームらを飛び越すことは簡単ではないでしょう。
グループオブ5の戦い
「グループオブ5」チームが「ニューイヤーズ6」ボウルに出場するためにはこのCFPランキングの中で「グループオブ5」の中で最高位にランクされなければなりません。今のところ25位以内にランクされいるのは以下のチームです。
18位：メンフィス大（9勝1敗）
19位：シンシナティ大（9勝1敗）
20位：ボイジー州立大（9勝1敗）
24位：アパラチアン州立大（9勝1敗）
25位：サザンメソディスト大（9勝1敗）
メンフィス大がシンシナティ大を抜いて「グループオブ5」チームで最高位のチームになりました。この2チームは最終戦で直接対決することになっていますから、その勝者が「ニューイヤーズ6」ボウル（おそらくコットンボウル）に招待されることになるでしょう。
それにしてもこの5チーム、全て9勝1敗と素晴らしい戦績を残しています。「パワー5」カンファレンス群の弟分とはいえこのレコードは大いに評価されるべきです。
