第9位:カンザス州立大 vs オクラホマ大
カンザス州立大48、オクラホマ大41
第9週目にあたり全米5位にランクされていた無敗のオクラホマ大はこのカンザス州立大戦までで全米1位の得点力を保持していました。が、この試合では先制こそすれカンザス州立大にリードを奪われる展開が続き一時は48対23と敗色濃厚に。第4Qに怒涛の反撃を見せますが時すでに遅しでオクラホマ大がカンザス州立大にまさかの敗戦。プレーオフ進出に向け大打撃を受けてしまいました。
ホームカミングの大歓声を背に受けたホームチームのカンザス州立大は攻守ともにオクラホマ大を圧倒。目立ったのはカンザス州立大のOL陣に押されっぱなしのオクラホマ大フロントセブン。昨年ザルだったディフェンス陣が今季アップグレードされたと思われていましたが、当時の不甲斐ないディフェンス陣を彷彿とさせる出来で全米5位チームとは思えないパフォーマンスを見せてしまいました。特に相手QBスカイラー・トンプソン(Skylar Thompson)のQBランには打つ手なしで相手に合計426ヤードも許してしまったのです。
オクラホマ大のハイズマントロフィー候補QBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)は395パスヤードに96ランヤードと素晴らしい数字を残しはしましたが、スロースタートがたたり逆転勝利を呼び込めませんでした。実際のところ試合終了直前にFGを決め1TD差まで迫り、オンサイドキックではオクラホマ大がボールを確保したかに見えましたが、10ヤードボールが前進する直前にオクラホマ大選手がボールに触れるイリーガルタッチの反則をビデオ判定の末に取られてしまいエピックカムバックはなりませんでした。
結果的にオクラホマ大はこの1敗がレギュラーシーズン唯一の黒星となりCFPに出場も果たしましたが、この時はこの敗戦が彼らのプレーオフ進出に黄色信号を灯したと誰もが思ったものです。