第7週目の見どころ - ANY GIVEN SATURDAY

第7週目の見どころ

第7週目の見どころ

今季第7週目の週末はこれまでで一番重要なウィークエンドといえるかもしれません。とにかく目玉ゲームが盛り沢山。どれだけ観戦できるかな・・・?

テキサス大vsオクラホマ大@コットンボウル

レッドリバーの戦い(Red River Shootout)」という異名を持つ、カレッジフットボール界でも有数のライバリーであるテキサス大オクラホマ大の大一番が今週末テキサス州ダラス市にある由緒あるコットンボウルスタジアムで行われます。

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オクラホマ大とテキサス大のファンで二分されるコットンボウル

6位のオクラホマ大は無敗、11位のテキサス大は1敗とここ最近のマッチアップでは両チームとも好ランクでこの試合を迎えます。

オクラホマ大は今季アラバマ大からの転校生QBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)を迎えて絶好調。過去2年間先発を務めた二人のQBが転校生でありその両人ともハイズマントロフィーを獲得(ベイカー・メイフィールドは元テキサス工科大、カイラー・マレーは元テキサスA&M大)したという奇妙なめぐり合わせからハーツにもまたその大きな期待がかかっていますが、それに応える活躍をこれまで送ってきています。

一方のテキサス大はQBサム・エリンガー(Sam Ehlinger)に注目が集まります。かつてのティム・ティーボ(Tim Tebow、元フロリダ大)を彷彿とさせるエリンガーもハーツと同じくハイズマントロフィー候補という位置づけをされています。

オクラホマ大のディフェンスはボロボロだった昨年と比べると進歩が見られますが、それでも全米レベルで見るとトップレベルとはいえません。一方のテキサス大ディフェンスは怪我人が続出でとくにバックフィールドに不安を残しているような状態。

となればこの試合はハーツとエリンガーのオフェンス同士の打ち合いとなること必死。過去5年間の戦績はオクラホマ大が3勝2敗でリードしていますが、どの試合も1TD差という僅差の試合になっています。テキサス大はすでに1敗しており、この試合に敗れて2敗となればカレッジフットボールプレーオフ(CFP)出場への道は閉ざされると言っても過言ではなく、絶対に負けられない試合となります。

今年の試合も激戦となることは必至。今から楽しみで仕方ありません。

フロリダ大@ルイジアナ州立大

先週アーバン大なぎ倒したフロリダ大。最新のランキングで7位にまで上昇してきた彼らが5位のルイジアナ州立大のホームに乗り込むこの試合も上記の試合と同じくらい楽しみなマッチアップです。

フロリダ大は全米屈指のディフェンス陣をバックボーンに先週アーバン大オフェンスを翻弄。特にフロントセブンのスピードは半端なく、1年生QBボ・ニックス(Bo Nix)を丸裸にして何も仕事をさせませんでした。

このディフェンスに対峙するのがルイジアナ州立大QBジョー・バロウ(Joe Burrow)。バロウは今季ブレークアウトなシーズンを送っており、数字上は全米でも3本の指に入るほどの正確なパサーとして認知されています。しかし彼はここまでフロリダ大のような強力なディフェンスと対峙しておらず(テキサス大はなかなかのものでしたが)、この試合で彼の真価が問われることになるでしょう。

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今季絶好調のQBバロウ

ルイジアナ州立大のディフェンスに立ち向かうのはフロリダ大QBカイル・トラスク(Kyle Trask)。開幕時からの先発QBフェリペ・フランクス(Feleipe Franks)がシーズン絶望となる怪我を負い、その代役として出場しているのがトラスクですが、予想を上回るパフォーマンスで先週の強力なアーバン大ディフェンスに何とか競り勝つことが出来ました。今回は敵地のバトンルージュで、さらにカレッジフットボール界でもやりづらいことで有名なタイガースタジアムでのナイトゲーム。アーバン大戦でのホームゲームとは訳が違いますから、トラスクらフロリダ大オフェンスは敵地での洗礼にも耐えなければなりません。

フロリダ大がアウェーで大金星を得るためにはバロウにプレッシャーをかけ続け、なおかつオフェンスが少ないチャンスをものにする必要があります。最後に笑うのは果たしてどちらのチームでしょうか。

アラバマ大@テキサスA&M大

現在24位のテキサスA&M大はすでにクレムソン大とアーバン大に敗れて2敗を喫しており、彼らが目指すのは10勝を挙げてニューイヤーズ6ボウルのいずれかに出場することに目標の舵取りがなされていると思います。もちろん所属するSEC西地区を制してSEC優勝決定戦に所属することが最速の道といえますが、そのためにはまず同地区所属で現在全米1位のアラバマ大を今週末倒す必要があります。

アラバマ大にとってテキサスA&M大は今季ほぼ初と言っていい強敵といえ、これまでなんの問題もなく勝ち進んできた彼らにとっては真の力が試される試合となるでしょう。ハイズマントロフィー候補QBトゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)はこれまで23TDに0INTと絶好調。しかしこの数字は全てほぼプレッシャーのない相手ばかりから得たものですから、パスディフェンスで強みを持つテキサスA&M大相手にどれだけやれるか見ものです。

ちなみにアラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督はこれまで彼のもとでアシスタントを務めたことのある「弟子」たちとの対戦が17回ありますがいまだ負けなし。テキサスA&M大のジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督はセイバン監督がルイジアナ州立大の監督を務めていた時のオフェンシブコーディネーター。この師弟対決の行方も気になるところです。

ペンシルバニア州立大@アイオワ大

最新のランキングで遂にトップ10の一角に食い込んできたペンシルバニア州立大。これまで割りと楽なスケジュールをこなしてきた彼らですが、今季初と言ってもいいタフな対戦相手であるアイオワ大のホームへ殴り込みをかけます。

アイオワ大は先週ミシガン大と対戦しましたが、勝てる試合を逃してしまいました。その要因はベテランQBネイト・スタンレー(Nate Stanley)が非常に稀な3つものINTパスを犯してしまったことにあります。その彼らは今週末にBig Ten内ならず全米レベルでもトップクラスのペンシルバニア州立大ディフェンスを相手にしなければなりません。

一方アイオワ大ディフェンスもまた強固なユニットであり、これまで5試合を終えて失点数は38点と1試合平均約7点。これと渡り合うペンシルバニア州立大のオフェンスは若きQBショーン・クリフォード(Sean Clifford)率いるバランスの取れたユニットです。

ペンシルバニア州立大が全米10位に値するチームなのかどうかが明らかになる試合となりそうです。

フロリダ州立大@クレムソン大

全米2位のクレムソン大フロリダ州立大をホームに迎えるこの一戦。開幕当時ならば不調のフロリダ州立大などクレムソン大にとっては取るに足らない相手だったといえますが、果たしてそれは今現在でも同じ状況でしょうか?

クレムソン大は今のところ負け無しシーズンを送っていますが、一方でノースカロライナ大冷や汗をかかされるなどディフェンディングチャンピオンにそぐわないパフォーマンスが続いています。特にQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)は2年目のスランプなのかすでに昨シーズンのトータルINT数(5)を6週目までにすでに積み重ねてしまいました。肩に怪我を追っているなどというリポートもありますが・・・。

フロリダ州立大は開幕後1勝2敗という嫌な滑り出しを見せましたが、その後は2連勝で2年目のウィリー・タガート(Willie Taggart)監督のチーム育成に一筋の光明が見られます。クレムソン大のホームゲームであり彼らが有利であることには変わりませんが、ひょっとしたらフロリダ州立大が案外いい勝負を挑むかもしれません。

関連記事フロリダ州立大の助っ人

ミシガン州立大@ウィスコンシン大

先週ウィスコンシン大のハイズマントロフィー候補RBジョナサン・テイラー(Jonathan Taylor)は200ヤード以上のランに5TDというとんでもない数字を残しました。相手がケント州立大という格下だったという事実は無視できませんが、それでもトロフィーレースで力強い印象を植え続けていることは確かです。今週末彼らがホームで迎え撃つミシガン州立大は全米でも上位に位置するフロントセブンを擁するディフェンスが売りですから、テイラーにとって相手に不足はありません。

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全米屈指のRBであるテイラー

先週ハイパワーオフェンスを旨とするオハイオ州立大にやられてしまったミシガン州立大ですが、ウィスコンシン大のオフェンスはオハイオ州立大ほどのパスアタックの脅威はありません。おそらくテイラーがミシガン州立大ディフェンスに対してどれほどのヤードを足で稼げるかが見どころとなりそうです。

ミシガン州立大が勝つためには当然ながらスコアを重ねなければなりませんが、問題は彼らのオフェンスはディフェンスほどのインパクトがないということ。しかもウィスコンシン大ディフェンスはここまで平均失点数が6点以下ときていますから、ミシガン州立大オフェンスにとってミスは命取りとなります。

サザンカリフォルニア大@ノートルダム大

この両校の試合も伝統のライバリー。これまで数多くの好ゲームを繰り広げてきましたが、今年はノートルダム大が昨年に続き好調な反面サザンカリフォルニア大がいまいちな感じ。

ノートルダム大はジョージア大との一騎打ちに惜しくも敗れましたが、その後はしっかりと立ち直り虎の子の1敗を守り続けています。

サザンカリフォルニア大は開幕時の先発QB J.T.ダニエルズ(J.T. Daniels)が怪我でシーズンを棒に振るとそのバックアップであるキードン・スロヴィス(Kedon Slovis)が投入されユタ大を撃破。しかしそのスロヴィスも脳震とう(Concussion)でその後の試合の欠場を余儀なくされ、3番目のQBであるマット・フィンク(Matt Fink)を起用せざるを得ませんでした。

しかしこのノートルダム大戦ではスロヴィスの復帰が濃厚的。相手QBイアン・ブック(Ian Book)と点の取り合いを演じるにはスロヴィスの最高のパフォーマンスが求められます。

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スロヴィスがサザンカリフォルニア大の救世主となるか

サザンカリフォルニア大が番狂わせを演じるとすれば、スロヴィスのAゲーム、そして彼らのディフェンス陣がブック率いるノートルダム大オフェンスを少しでも抑えることが出来るかどうかにかかっています。ノートルダム大はプレーオフ進出への僅かな可能性を残すためにももう二度と負けられません。

ワシントン州立大@アリゾナ州立大

Pac-12カンファレンスは所属するチーム同士が潰し合うことでプレーオフ進出の可能性があるチームがどんどん脱落していますが、カンファレンスタイトルレースだけを考えてみると他のどのカンファレンスよりもエキサイティングな状況が続いています。そんな中で上々のディフェンス力をもつ全米18位のアリゾナ州立大は同カンファレンス南地区争いで大変気になる存在です。

NFL監督であるハーム・エドワーズ(Herm Edwards)氏率いるアリゾナ州立大は現在4勝1敗。唯一の敗戦はコロラド大から喰らったもので、この試合では点の取り合いの末に僅差で敗れました(34対31)。もしワシントン州立大が同じように点の取り合いに持ち込めれば彼らにも勝機がありそうです。

ワシントン州立大は代々人並み外れた数字を残すQBを世に輩出し続けていますが、今年もそれに漏れずアンソニー・ゴードン(Anthony Gordon)が快調。既出のアラバマ大QBタガヴァイロアに次ぐ全米2位のTD数(22)を誇り、マイク・リーチ(Mike Leach)監督の超パスオフェンスを体現しています。

またチームではディフェンスの不調の責任を取る形でディフェンシブコーディネーターのトレーシー・クレイズ(Tracy Claeys)氏が先週辞任。このことがディフェンス陣の起爆剤となっていれば彼らがアリゾナ州立大から白星を奪うことも十分有り得そうです。

テキサス工科大@ベイラー大

今季驚きの快進撃を見せるチームは何校かありますが、Big 12カンファレンスベイラー大もそのチームのうちの一つです。マット・ルール(Matt Rhule)監督率いる同チームは現在無傷の5連勝で全米22位に位置しています。すでにアイオワ州立大カンザス州立大というリーグ戦も制しており、数字の上ではBig 12カンファレンスで1位に躍り出ています。

そんなベイラー大は今週末テキサス工科大をホームに迎えます。テキサス工科大は先週オクラホマ州立大を倒す金星を挙げ波に乗りたいチーム。彼らのQBジェット・ダフィー(Jett Duffey)、そしてベイラー大のQBチャーリー・ブリューワー(Charlie Brewer)はどちらも得点力のある選手であり、この試合はBig 12カンファレンス特有のハイスコアリングゲームになる可能性大です。

ネブラスカ大@ミネソタ大

現在無敗を守るチームも全米中で大分数が減ってきましたが、Big Tenカンファレンスのミネソタ大もそんなチームの中の一つ。2003年以来の6連勝という破竹の勢いを見せるミネソタ大は今週末対戦するネブラスカ大を倒すことができれば十中八九ランキング入りしてくることでしょう。

ネブラスカ大はQBエイドリアン・マルチネス(Adrian Martinez)が怪我のためこの試合に出場できるか微妙。これもミネソタ大7勝目へ大きな後押しとなりそう。果たしてミネソタ大が今季のBig Tenの台風の目となり続けることが出来るでしょうか?

メンフィス大@テンプル大

パワー5」チーム同士のマッチアップが注目される中、「グループオブ5」のメンフィス大テンプル大の試合にも注目していただきたいところ。

メンフィス大は先週ルイジアナ大モンロー校を倒して5勝0敗とし今季初のランクインを果たし現在全米23位。彼らのQBブレディ・ホワイト(Brady White)はパス成功率71.7%とし、また彼のメインターゲットであるWRダモンテ・コクシー(Damonte Coxie)は1試合平均60レシーブヤードと安定しています。

一方のテンプル大は4勝1敗ですがすでにメリーランド大ジョージア工科大という「パワー5」チームから2勝をもぎ取っています。ここまで5試合で彼らのディフェンスが許したパスTDはたったの3つ。

同じAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)に所属するも違う地区同士のチームですから、ひょっとしたらこの試合はカンファレンスタイトルゲームの前哨戦となるかもしれません。メンフィス大が勝てば無敗で同じ西地区所属のサザンメソディスト大(21位)との試合が俄然面白くなります。逆にテンプル大が勝てばおそらくメンフィス大に代わってランク入りの可能性が強くなりそうです。

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