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ナショナルチャンピオンへの道【その1】

ナショナルチャンピオンへの道【その1】

今季も既にカレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキングが2度発表されました。12月8日の最終ランキング発表まであと4週間弱。誰もが夢見るナショナルタイトル獲得への道であるCFP進出に向かって熾烈なレースが繰り広げられています。

レギュラーシーズンはあと3試合、そして所属するカンファレンスの優勝決定戦を入れれば最大4試合。この中でCFPランキング上位チームがどのように戦い抜き、CFP選考委員会にいいアピールを出来るのか。そしてどのチームがトップ4チームに選ばれるのか。カレッジフットボールファンとしては至高の4週間となります。

今回は第2回CFPランキングの内容を踏まえてどのチームがプレーオフ進出の可能性を持ち、どのようなシナリオを経ることで夢の舞台に立つことが出来るのかを検証したいと思います。

参考ページ2019年度シーズンランキング【第12週目】

 

ルイジアナ州立大(CFP1位)

戦績
9勝0敗

ストレングスオブスケジュール
1位

主な勝利ゲーム
テキサス大(当時9位、45対38)
フロリダ大(当時7位、42対28)
アーバン大(当時9位、23対20)
アラバマ大(当時3位、46対41)

残りの試合
アーカンソー大(11月16日)
アーカンソー大(11月23日)
テキサスA&M大(11月30日)
*SEC優勝決定戦(12月7日)

全米何処を探しても今年のLSUほど強豪チームを下してきた大学はありません。なんといってもトップ10チームと4度対戦し全てに勝利を収めたのですから。特に長年苦渋を強いられてきたアラバマ大をアウェーで倒したことにより彼らが現時点で全米最強であるという評価を得たのです。

残りの試合で2勝すれば西地区優勝が決定しSEC優勝決定戦に駒を進めます。ここで勝てば文句なくプレーオフ進出です。もしレギュラーシーズン中に1敗してもSECタイトルゲームに出場し勝ったとしたらこれまでの功績を讃えられてトップ4チーム内に食い込むことも考えられます。

もし無敗のままSECタイトルゲームに進みそこで東地区のチームに敗れたとしたら、その敗れ方次第で上位4チームに入れるか入れないかが決まると思います。どちらにしても彼らが彼岸のプレーオフ進出を成し遂げる可能性は高いでしょう。


オハイオ州立大(2位)

戦績
9勝0敗

ストレングスオブスケジュール
4位

主な勝利ゲーム
ミシガン州立大(当時25位、34対10)
ウィスコンシン大(当時13位、38対7)

残りの試合
ラトガース大(11月16日)
ペンシルバニア州立大(9位、11月23日)
ミシガン大(15位、11月30日)
*Big Tenカンファレンス優勝決定戦(12月7日)

第1回目のランキングでは1位でしたが最新ランキングで2位に順位を1つ下げました。スコアリングオフェンス、スコアリングディフェンスで共に全米1位という驚異的なパワーを誇るオハイオ州立大ですが、LSUと比べるとスケジュールが弱いです。残りの試合にペンステートとミシガン大というランカーが待っていますから、これらを倒せば彼らのレジメは更に強化されることでしょう。

彼らもLSUと同じで何処かで1敗してもその戦いぶりいかんでは4つ目の椅子に入れるかもしれません。しかしながらもしペンステートに負けてBig Ten東地区を制することができずに優勝決定戦に進めないとなると、場合によっては同じような状況に陥る可能性のあるアラバマ大と4つ目の座を争う・・・というシナリオも考えられます。そうなった時選考委員会がどちらを選ぶのか・・・。2017年度の再現となりそうです。


クレムソン大(3位)

戦績
10勝0敗

ストレングスオブスケジュール
44位

主な勝利ゲーム
テキサスA&M大(当時12位、24対10)

残りの試合
ウェイクフォレスト大(11月16日)
サウスカロライナ大(11月30日)
ACC優勝決定戦(12月7日)

既にアトランティックコーストカンファレンス(ACC)大西洋地区を制したクレムソン大は今週末のウェイクフォレスト大戦で何があろうともACC優勝決定戦に進むことになります。しかしACCのレベルが軒並み低下する中彼らにとって1敗は命取りとなります。それは44位というSOSからも明白。ただディフェンディングチャンピオンの彼らが無敗でシーズンを終えればACCのレベルに関わらずプレーオフ進出は確実と言えるでしょう。


ジョージア大(4位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
16位

主な勝利ゲーム
ノートルダム大(当時9位、23対17)
フロリダ大(当時6位、24対17)

残りの試合
アーバン大(12位、11月16日)
テキサスA&M大(11月23日)
ジョージア工科大(11月30日)
*SEC優勝決定戦(12月7日)

アラバマ大とペンステートが先週敗れた恩恵を受けたのがクレムソン大とこの1敗のジョージア大。第1回目のランキングで6位だった彼らが4位に上がってくるのは至極当然のことです。

もちろんすべて勝ち抜けば文句なく彼らがプレーオフ進出を果たすでしょう。しかしその道程は容易くはありません。まず今週末のアーバン大との「深南部最古のライバリー」と呼ばれる大一番。さらにはSEC優勝決定戦で(おそらく)ルイジアナ州立大との対戦が待っており、これらにすべて勝たなければならないのです。

とはいえ自力進出の可能性を残しているという点では5位以下のチームとはやはり一線を画しているといえるでしょう。


アラバマ大(5位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
9位

主な勝利ゲーム
テキサスA&M大(当時24位、47対28)

負けたゲーム
ルイジアナ州立大(当時2位、46対41)

残りの試合
ミシシッピ州立大(11月16日)
ウエスタンカロライナ大(11月23日)
アーバン大(12位、11月30日)
*SEC優勝決定戦(12月7日)

先週ルイジアナ州立大との一騎打ちに敗れたアラバマ大は遂に今季初の黒星。しかし痛いのはそこだけでなく同じSEC西地区チームであるLSUに負けたせいでSECタイトルゲームに出場することがかなり難しくなったということです。タイトルゲームに出れないとなるとアーバン大戦がレギュラーシーズン最後の試合となるわけで、その試合でどれだけ強いインパクトを残せるかにすべてがかかってきます。

しかも彼らのスケジュールは実はそんなに厳しくはなく、勝ったランクチームもテキサスA&M大1校のみ。その上そのテキサスA&M大は現在ランクすらされていませんから、この勝利もあまり価値をもっていません。ですからなおのこと先週の試合に勝っておきたかったのですが・・・。

そこで重要になってくるのは最終戦のライバル・アーバン大との試合。彼らは今のところ12位にランクされていますから、この試合で勝てればアラバマ大はLSU戦での敗戦を多少取り戻せます。それを最大限に活かすためにはアーバン大が今週ジョージア大に勝ち、そのジョージア大を破ったアーバン大をアラバマ大が倒すという構図です。もしアーバン大がジョージア大に敗れれば彼らは更にランキングを落とすことになりますので、そのようなチームをアラバマ大が倒しても価値は下がってしまうからです。

つまり今週アラバマ大は憎きライバルであるアーバン大を応援する必要があるわけですね。

オレゴン大(6位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
10位

主な勝利ゲーム
ワシントン大(当時25位、35対31)

負けたゲーム
アーバン大(当時16位、27対21)

残りの試合
アリゾナ大(11月16日)
アリゾナ州立大(11月23日)
オレゴン州立大(11月30日)
*Pac-12カンファレンス優勝決定戦

Pac-12出身チームで最高位となるのがこのオレゴン大。今季Pac-12は共食いを重ね続けてきましたが、それを唯一逃れることができたのがこのオレゴン大で現在Pac-12戦で無敗。唯一の敗戦もアーバン大との開幕戦だけということで8連勝中という事実も大きな強みです。

が、やはりアーバン大以外の対戦相手があまりパッとせず、ワシントン大も現在ランクの外。オレゴン大がこの位置から上位4位に飛び込むにはPac-12カンファレンスタイトルを奪う他ありません。

幸いなことに今のところ南地区でリードしているのがCFPランキングで7位のユタ大です。オレゴン大共々勝ち進めばカンファレンス優勝決定戦でこの両チームが対戦しますから、それに勝てればインパクトは上がります。が、逆にユタ大ではなくサザンカリフォルニア大やUCLAが南地区を制するとなると、そのタイトルゲームで得るオレゴン大の勝利にどこまでの価値を見いだせるかは疑問です。

しかもそれだけでは一つ上にいるアラバマ大を追い越せるのかは微妙。もしアラバマ大がSECタイトルゲームに出場できなくなりアーバン大戦が最終戦となるならば、アーバン大が勝つか、もしくはアラバマ大が勝っても内容があまり芳しくなかったりすればPac-12優勝チームにチャンスは巡ってきます。

ユタ大(7位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
21位

主な勝利ゲーム
アリゾナ州立大(当時17位、21対3)

負けた試合
サザンカリフォルニア大(30対23)

残りの試合
UCLA(11月16日)
アリゾナ大(11月23日)
コロラド大(11月30日)

ユタ大もオレゴン大とかなり境遇は似ています。彼らも南地区を制して北地区代表のオレゴン大に勝ってカンファレンスチャンピオンになることがプレーオフ出場への最低条件となります。その上で上位チームが転がり落ちてくることを待つ他ありません。

ミネソタ大(8位)

戦績
9勝0敗

ストレングスオブスケジュール
57位

主な勝利ゲーム
ペンシルバニア州立大(当時4位、31対26)

残りの試合
アイオワ大(20位、11月16日)
ノースウェスタン大(11月23日)
ウィスコンシン大(14位、11月30日)
*Big Tenカンファレンス優勝決定戦

今年最大のシンデレラチームとなったのがこのミネソタ大。あれよあれよというまに連勝を重ね徐々に全米のスポットライトを浴び始めます。連勝できたのは弱小チームとしか対戦していないからだということも散々言われましたが、先週4位のペンステートを見事撃破してランキングを17位から一気に8位にまで上昇させてきました。

ただそれでも1敗チームたちを追い越せなかったのはCFP選考委員会たちに完全に認められていないということなのでしょう。とはいえ、残りの試合にアイオワ大とウィスコンシン大という2つのランクチームが控えており、これらを制してカンファレンスタイトルゲームでオハイオ州立大(もしくはペンシルバニア州立大)を倒すことになれば、彼らは4つのランクチームから白星を奪ったことになり、そうなれば自ずとプレーオフへの道は開けてくるでしょう。つまり現在8位とはいえミネソタ大は自力でプレーオフ進出の可能性を秘めているということになります。

ペンシルバニア州立大(9位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
8位

主な勝利ゲーム
アイオワ大(当時17位、17対12)
ミシガン大(当時16位、28対21)

負けたゲーム
ミネソタ大(当時17位、31対26)

残りの試合
インディアナ大(11月16日)
オハイオ州立大(11月23日)
ラトガース大(11月30日)
*Big Tenカンファレンス優勝決定戦(12月7日)

今季初CFPランキングで4位だったペンステートですが、先週ミネソタ大に敗れて初黒星。順位も9位にまで後退してしまいました。しかしだからといって彼らの希望が絶たれてしまったわけではありません。なぜかと言えば未だにオハイオ州立大(現在2位)との対決を控えているからです。

1敗を守ったままオハイオ州立大を倒すことができれば彼らが東地区チャンプとなりおそらく西地区チャンプとなるミネソタ大とのリマッチとなります。そうなればシーズン後半に2位のオハイオ州立大と8位(もしくはそれ以上)のミネソタ大を倒したBig Ten覇者とという肩書は他のどの1敗チームよりも見栄えします。ですから彼らにも自力でのプレーオフ進出の可能性が残されているといえます。

オクラホマ大(10位)

戦績
8勝1敗

ストレングスオブスケジュール
31位

主な勝利ゲーム
テキサス大(当時11位、34対27)

負けたゲーム
カンザス州立大(48対41)

残りの試合
ベイラー大(13位、11月16日)
テキサスクリスチャン大(11月23日)
オクラホマ州立大(22位、11月30日)
*Big 12カンファレンス優勝決定戦

Big 12カンファレンス出身校で最高位となるのがこの10位のオクラホマ大。一時は6位にまで上り詰めましたがカンザス州立大にまさかの敗戦。これが大痛手となり初回のCFPランキングでは9位に。そして最新のランキングではミネソタ大が追い越していったために更に順位を1つ下げてしまいました。

オクラホマ大がここまで順位を下げたのはここに来てディフェンス陣が崩壊気味になってしまったこと。トータルオフェンスはオハイオ州立大に次ぐ全米2位ということなので、余計にディフェンスの不手際が目立ってしまうのです。これがおそらくCFP選考委員会には悪い印象を与えてしまったのでしょう。

彼らが上位4位に上り詰めるにはかなりの障害をクリアしなければなりませんが、まずは1敗を守りカンファレンスで優勝すること。レギュラーシーズン最終戦で当たるオクラホマ州立大にも少しでもランクを上げておいてもらえるとなおいいです。その上で2敗チームがPac-12チャンピオンになるとか、クレムソン大が負けるとかそういった奇跡が起きる必要があり、現時点では射程距離外というのが実際のところ。

ベイラー大(13位)

戦績
9勝0敗

ストレングスオブスケジュール
45位

主な勝利ゲーム
無し

残りの試合
オクラホマ大(10位、11月16日)
テキサス大(19位、11月23日)
カンザス大(11月30日)
*Big 12カンファレンス優勝決定戦

今季未だ無敗チームは5チームいますが、その最後を飾るのがこのベイラー大。たった2年前に1勝11敗だったチームとは思えないこの再建ぶりはマット・ルール(Matt Rhule)監督の株を急上昇させ、NFLからヘッドハントされるのではないかと言われているほどです。

CFPへの道に関して言えば彼らのスケジュールが弱いことを考えるとインパクトに欠けますが、今週オクラホマ大、来週テキサス大と大御所との対決を控えておりこれらに勝ってBig 12カンファレンスを制することができればチャンスは残されます。

しかし1敗してしまえばたとえBig 12カンファレンスで優勝できたとしても上位4位に食い込むのはほぼ不可能と言えるでしょうね。

 

(注1)ストレングスオブスケジュールはTeam Rankingsのものを使用。
(注2)かつて2敗したチームがプレーオフに進出した例がないのでそのようなチームは省略。

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