2019年度の通信簿

2019年度の通信簿

C+

サザンカリフォルニア大(8勝5敗)

開幕前からクレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督自身の進退問題がささやかれていたサザンカリフォルニア大。前半戦を終えて3勝3敗とするとヘルトン監督がシーズンを終えるまで監督の椅子に座っていられるかというのが最大の焦点でしたが、後半は5勝2敗と持ち直し終わってみれば8勝5敗とそれなりの結果を残すことが出来ました。これでヘルトン監督の続投が決まりましたが、新体制を望むファンの一部は複雑な心境だったようです。


C

ミシガン大(9勝4敗)

2019年度の戦績は9勝4敗ということで普通なら満足しても良さそうな数字ですが、こと名門ミシガン大にすればこの数字は満足できるものではありません。特に大舞台へ復活を遂げるために5年前に就任したカリスマHCジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督にとってはBig Tenタトルどころか地区制覇も出来ず、おまけにライバル・オハイオ州立大には5連敗。優勝請負人として母校に戻ってきたからにはそろそろある程度の結果を残してもらわないと・・・。

テキサス大(8勝5敗)

全米10位という好位置でシーズン開幕を迎えたテキサス大。第2戦目で後に全米制覇を達成するルイジアナ州立大と死闘を演じこれに僅差で破れました。ここまでは良かったのですが、その後10月と11月で4敗もしてしまい、2018年に名門復活と高々に吠えていたのが嘘のよう。ボウルゲームでユタ大に勝って8勝5敗としてファイナルランキングで25位に食い込んできましたが、これは名門というおかげでねじ込んでもらったという印象が拭えませんでした。

テキサスA&M大(8勝5敗)

テキサスA&M大も開幕時に12位とまずまずの評価を得ていましたが、対戦したランクチームに次々と敗戦。その全てがトップ10チームだったという事実もありますが、その5チームから1勝も奪えなかったことが彼らがまだ「そのレベル」に達していないという証拠でしょう。

ワシントン大(8勝5敗)

2018年度のPac-12カンファレンスチャンピオンであるワシントン大は2019年度もカンファレンスタイトルレースのフロントランナーになると予想されていました。しかし2戦目にカリフォルニア大に敗れラフなスタートを切るとシーズン中盤にはすでに4敗喫しランク外へ転がり落ちてしまいました。このシーズン後引退したクリス・ピーターセン(Chris Petersen)監督への花道には寂しい結果となってしまいました。

ミシガン州立大(7勝6敗)

2015年度にCFPに出場したこともあるミシガン州立大ですがここのところあまり調子がよくありませんでした。それにもかかわらず開幕時には18位にランクされますがシーズン中盤にまさかの5連敗。なんとか6勝6敗でボウルゲームに出場し最終的には7勝6敗と勝ち越すことは出来ましたが、所属するBig Tenカンファレンス東地区で全くと言っていいほど存在感を出すことが出来ませんでした。

その他:アイオワ州立大(7勝6敗)、ワシントン州立大(6勝7敗)、陸軍士官学校(5勝8敗)、ミズーリ大(6勝6敗)、ミシシッピ州立大(6勝7敗)、オレゴン州立大(5勝7敗)など。

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