2019年度の最高給取りコーチは?

2019年度の最高給取りコーチは?

このサイトでも何度かカレッジコーチの高額サラリーの話をしてきましたが、日本の大学スポーツ、さらにはプロスポーツも顔負けの年収をアメリカの大学のトップチームの監督は手に入れています。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

そして先日アメリカの大手ニュースメディアであるUSAトゥデイが毎年恒例となるカレッジフットボールコーチのサラリーランキングを発表しましたが、予想通り上位に名を連ねているコーチたちの額は物凄いものになっています。

高額年収ランキングトップ10

1. ダボ・スウィニー(クレムソン大)931万ドル

2. ニック・セイバン(アラバマ大)885万ドル

3. ジム・ハーボー(ミシガン大)750万4000ドル

4. ジンボ・フィッシャー(テキサスA&M大)750万ドル

5. カービー・スマート(ジョージア大)687万ドル

6. ガス・マルザーン(アーバン大)682万ドル

7. トム・ハーマン(テキサス大)675万ドル

8. ジェフ・ブローム(パデュー大)660万ドル

9. リンカーン・ライリー(オクラホマ大)638万ドル

10. ダン・マレン(フロリダ大)607万ドル 

これまで首位を走ってきたのがアラバマ大ニック・セイバン(Nick Saban)監督でしたが、昨年クレムソン大を優勝に導き最近3年間で2度のナショナルタイトルを手中に収めったダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督が首位に立ちました。

その他の名前を見ると大御所チームの監督が連なっていますが、興味深いのは8位のパデュー大ジェフ・ブローム(Jeff Brohm)監督です。パデュー大はお世辞にもフットボール界でパワーハウスとはいえず、しかも彼自身もカリスマ的指導者というわけではありません。今季でパデュー大3季目となるブローム監督のここまでの戦績は15勝18敗。そんなブローム監督が年収6億円以上を稼ぐ一方でここまでハイズマントロフィー受賞者を2年連続輩出しプレーオフにも過去2年間出場を果たし今季も7勝無敗と絶好調のオクラホマ大のリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督が9位とブローム監督よりも貰っていないというのはいかがなものかと。

参考記事パデュー大のブローム監督が契約更新

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パデュー大のブローム監督

上位カンファレンス群と言われる「パワー5」に所属する5つのカンファレンスごとに見てみると各々の最高所得者は以下のとおりです。


ACC:ダボ・スウィニー(クレムソン大)932万ドル

Big 12:トム・ハーマン(テキサス大)675万ドル

Big Ten:ジム・ハーボー(ミシガン大)750万ドル

Pac-12:クリス・ピーターセン(ワシントン大)463万ドル

SEC:ニック・セイバン(アラバマ大)886万ドル

 

一方「パワー5」内で最も所得の少ない監督はというと・・・。


ACC:デイヴ・クラウソン(ウェイクフォレスト大)219万ドル

Big 12:クリス・クライマン(カンザス州立大)230万ドル

Big Ten:トム・アレン(インディアナ大)180万ドル

Pac-12:ケヴィン・サムリン(200万ドル)

SEC:ジョー・モアヘッド(ミシシッピ州立大)300万ドル


「パワー5」は金回りがいいチームが多いですが、そうでないチームも居るようですね。逆に「パワー5」よりも格下とされる「グループオブ5」カンファレンス群ではサウスフロリダ大チャーリー・ストロング(Charlie Strong)監督が500万ドル、ヒューストン大ダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen)監督が370万ドルと「パワー5」並に監督に支払っているチームもあり様々です。ちなみにサウスフロリダ大とヒューストン大はそれぞれ今季ここまで3勝4敗。この大金に見合う仕事を監督がしているのかどうか・・・。

ちなみに「パワー5」と「グループオブ5」を合わせたFBS(フットボールボウルサブディビジョン)全体で見るとコースタルカロライナ大ジェイミー・チャドウェル(Jamey Chadwell)監督が最も格安な監督で年収は36万ドルです。

どちらにしてもカレッジフットボールの監督が高給取りであることに変わりありませんね。

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