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アメフトルールの知識不要!おすすめカレッジフットボール映画10選

アメフトルールの知識不要!おすすめカレッジフットボール映画10選

世の中にはたくさんの映画があり、スポーツを題材にした作品もたくさんあります。その中でもアメフト関連の映画もちらほら見られますが、カレッジフットボールをテーマにした映画となるとその数はぐっと少なくなります。

しかしそれでもよく探せばカレッジフットボールを題材とした作品も実は結構でてくるのです。ただその中には日本で未紹介のものも多く、日本の読者の方の中でもそのような映画の存在すら知らない方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は筆者が選ぶカレッジフットボールをテーマに描かれた映画の中でも特に観て欲しい10作品を厳選して紹介したいと思います。

これらの作品は実際に筆者も鑑賞して非常に印象に残ったものばかり。泣ける映画、笑える映画、勇気をもらえる映画、沢山揃っていますのでもしこのチャンスに観てみたいと思う作品があれば是非チェックしてみてください。

日本で手に入るおすすめカレッジフットボール映画5選

まずは日本でも手に入るおすすめのカレッジフットボール映画を5本紹介したいと思います。

・ ルディ/涙のウィニングラン
・ マーシャルの奇跡
・ しあわせの隠れ場所
・ ウォーターボーイ
・ 熱き愛に時は流れて

ルディ/涙のウィニングラン(Rudy)

カレッジフットボールの映画と聞いて真っ先に思いつくのがこの「ルディ」です。実話を元に描かれたこの映画、親友の死をきっかけにアメリカンズチームとも言われるノートルダム大に入学してフットボール部に入部することを決意するルディ(実在)のたゆまぬ努力の話。

最後に実際の試合にて試合終了直前に起用されたルディが相手チーム(ジョージア工科大)QBをサックしてその後担ぎ上げられてフィールドを去るシーンは鳥肌モノ。後年多くのエピソードが盛られたものだったという暴露がありましたが(ジョー・モンタナ氏がバラした)、それを加味しても諦めず夢を追うことの素晴らしさを教えてくれる映画です。

あらすじ

製鉄工場を営む家庭に生まれたルディは大のノートルダム大フットボール部ファン。しかしノートルダム大に入学するには成績が足らず、フットボール選手としても並の選手だったルディは高校卒業後に製鉄工場に就職。しかし職場で友人が亡くなったことでノートルダム大でフットボール選手となる夢を叶えるために製鉄工場をやめることを決意。単身ノートルダム大のあるインディアナ州サウスベンドへ旅立ちます。果たしてルディは夢をかなえることが出来るのか?

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マーシャルの奇跡(We Are Marshall)

「マーシャルの奇跡(We Are Marshall)」も実話に基づくお話。飛行機事故でチームの大多数を失ってしまったマーシャル大が再起に向けて始動。マシュー・マコノヒーという実力派俳優を迎え、絶望の中からでも光を見いだせることを教えてくれる映画です。

あらすじ

1970年11月、遠征中のマーシャル大フットボール部を乗せた飛行機が墜落事故を起こし選手、コーチ、スタッフのほぼ全てを失ってしまいました。それでも翌年にチームがシーズンを迎えられるために大学は新コーチの捜索に奔走。さらに選手も揃えなければならないこの状況で果たしてマーシャル大フットボール部は1971年度シーズンを迎えることができるのでしょうか?

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しあわせの隠れ場所(The Blind Side)

ミシシッピ大出身で後にボルティモアレイヴンズにドラフト第1巡目で指名されることになるOLマイケル・オアー(Michael Oher)氏の実話。この映画に出演したサンドラ・ブロックは2010年のアカデミー賞で主演女優賞を獲得。実際にフットボールをプレーしているシーンは多くありませんが、心温まるハートフルな映画になっています。

あらすじ

子供の頃から父の存在を知らず、母は薬物に溺れるという環境で育ったマイケルは勉強が全くできない子供でしたが、偶然に出会ったリー・アン、ショーン・トゥーイ夫妻の家に迎え入れられるとそこから努力を重ねて成績が伸びていきます。またリー・アンに進められて始めたアメフトでメキメキと頭角を現していったマイケルは・・・。

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ウォーターボーイ(The Waterboy)

ウォーターボーイ (The Waterboy)

1998年のこのコメディ映画は完全にカレッジフットボールの世界が舞台。アダム・サンドラー演じる水分補給係「ウォーターボーイ」が大学のフットボール部に入部して活躍していく様をコミカルに描きます。南部特有の文化や言葉のなまり、過保護に育てられた主人公とそのお母さんとの関係、そしてライバル校との対決・・・。とにかく肩肘張らずに楽しみたいならおすすめのアメフト映画です。

あらすじ

31歳のボビー・ブーシェはルイジアナ大アメフト部のウォーターボーイを務めていましたが、ひょんなことからクビを切られ弱小チームであるサウスセントラルルイジアナ州立大のアメフト部にウォーターボーイとして拾われます。そしてここでアメフト選手としての潜在能力を発揮すると瞬く間にチームディフェンスの要選手として成長していきます。が、ボビーがアメフト選手としてプレーしているのを知らない彼の過保護なお母さんは・・・。

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熱き愛に時は流れて(Everybody’s All-American)

熱き愛に時は流れて(Everybody’s All-American)

作家フランク・デフォード氏の小説を元にして作られた「熱き愛に時は流れて」は1980年代に多く作られたスポーツ映画の一つです。若きデニス・クエイドがカレッジでスターだったプレーヤーの栄光と挫折を見事に演じ、そのような境遇に陥ったアスリートがどのように現実と対峙していくかを表現した作品。

カレッジでもてはやされた選手にとってその先で直面しなければならない厳しい現実が存在するというのは現代にも通じるものがあると思います。日本ではちょっと手に入りづらい映画かもしれませんが一見の価値はあると思います。

あらすじ

ルイジアナ大フットボール部のスタープレーヤー、ギャヴィン・グレイはキャンパスだけでなくルイジアナ州のヒーロー的存在。チームが出場したシュガーボウルで試合の決勝点となるリターンTDを決めたことでその存在は確固としたものとなり、プロ選手として将来を約束されます。また私生活では高校時代からの彼女であるバブス・ロジャースと結婚を果たし順風満帆な人生と思われていましたが・・・。

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日本未上陸でも観る価値あるカレッジフットボール映画5選

次にご紹介したい5本は日本では簡単に手に入れることは出来ないものの、機会があれば是非見ていただきたいおすすめの作品です。

・ エクスプレス
・ ジャンクションボーイズ
・ プログラム
・ グレーター
・ ラン・ザ・レース

以上の5作品は今の所日本では通常の方法では手に入れることは難しい状況ですが、アメリカのアマゾンならば普通に販売されています。こちらのページでは日本からアメリカのアマゾンのサイトでショッピングする方法を紹介していますので、こちらを参考にしながら下に紹介する映画を観てみたいと思った方は是非トライしてみてください。

 

エクスプレス(The Express: The Ernie Davis Story)

シラキュース大で先輩RBであるジム・ブラウン(Jim Brown)氏の大学ラッシュ記録を更新し、黒人として初めてのハイズマン受賞者となったアーニー・デーヴィス(Ernie Davis)氏の物語。大学時代その高い身体能力でオールアメリカン(2回)選出にナショナルタイトル獲得と花道を歩んできた一方、人種差別に悩まされた過去、さらには不幸にも白血病を発症してしまうなどの波乱万丈な人生を映像化。

心の痛む内容ではありますが、大変インスピレーション度の高い作品です。

あらすじ

シラキュース大のアメフト部監督であるベン・シュワルツワルダーは才能ある黒人選手であるアーニー・デーヴィスを大学に勧誘します。しかし当時はまだ人種差別が色濃く残る時代であり、大学キャンパス内だけでなく街中、さらには同じチーム内からも差別的な扱いをされてしまいます。しかしそんな苦難を乗り越えてデーヴィスは過去例を見ない偉業を成し遂げていくのです。

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ジャンクションボーイズ(Junction Boys)

ジャンクションボーイズは劇場映画ではなく、アメリカのスポーツ専門局ESPNのオリジナルムービー。カレッジフットボール界では知る人ぞ知る元アラバマ大監督のポール・「ベアー」・ブライアント(Paul “Bear” Bryant)氏が主人公ですが、この作品はアラバマ大に来る前に監督を務めていたテキサスA&M大でのお話。

ブライアント監督といえばアラバマ大という印象が強いですが、この映画を見ると彼の違った人物像が見えてきて大変興味深いです。

あらすじ

ケンタッキー大で8年連続勝ち越しシーズンを果たしたポール・「ベアー」・ブライアント監督は1954年にテキサスA&M大監督に就任。その初年度のプレシーズンキャンプがテキサス州ジャンクション市で行われ100人以上の希望に満ちた選手たちが参加しましたが、灼熱の天気、食糧不足、厳しい練習という環境から逃げ出す選手たちが続出。結局残ったのはたったの35人という中でブライアント監督はどうシーズンを切り抜けるのか・・・。

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プログラム(The Program)

物語の舞台は架空の大学となってはいるものの、カレッジフットボール界で実際に起こっている表と裏の事実を大胆に描いた作品。1993年の作品ということで時代は変わっているとはいえ、華やかな部分だけ取り上げられるカレッジフットボールの「真の姿」を映像化した意欲作です。

またこの映画のヒロインには若き日のハル・ベリーが起用されています。

あらすじ

ECUのサム・ウィンターズ監督は来るシーズンでいい成績を残さなければクビを切られるという切羽詰まった状況に置かれます。それを打破するため全米でも優秀な高校生RBダーネル・ジェファーソンをチームに入部させるために美人女学生を彼に送り込みます。その結果彼女に恋に落ちてしまった彼はフットボールそっちのけで彼女にのめり込んでいきます。

またウィンターズ監督は他にも全米中の注目を浴びたばかりにそのストレスからアルコール漬けになるQBやステロイドを乱用する選手などの多くの問題を抱えたままシーズン開幕を迎えていきます。

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グレーター(Greater)

スカラシップ(スポーツ奨学金)を貰えないウォークオン選手としてアーカンソー大に入部したブランドン・バールスウォース(Brandon Burlsworth)氏の実話。周りからは絶対にNCAA1部では活躍できないとレッテルを貼られるものの、それにめげずに彼は体重を絞り練習を重ねて見事に名選手へと変身。強い信念が不可能を可能にするというメッセージ性の強い隠れた名作です。

バールスウォース氏は大学後にNFLドラフト(1999年)で3巡目にインディアナポリスコルツから指名されるまでに至りますが、ドラフト直後に交通事故で亡くなるという不運に見舞われます。しかし彼のウォークオン選手としての功績を讃え2010年からそのシーズン最も活躍したウォークオン出身選手に「バールスウォース賞」が贈られることになりました。

あらすじ

ブランドン・バールスウォースは小さな頃から憧れのアーカンソー大でフットボールをプレーするのが夢でしたが、彼は背が低すぎるのと体重がありすぎるという理由でNCAA1部ではプレーできないと言われ続けました。しかしそれでも夢を飽きられめられないブランドンはウォークオン選手としてアーカンソー大へ入部。コーチやチームメートから揶揄されるも持ち前の真面目さで他の誰よりも練習に打ち込みやがて誰からも尊敬される名選手へと成長していきます。

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ラン・ザ・レース(Run the Race)

2019年に上映されたこの「ラン・ザ・レース」は日本上陸を果たしていませんが、機会があればぜひ観ていただきたい一本です。エクゼクティブプロデューサーはなんと元フロリダ大のQBティム・ティーボ(Tim Tebow)氏。敬虔なクリスチャンである彼ならではの信仰や信念が各所に散りばめられていますが、本軸は兄弟愛。大々的に興行されませんでしたが観る価値はある作品だと思います。

最後に主人公がティーボ氏も活躍したフロリダ大のフィールドに立つシーンは印象的です。

あらすじ

母の死、そして家族を見向きもしない父を持つザックは高校のアメフト部ではスター選手。名門大学への勧誘もあり有望な将来が待っていると思われていましたが、膝に大怪我を負い絶望の淵に立たされます。そんな兄を見た弟のデーヴィッドは陸上競技で自分が活躍することで兄を奮い立たせようとします。

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おまけ

下に紹介する2つの作品は直接カレッジフットボールに関係するシーンがほんの少ししかありませんが、そのシーンだけでも観てもらいたい映画。1つは誰もが知っている名作、もう一つは日本未上陸の作品です。

フォレスト・ガンプ(Forrest Gump)

言わずと知れた名作。子供の頃からハンディキャップを負っていたフォレスト・ガンプの数奇な人生を描いた作品でアカデミー賞やゴールデングローブ賞を獲得。また主役を演じたトム・ハンクスの代表的な主演映画となりました。

この映画ではフォレストが過去を回想するシーンが出てきますが、その中で彼はひょんなことからアラバマ大の練習に乱入。その時見せた俊足をポール・ベアー・ブライアント監督(ジャンクションボーイズの主人公)に見初められチームに加入。キックオフリターンをエンドゾーンに運ぶパフォーマンスを見せてブライアント監督を喜ばせるシーンがあります。

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タッチバック(Touchback)

この映画は高校アメフトにスポットが当てられた作品。高校でスター選手だった主人公が試合中に選手生命を終わらせるような重症を負ってしまい、それ以来農夫として燻った人生を送ることになります。その後も苦難に遭う主人公は自ら命を断つ決断をしますが、その過程で彼は夢の中で高校時代にタイムスリップ。そのパラレルワールドで再び時間はあの人生を変えてしまった場面へと流れていきます。大学でスカラシップが約束された彼はこの試合に出場せず「惨事」を回避しようとしますが・・・。

映画は主に主人公の高校時代とその15年後が舞台ですが、彼がオハイオ州立大からスカラシップのオファーを貰い、実際彼がオハイオ州立大のユニフォームを着てオハイオスタジアムに立つシーンも一瞬描かれています。また主人公を演じたブライアン・プレスリーは実際にアーカンソー大で1年だけウォークオンのQBとして在籍していたということで、映画ではかなり本格的な動きを見せています。監督役のカート・ラッセルもいい味を出しています。

ちなみにネットで調べても確かな情報は出てきませんでしたが、時間軸で見るとこのプレスリーと前述のブランドン・バールスウォース(グレーター)氏はおそらくアーカンソー大で同じ時期に在籍していたチームメートだったはずです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?最初の5作品はすでに鑑賞された事があることも多いかと思います。もしまだ観たことがない方がいらっしゃったらこの機会に是非トライすることををおすすめします!

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