再び大舞台へ【ノートルダム大プレビュー】

2018年度シーズン、カレッジフットボール界全体で見ても非常に効率の良いパサーとして活躍したノートルダム大QBイアン・ブック(Ian Book)。先発として出場したのは8試合でしたが、2628パスヤードに19TD、8INTという数字を残し、パス成功率も68.2%と昨年CFP(カレッジフットボールプレーオフ)にチームが出場した原動力となりました。

2019年度はチームの動かざる先発QBとして開幕を迎えることになりそうですが、そうなれば自ずと出場試合数は昨年を上回ることになるでしょうから、上記の数字、特にヤード数とTD数はその数字を超えてくることでしょう。当然彼に怪我が起きないことが前提ですが。

Embed from Getty Images

昨年のノートルダム大の快進撃の原動力となったQBブック

昨年チームのランオフェンスを支えたデクスター・ウィリアムス(Dexter Williams、現グリーンベイパッカーズ)が抜けたことによりさらにオフェンスはブックに頼ることになりそうです。ウィリアムスの後継者にはジャファー・アームストロング(Jafar Armstrong)が挙げられていますが、彼はどちらかと言うとレシーバー系のRBですから、そうなれば尚更ブックのパスヤードは増えるというものです。

昨年のノートルダム大の攻撃ではランプレーが536回、パスプレーが418回でした。そのパスプレーのうち102回はブックに先発の座を奪われたブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Wimbush、現セントラルフロリダ大)が投げた分です。ブックが先発の座を奪ってから数字を見ると彼は1試合平均でウィンブッシュよりも約10投多くパスを投げています。

関連記事元ノートルダム大QBウィンブッシュの転校先

このことを考えれば今季のノートルダム大オフェンスは昨年よりも更にパスプレーが増えると考えるのが自然です。パサーとして優れた能力を持つブックを擁するとなれば尚更のこと。そうなると今季のブックは4000ヤード超えする可能性も見えてきます。となるとノートルダム大のシーズン記録、ブレディ・クイン(Brady Quinn)氏が2005年に打ち立てた3919ヤードを抜くということもあるかもしれません。

兎にも角にもノートルダム大ファンとしてはブックの急成長は驚きの朗報となったわけです。ウィンブッシュの2017年度のプレーを見ればまさかブックにスポットライトが当たるとは誰も想像していなかったのですから。

Embed from Getty Images

ブライアン・ケリー監督はブックとともに再びCFPに出場できるか

昨年の経験、そしてCFP準決勝に進んだという自信も相まってブック個人としても、またチームとしても今年は更にその上を狙いたいところです。そしてそのゴールとは別にブックとしては個人賞としては最高峰となるあのハイズマントロフィーもひょっとしたら視野に入ってくるかもしれません。

その為にはチームが勝ち進まなければならないのは当然ですが、ブックもQBとして周囲を唸らす数字を残す必要があります。

例えば昨年の受賞者である元オクラホマ大カイラー・マレー(Kyler Murray、現アリゾナカーディナルス)はパスで4361ヤード(42TD)、走っては1001ヤードに12TDというとんでもない数字を残しました。おまけにパス成功率は69%だったのです。

それに加えブックは今年クレムソン大トレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)、アラバマ大トゥア・タガヴァイロア(Tua Tagovailoa)、オレゴン大ジャスティン・ハバート(Justin Herbert)などの超大学級QBとその栄冠を巡って争わなければなりませんから、トロフィーを手にするためには相当な数字と投票者に超弩級のインパクトを与えなければならなくなるでしょう。

昨シーズン、ノートルダム大はレギュラーシーズンを無敗で切り抜けました。それはそう簡単に再現できることではありませんが、もし彼らが再びCFPの舞台に舞い戻りたいのであれば、無所属/独立校である彼らにとって1敗は致命傷となります。それもこれもブックの出来にかかっていると言っても過言ではありません。そしてもしノートルダム大が昨年と同じポジションで年末を迎えていたとしたら、ブックがハイズマントロフィー授賞式が行われるニューヨークに登場している可能性もある・・・かもしれません。

この記事が気に入ったらポチッ!
この記事が気に入ったらポチッ!
Share on facebook
シェアする 0
Share on twitter
ツイートする
Share on twitter
Share on facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on pocket

RECOMMENDED 
こちらの記事もどうぞ