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フィエスタボウルプレビュー【2022年度CFP準決勝第1試合】

フィエスタボウルプレビュー【2022年度CFP準決勝第1試合】

2022年の全米チャンピオンを決めるためのプレーオフ「カレッジフットボールプレーオフ(CFP)」。その栄えある舞台に駒を進めることが出来たのが4チームありますが、その準決勝第1試合目となるのが第2シードのミシガン大と第3シードのテキサスクリスチャン大が対戦するフィエスタボウルです

🏟 会場:ステートファームスタジアム
📌 場所:アリゾナ州グレンデール市
⏰ 日時:12月31日米東部時間午後4時(日本時間1月1日午前6時)
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ベースボール・マガジン社 (編集)

ここまでの歩み

ミシガン大

昨年Big Tenタイトルを獲得しチーム史上初となるCFP出場を決めたミシガン大。準決勝戦ではジョージア大に完敗しましたが、いよいよ強いミシガン大が復活してきたという印象を多く残してくれました。

そして迎えた2022年度シーズン。2021年度に年間最優秀アシスタントコーチ賞であるブロイルズ賞を獲得したオフェンシブコーディネーターのジョシュ・ガティス(Josh Gattis)氏がマイアミ大へと移籍してしまい不安を抱えた開幕となりました。

開幕時の先発QBは前年度に続きケイド・マクナマラ(Cade McNamara)。しかしジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督はJ.J.マッカーシー(J.J. McCarthy)を次戦の先発に据えて二人をオーディション。そして結果的に正QBの座を射止めたのはマッカーシーでした。

とはいってもミシガン大のオフェンススタイルは強力なOLを盾にランでゴリ押しする、今となっては逆に新鮮なスタイル。その中心となったのはRBブレイク・カーラム(Blake Corum)とドノヴァン・エドワーズ(Donovan Edwards)。今季彼らは合わせて2335ヤードを足で稼ぐという全米でもトップクラスのランオフェンスを構築しました。

またミシガン大はディフェンス力も秀でており、トータルディフェンスでは全米3位という実績を持つユニット。ランを基調にしたオフェンスでポゼッションゲームに持ち込み、強力なディフェンスで相手に仕事をさせずに勝利するというスタイルで開幕以来連勝を重ねてきました。

永遠のライバルであるオハイオ州立大との一戦ではエースRBカーラムが怪我で出場できない中、パワフルなオハイオ州立大のオフェンスをディフェンス陣が食い止め、そしてカーラムの分まで奮闘したエドワーズの大活躍で45対23と敵地で大勝。見事にBig Ten優勝決定戦進出を決めます。

参考記事Big Tenカンファレンス優勝決定戦

そしてそのタイトルゲームではパデュー大と対戦。前半スローな立ち上がりながら後半に本領発揮して43対22と快勝し、カンファレンスタイトル二連覇を達成し見事プレーオフの大舞台に2年連続出場を果たしたのです。

参考記事Big Tenカンファレンス優勝決定戦

ミシガン大は現在13勝0敗ですが、彼らが最後に無敗だったというのは1997年(12勝0敗)。そしてこの時は全米制覇を成し遂げたということもあり、25年ぶりの栄冠をキャンパスに持ち帰ることができるかと期待は高まっています。

テキサスクリスチャン大

開幕時にはトップ25位のランキングにも入っていなかったテキサスクリスチャン大ですが、彼らは長年チームを率いてきた名将、ゲリー・パターソン(Gary Patterson)監督と袂を分ち、サザンメソディスト大からソニー・ダイクス(Sonny Dykes)監督を引き抜きました。

ダイクス監督はかつてカリフォルニア大の監督を務めてそのあとはサザンメソディスト大でもチームを指揮。そのコアとなるのは先日亡くなったマイク・リーチ(Mike Leach)監督から直伝の「エアーレイド」オフェンスです。

パターソン監督指揮下のテキサスクリスチャン大は過去4年間で23勝24敗と苦戦中。そんな中で再建を担ったダイクス監督ですが当然開幕前の前評判は高くありませんでした。しかしチームは開幕後あれよあれよというまに連勝を重ね8連勝で全米7位まで順位を上げてきました。

このチームを支えたのは苦労人であるQBマックス・ドゥガン(Max Duggan)。開幕時には先発ですらなかった彼ですが、チャンドラー・モリス(Chandler Morris)が初戦のコロラド大戦で怪我で退場して以来先発を任されています。

またRBケンドル・ミラー(Kendre Miller)のランアタック、そして長身のWRクエンティン・ジョンストン(Quentin Johnston)の台頭もありオフェンス力は全米屈指の力を誇るようになってきました。そしてテキサス大戦では強力な相手オフェンスを封じ込めるディフェンス力も披露し、チームとしてまぐれで勝ち進んできたわけではないということを全米中に証明したのです。

CFPランキング3位でレギュラーシーズンを終え、迎えたBig 12カンファレンスタイトルゲーム。カンザス州立大との対戦となりましたが、予想外の激闘を見せドゥガンの気迫のプレーもありましたが惜しくもテキサスクリスチャン大はカンザス州立大に敗戦。しかしここまでの戦いぶりが認められてファイナルCFPランキングでは3位にとどまり、見事自身初となるプレーオフ進出を決めたのでした。


注目ポイント

ミシガン大はランを中心としたパワーオフェンス、一方のテキサスクリスチャン大はエアーレイドを貴重としたスプレッドオフェンス。どちらのディフェンスが相手のオフェンスを抑えられるかに注目が集まりそうです。

ミシガン大はランがフィーチャーされ続けたことでパスは投げられないというレッテルを貼られていましたが、QBマッカーシーは先に行われたオハイオ州立大戦でその鬱憤を晴らす活躍を見せました。エドワーズのランにマッカーシーのパスというバランスのいいオフェンスをテキサスクリスチャン大ディフェンスが止められるでしょうか。

一方投げれて走れるドゥガン、プロでの活躍が期待されるWRジョンストンという駒を持つテキサスクリスチャン大ですが、トータルディフェンスで全米3位という守備力を持つミシガン大をどう攻略するかも見もの。

ミシガン大が勝てば1997年以来の全米タイトルに一歩前進。テキサスクリスチャン大に至っては1938年以来のタイトルに近づきます。果たして生き残るのはどっち?

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