カレッジフットボールプレーオフ
4チーム制のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)の組み合わせは1位のジョージア大vs4位のオハイオ州立大(ピーチボウル)、ならびに2位のミシガン大と3位のテキサスクリスチャン大(フィエスタボウル)となりました。
準決勝戦第1戦目となったフィエスタボウルでは下馬評でミシガン大が圧倒的有利と言われていましたが、出だしからミシガン大の攻撃が絡まずテキサスクリスチャン大(TCU)がリードする形で試合は進んでいきます。
スピード感溢れるTCU相手に苦しむミシガン大でしたが後半に息を吹き返し、第4Qには点差が3点までに縮みます。が、TCUのQBマックス・ドゥガン(Max Duggan)が役者ぶりを見せつけて再び点差を引き離し、結局51対45でTCUが見事に勝利。念願のナショナルタイトルゲームへ駒を進めることになります。
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一方準決勝戦第2試合目のピーチボウルは1位のジョージア大対4位のオハイオ州立大という好マッチ。
ファイナルランキング直前まで4位だったサザンカリフォルニア大がPac-12カンファレンス優勝決定戦で敗れたために滑り込みでプレーオフ進出を果たしていたオハイオ州立大。レギュラーシーズン最終戦でもあったミシガン大戦に敗れBig Ten優勝も逃していた彼らがどんなモチベーションでこの試合に望むか注目が集まりましたが、試合の方は王者ジョージア大にオハイオ州立大ががっぷり四つに組む好ゲームになりました。
オハイオ州立大にも大いに勝機はありましたが、痛かったのがエースWRマーヴィン・ハリソン・Jr(Marvin Harrison Jr)の負傷退場。これで手駒が減ってしまったオハイオ州立大を尻目にジョージア大はQBステソン・ベネット(Stetson Bennett)といTEブロック・ボワーズ(Brock Bowers)らの活躍で試合終了間際に逆転。42対41の僅差でジョージア大が競り勝ち2年連続タイトル獲得に王手をかけました。
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この結果2022年度のCFPナショナルタイトルゲームはジョージア大とテキサスクリスチャン大との顔合わせに。ジョージア大は2年連続4度目の全米王座を、そしてテキサスクリスチャン大は1938年以来2度目の全米王座を狙うことになります。
試合の方は開始直後からジョージア大がテキサスクリスチャン大を圧倒。前半を終えて38対7とジョージア大が格の違いを見せつけ、後半に入っても彼らは攻撃の手を緩めることなく、終わってみれば65対7という大差でジョージア大が優勝。拍子抜けしてしまったタイトルゲームとなってしまいましたが、ジョージア大が2連覇を達成し、新たなダイナスティーの幕開けを予感させてくれたのでした。