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2021年度シーズン振り返って・・・

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前半戦

シーズン開幕の第1週目にはいきなりジョージア大クレムソン大のメガマッチが実現。この試合はとにかくディフェンス同士のぶつかり合いで中々点が入りませんでしたが、結果的には10対3でジョージア大が辛勝。ただこの時点で既にジョージア大のディフェンスの恐ろしいほどの強さが全米中に知れ渡りました。

その次の週に行われたオレゴン大オハイオ州立大の試合も大変な注目を集めました。オハイオ州立大のホームゲームでしたが、オレゴン大のランオフェンスが驚くほど効果を発揮。前年度ナショナルタイトルゲームに進出したオハイオ州立大を常に後手に回らせ見事にアウェーで大金星。CFP(カレッジフットボールプレーオフ)2年連続進出を目論むオハイオ州立大がシーズン序盤で痛い1敗を喫してしまったのです。

第2週目が終わったばかりだというのに西海岸の名門・サザンカリフォルニア大(USC)では早くも異変が。というのも大学は2戦目でスタンフォード大に敗れ1勝1敗となったところで矢継ぎ早にクレイ・ヘルトン(Clay Helton)監督を解雇。ここまでファン層の受けがあまり良くなかったとはいえ、この時点で解雇するならば昨オフに見限っていた方が良かったのでは・・・とも思ってしまいます。とはいえ、シーズン後に彼らが「ある大物」をゲットできたことを考えればそれもまた良しということなのかも知れませんが。

第3週目に行われたアラバマ大フロリダ大のマッチアップも非常に面白かったです。これは昨年のSEC(サウスイースタンカンファレンス)優勝決定戦の再現。その試合ではフロリダ大がアラバマ大を最後まで追い詰める展開を見せましたが、この試合でも王者アラバマ大をあと少しというとこまで押し込みました。結局フロリダ大は負けてしまいましたが、アラバマ大との差は確実に縮まっていると思わせてくれるには十分でした・・・この時までは。

シーズン始まってここまでの展開を見てみると調子のいいチームと予想外にスランプに陥っているチームの差が歴然となってきます。

ノースカロライナ大ルイジアナ州立大ワシントン大らは開幕前に全米ランキングトップ25位入りを果たしていたチームですが、開幕後早々に黒星を喫してランクダウン。特にワシントン大は開幕戦で超格下であるFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)所属のモンタナ大に敗れるなど波乱。

またクレムソン大も初戦こそジョージア大と激戦を繰り広げますが、すでにこの試合でオフェンスが機能していないことが明らかとなり、特に前年までの絶対的QBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence、現ジャクソンビルジャガーズ)の後釜となるD.J.ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)がピリッとせず、第4週目にはノースカロライナ州立大にオーバータイムの末敗れ早くも2敗目となりランキング外に転がり落ちるという失態を見せてしまいました。

また注目されていた選手たちのスランプも著しかったです。ハイズマントロフィー最有力候補とされていたオクラホマ大のQBスペンサー・ラトラー(Spencer Rattler)を筆頭にノースカロライナ大のQBサム・ハウウェル(Sam Howell)、前述のウイアンガラレイ、USCのQBキードン・スロヴィス(Kedon Slovis)などが苦戦。早くもハイズマントロフィーレースは目玉選手のいない混沌としたレースと化していました。

そんな中破竹の勢いを見せたのがアイオワ大アーカンソー大。アイオワ大は開幕戦でインディアナ大(当時17位)そして翌週のアイオワ州立大(当時9位)のランカーとの連戦に勝利。その後5連勝の後に全米4位だったペンシルバニア州立大もなぎ倒して全米2位にまで上り詰めたのです。

またアーカンソー大も快進撃を見せ、テキサス大(当時15位)とテキサスA&M大(当時7位)からの白星を含む開幕後4連勝で一気に全米8位まで上昇。今季2年目となるサム・ピットマン(Sam Pittman)監督の見事なまでのオーバーホールが全米中を沸かせました。

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