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2021年度シーズン振り返って・・・

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後半戦

シーズンも11月に入るといよいよサバイバルゲームの度合いが増してきますが、第9週目のミシガン大ミシガン州立大の試合がまさにそれを体現するマッチアップでした。どちらもこれまで無敗でしかも元々ミシガン州内にある大学同士のライバリーゲーム。ミシガン大はジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督6季目にして遂に名門復活かと期待が寄せられましたが、結果は37対33でミシガン州立大がこの激戦を制しました。

またこの試合でミシガン州立大RBケネス・ウォーカー・III(Kenneth Walker III)が197ヤードに5TDを獲得するなど大暴れ。混沌とするハイズマントロフィーレースで一躍頭角を現しました

この試合に勝ったミシガン州立大は今季初めて発表されたカレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキングで一気に全米3位にまで上り詰めます。1位はジョージア大、2位はアラバマ大と順当。そして4位には1敗するもオハイオ州立大戦での白星が効いたオレゴン大。

ミシガン州立大はその追い風に乗って一気にBig Ten東地区を制するかと思われましたが、翌週となる10週目にまさかの落とし穴が。というのもこの州に対戦したパデュー大にまさかの敗戦を喫してしまったのです。パデュー大は先にも2位だったアイオワ大を倒しておりまさにトップチームキラーの餌食にミシガン州立大はなってしまったのでした。

これを受けてリリースされた第2回目のCFPランキングでは1位ジョージア大と2位アラバマ大は変わらず、3位には前回4位だったオレゴン大が一つ順位を上げ、4位にはオハイオ州立大がランクイン。

第11週目の目玉試合はオクラホマ大とベイラー大。オクラホマ大はここまで9勝0敗と無傷でしたが、試合の内容がちぐはぐで8位どまり。その彼らがベイラー大と対戦したわけですが、そのオクラホマ大に遂に今季初黒星。8位という位置とシーズン終盤という状況で1敗が命取りとも言えましたが、このベイラー大先に敗れたことで名門オクラホマ大はCFPレースから大きく後退することに。

そして第12週目は熾烈なサバイバルゲームが続くBig Ten東地区でオハイオ州立大ミシガン州立大の大一番が行われました。お互い1敗を喫しもう負けられないという状況で迎えたこの試合、守備に不安を残していたミシガン州立大をQB C.J.ストラウド(C.J. Stround)率いるオハイオ州立大オフェンスが完全攻略。56対7という大差でこの一戦を制しオハイオ州立大が生き残りミシガン州立大が優勝戦線から離脱となりました。

この12週目の結果を受けて第4回目のCFPランキングでは1位ジョージア大に次ぐ2位にアラバマ大を追い越してオハイオ州立大が上昇。そして3位だったオレゴン大がユタ大に敗れたせいで遂に「グループオブ5」の希望の星・シンシナティ大が4位に食い込んできました。

そして迎えた13週目は恒例の「ライバリーウィークエンド」。レギュラーシーズンの日程の最後の週末には各地で因縁の宿敵対決が見られましたが、最大の注目を浴びたのはミシガン大とオハイオ州立大のビッグゲーム。Big Ten東地区の優勝だけでなくCFPレースの生き残りを掛けて行われたこの試合、雪がちらつくホームスタジアムでミシガン大が大暴れ。対戦成績で8連敗中だったうっぷんを晴らすかのようにオハイオ州立大を圧倒して見事に地区優勝を飾りBig Ten優勝決定戦へ駒を進めました。

またアラバマ大アーバン大の「アイロンボウル」もドラマチックな展開に。全米3位で1敗となったアラバマ大にとって負ければCFP進出は海のもずくと消える状況でしたが、この試合ではアーバン大ディフェンスが大健闘しハイズマントロフィー候補といわれたQBブライス・ヤング(Bryce Young)を攻略。アラバマ大は第3Qまで無得点と苦しみましたが、試合終了直前にヤングが同点のドライブを演出して試合はOTへ。そして4度のOTを経てアラバマ大が劇的な逆転勝利をもぎ取ったのです。

ミシガン大がオハイオ州立大に勝利したことを受けて第5回目のCFPランキングではミシガン大が2位に急浮上。シンシナティ大も4位以内にとどまりいよいよ運命のカンファレンス優勝決定戦が各地で行われます。

Big Ten優勝決定戦ではミシガン大がアイオワ大に大勝。Pac-12優勝決定戦ではユタ大がオレゴン大を倒して初優勝。Big 12優勝決定戦ではベイラー大がオクラホマ州立大を倒して優勝。ACC優勝決定戦ではピッツバーグ大がウェイクフォレスト大を下して優勝。さらにアメリカンアスレティックカンファレンス優勝決定戦ではシンシナティ大がヒューストン大から見事に白星を奪い無敗を守って優勝を決めました。

そして注目されたのがSEC優勝決定戦。1位で無敗のジョージア大と3位のアラバマ大の戦いは今季向かうところ敵なしだったジョージア大が優勢だと思われましたが、蓋を開けてみればアラバマ大が予想外の圧勝。ここにきてジョージア大がまさかの黒星を喫するという番狂わせが起きました。

これらの試合の結果を受けて最終的にCFPランキングで上位4チームに食い込んだのは1位アラバマ大、2位ミシガン大、3位ジョージア大、そして4位シンシナティ大。「グループオブ5」出身としてシンシナティ大が初めてプレーオフに進出。またミシガン大も初出場を決めました。

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