CFPレース
開幕後全米各地で新型コロナの影響により試合が延期になったりキャンセルになったりする事態が続発するもシーズンそのものがシャットダウンになることにはならず、第8週目にはBig Tenカンファレンスも参戦し11月に入る頃にはようやく10ある全FBSカンファレンスが足並みをそろえました。
とはいえBig Tenチームが初戦を迎えた頃には多いところですでに5試合を消化しているチームが存在していたことを考えると、果たしてBig Tenや同時期に開幕を迎えた他カンファレンスのチームたちとの比較をどのようにするのかという疑問はありました。特に10月後半の開幕時にいきなり全米5位発進したオハイオ州立大は今後CFPレースを戦っていく上でクレムソン大、アラバマ大、ノートルダム大らと比べるとどうしても試合数の少なさは目立ってしまうのでした。
そんな中発表された第1回目のCFPランキングではいままさに名前を上げた4チームが上位を独占し、それ以下にテキサスA&M大、フロリダ大、シンシナティ大、ジョージア大らが続きました。そして合計5度リリースされたこのランキングにおいて結果的このトップ4の牙城を崩すチームは現れませんでした。
最終戦となった各カンファレンスタイトルゲーム。ACCではクレムソン大とノートルダム大が激突しましたが、レギュラーシーズン中の対戦にて黒星を喫したクレムソン大が見事にリベンジを果たしノートルダム大に今季となる負け戦となってしまいました。この事でノートルダム大が第4の椅子から滑り落ちるかとどまるかに注目が集まりましたがノートルダム大が上位4チームに踏みとどまりアラバマ大、クレムソン大、オハイオ州立大、ノートルダム大がの4チームが夢のプレーオフへ駒を進めました。
これでクレムソン大と今季限定とは言えACCに所属したノートルダム大の2チームが同じカンファレンスからプレーオフに出身を果たしました。これは2017年度にSECのアラバマ大とジョージア大以来の出来事です。
そして行われたプレーオフ準決勝。アラバマ大vsノートルダム大のローズボウルではアラバマ大が快勝。一方のシュガーボウルではオハイオ州立大が昨年度のリベンジを果たす形でクレムソン大を退け、1月11日のCFP全米大学王座決定戦はアラバマ大対オハイオ州立大の対決に決まったのです。