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2020年度シーズン振り返って・・・

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オプトアウト

2020年度シーズン何度も耳にした言葉に「オプトアウト」があります。

これは「身を引く」とか「脱退する」とかいう意味を持っていますが、こと新型コロナウイルスのパンデミック下のスポーツ界では「選手やチームがシーズン参戦を取りやめる」という意味でよく使われました。

新型コロナウイルスが発見された当初、まだこのウイルスが人体に長期的な面でどの様な影響を及ぼすのかが分からなかった頃(今も多くが未知の世界ですが)、このウイルスに感染してしまうことで将来に不安を覚えた選手らが次々とオプトアウトするニュースが夏頃から流れました。

その際たる人物はペンシルバニア州立大のLBで参加していればナンバーワンLBとの呼び声の高かったマイカ・パーソンズ(Micah Parsons)。彼は2021年のドラフト入りを目指し開幕前早々にチームを離れました。その他にもオプトアウトする有能選手が続出しましたが、Big Tenカンファレンス所属選手の中にはオプトアウトしたものの、カンファレンスが秋シーズン開幕を決定するとオプトアウトを撤回してチームに復帰した選手も見られました。

しかしながら開幕直前にオプトアウトすることを決意した選手もおり、特にルイジアナ州立大出身で今季最も優れたWRと噂されていたジャマー・チェイス(Ja’Marr Chase)がオプトアウトしたのには驚かされました。

また選手だけではなくチーム単位でオプトアウトする大学も出てきました。コネチカット大(独立校)、オールドドミニオン大(カンファレンスUSA)、ニューメキシコ州立大(独立校)がそれに当たり、またマサチューセッツ大(独立校)も同じようにオプトアウトした大学でしたが彼らは9月後半に立場を逆転させて開幕へこぎつけ結局4試合だけ行う事ができました(0勝4敗)。

次のページ:新型コロナによるシーズン中の影響

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