ナショナルチャンピオンへの道【その3】

ナショナルチャンピオンへの道【その3】

ナショナルタイトルを争うプレーオフ、カレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出できる4チームを選出するためのランキングであるCFPランキングの第4弾が今週火曜日に発表されました。今週を含めてあと多くて2試合を残し、プレーオフ進出の可能性がある数チームは負けられない状況が続きます。夢の大舞台まであともう少し・・・。それらの候補チームの現状に迫ります。

参考ページ2019年度シーズンランキング【第14週目】

 

オハイオ州立大(CFP1位)

戦績
11勝0敗

ストレングスオブスケジュール
5位(前週6位)

主な勝利ゲーム
ミシガン州立大(当時25位、34対10)
ウィスコンシン大(当時13位、38対7)
ペンシルバニア州立大(8位、28対17)

残りの試合
ミシガン大(13位、11月30日)
Big Tenカンファレンス優勝決定戦(12月7日)

先週2位だったオハイオ州立大ですが、8位(当時)のペンシルバニア州立大を倒したお陰で先週1位のルイジアナ州立大に代わって見事1位に。今季初めてCFPランキングが発表された時は1位でしたから、3週ぶりに首位奪回したことになります。

今週末にライバル・ミシガン大とのアウェー戦、その先にはBig Tenカンファレンス優勝決定戦が控えており全勝すれば当然プレーオフ入りは確実となります。もし今週ミシガン大に敗れてもカンファレンスタイトルを手に入れることができれば、ここまでの彼らの出来を見れば1敗してもトップ4入りすることは大いに考えられます。

ただ、選考委員会にいい印象を与えるためならば、仮に負けるとしたら今週末のミシガン大戦の方がタイトルゲームよりもいいかもしれません。もしミシガン大に負けたとしてもファイナルランキングが発表される直前に行われることになるタイトルゲームで勝てば選考委員会はその勝ちに重きを置くでしょう。しかしもしミシガン大に勝ったあとで西地区チームにタイトルゲームに負ければ、オハイオ州立大はつい先刻負けてしまったチームだという印象が強くなってしまいます。ファイナルランキングに与える影響を考えればカンファレンスタイトルゲームでは負けたくないものです。

それにもしミネソタ大が相手であれば、彼らがBig Ten覇者としてプレーオフ進出を果たす可能性が高くなり、そうなるとオハイオ州立大にとって多少不利になるかもしれませんし。


ルイジアナ州立大(2位)

戦績
11勝0敗

ストレングスオブスケジュール
3位(前週2位)

主な勝利ゲーム
テキサス大(当時9位、45対38)
フロリダ大(当時7位、42対28)
アーバン大(当時9位、23対20)
アラバマ大(当時3位、46対41)

残りの試合
テキサスA&M大(11月30日)
SEC優勝決定戦(12月7日、vsジョージア大)

先週アーカンソー大を倒し見事サウスイースタンカンファレンス(SEC)西地区優勝を果たしたルイジアナ州立大。今週末テキサスA&M大を料理すれば来週には東地区覇者のジョージア大との試合が待っています。

ルイジアナ州立大もここまでの展開を振り返れば1敗してもプレーオフに滑り込めるチャンスがあるかもしれません。特に来週のジョージア大戦で負けるとなってもジョージア大は4位なわけですから、そんな強豪チームに敗れたということはダメージは少なくなりそうです。大差でコンテンパンにやられなければの話ですが。

クレムソン大(3位)

戦績
11勝0敗

ストレングスオブスケジュール
37位(前週39位)

主な勝利ゲーム
テキサスA&M大(当時12位、24対10)

残りの試合
サウスカロライナ大(11月30日)
ACC優勝決定戦(12月7日)

ACCでのレギュラーシーズンスケジュールを終えあとはライバル・サウスカロライナ大との試合とACC優勝決定戦の2試合を残すのみとなったクレムソン大。彼らの現状を考えればこの2試合で星を落とすとは考えられませんから、4年連続となるプレーオフ進出はほぼ確実といえます。しかし逆に言えば上に挙げた2チームがまだ1敗してもプレーオフ進出が可能とされる中、クレムソン大はストレングスオブスケジュールが弱いために1敗したらおそらくプレーオフレースからは脱落するでしょうね。

ジョージア大(4位)

戦績
10勝1敗

ストレングスオブスケジュール
8位(前週7位)

主な勝利ゲーム
ノートルダム大(当時9位、23対17)
フロリダ大(当時6位、24対17)
アーバン大(当時12位、21対14)

残りの試合
ジョージア工科大(11月30日)
SEC優勝決定戦(12月7日、vsルイジアナ州立大)

先週テキサスA&M大を無難に料理したジョージア大。今週は同じジョージア州内のライバル、ジョージア工科大と対戦し翌週にはいよいよ西地区覇者であるルイジアナ州立大とのリーグ優勝をかけた戦いが待っています。ジョージア大がプレーオフに進出するためにはこの大きな壁を乗り越えなければなりません。

アラバマ大(5位)

戦績
9勝1敗

ストレングスオブスケジュール
8位(前週9位)

主な勝利ゲーム
テキサスA&M大(当時24位、47対28)

負けたゲーム
ルイジアナ州立大(当時2位、46対41)

残りの試合
アーバン大(15位、11月30日)

先週ルイジアナ州立大がアーカンソー州立大に勝ったため彼らが西地区優勝を果たし、アラバマ大は今週末のライバル・アーバン大との「アイロンボウル」が今季レギュラーシーズン最後の試合となります。

アラバマ大は1敗チームとしてユタ大、オクラホマ大、ミネソタ大、ベイラー大と第2集団を形成していますが、アラバマ大以外はカンファレンス優勝決定戦で戦うチャンスが有り(ユタ大は今週末のコロラド大に勝たなければなりませんが)、それはつまりCFP選考委員会にあと2試合分アピールする機会がるという意味でもあります。しかしアラバマ大は今週末でレギュラーシーズンが終わってしまうのでアピールできるのはこのアーバン大戦が最後ということで不利な状況に置かれます。

選考委員会も人間ですので、ファイナルランキングを発表する際に1週間前のアラバマ大の勝利(アーバン大に勝つと仮定して)よりもカンファレンス優勝決定戦で優勝した1敗チームのほうに強い印象を抱くことになるでしょう。

アラバマ大が出来ることは今週末のアーバン大戦で全米中に未だアラバマ大は死なず、と言えるほどの印象を残せるくらいの試合内容で白星を挙げ、あとはジョージア大がルイジアナ州立大に敗れることによって空くことになる第4の椅子に滑り込めることを祈るばかりです。

ユタ大(6位)

戦績
10勝1敗

ストレングスオブスケジュール
23位(前週20位)

主な勝利ゲーム
アリゾナ州立大(当時17位、21対3)

負けた試合
サザンカリフォルニア大(30対23)

残りの試合
コロラド大(11月30日)
*Pac-12カンファレンス優勝決定戦(12月7日、vsオレゴン大)

先週オレゴン大が敗れたためCFPランキングを1つ挙げたユタ大。彼らは今週末のコロラド大戦に勝てばPac-12南地区で優勝チームとなり北地区代表のオレゴン大と対決となります。

彼らにとってのベストなシナリオはオレゴン大が6位のままで決勝戦を迎え、その6位のオレゴン大を倒してカンファレンスタイトルを得るものでした。しかしオレゴン大が敗れてしまったため彼らはランクを14位まで落としてしまいました。となると6位のオレゴン大を倒して得た1勝と14位のオレゴン大を倒して得た1勝では当然前者の方が価値が高いわけですから、オレゴン大がアリゾナ州立大に先週敗れてしまったことはユタ大にとっては実は痛手だったわけです。

とにかくユタ大に出来ることは残りの2試合を最高の形で手中に入れることだけです。

オクラホマ大(7位)

戦績
10勝1敗

ストレングスオブスケジュール
24位(前週23位)

主な勝利ゲーム
テキサス大(当時11位、34対27)
ベイラー大(当時13位、34対31)

負けたゲーム
カンザス州立大(48対41)

残りの試合
オクラホマ州立大(21位、11月30日)
Big 12カンファレンス優勝決定戦(12月7日、vsベイラー大)

オクラホマ大は先週テキサスクリスチャン大を倒してカンファレンス優勝決定戦出場を決めました。彼らのタイトルゲーム進出はカンファレンス優勝決定戦のシステムが復活した2017年以来3年連続のこと。

現在7位のオクラホマ大がトップ4に食い込むには当然今週末のオクラホマ州立大、そしてタイトルゲームのベイラー大戦を勝つことが大前提ですが、その他にもまずトップ4の一角が陥落し、さらにアラバマ大とユタ大が2敗目を喫するとかそういうシナリオが必要になってきます。既述の通りアラバマ大はSEC優勝決定戦に進めないため、彼らが1敗を守ったとしてもオクラホマ大の勝ち方によっては彼らがアラバマ大を追い抜くことは考えられます。

ミネソタ大(8位)

戦績
10勝1敗

ストレングスオブスケジュール
41位(38位)

主な勝利ゲーム
ペンシルバニア州立大(当時4位、31対26)

負けたゲーム
アイオワ大(当時20位、23対19)

残りの試合
ウィスコンシン大(12位、11月30日)
*Big Tenカンファレンス優勝決定戦(12月7日、vsオハイオ州立大)

アイオワ大にまさかの敗戦を喰らったミネソタ大ですが、先週はノースウェスタン大戦でしっかりと白星を飾り1敗を守って最終戦のウィスコンシン大戦を今週迎えます。勝ったほうが西地区を制しカンファレンスタイトルマッチでオハイオ州立大と対戦することになります。

ミネソタ大はペンシルバニア州立大と対戦するまで格下ばかりとの対戦でそこまでの展開をあまり評価されませんでしたが、このペンシルバニア州立大に勝ったことで株を大きく挙げました。もちろんその翌週のアイオワ大との敗戦は痛手ではありますが、このウィスコンシン大戦(12位)、そしてカンファレンス優勝決定戦でオハイオ州立大(1位)という強豪を相次いで倒してBig Tenチャンプとなれば彼らがプレーオフに進めない理由などありません。現在8位のミネソタ大ですが、勝ち進めばプレーオフ入りの可能性が高いことを考えると未だ自力プレーオフ進出を達成できるチームだといえます。

ベイラー大(9位)

戦績
10勝1敗

ストレングスオブスケジュール
31位(前週33位)

主な勝利ゲーム
無し

負けたゲーム
オクラホマ大(当時10位、34対31)

残りの試合
カンザス大(11月30日)
Big 12カンファレンス優勝決定戦(12月7日、vsオクラホマ大)

先週テキサス大を破ったベイラー大は1敗を守ったままBig 12カンファレンス優勝決定戦に駒を進めることが確定。ここでオクラホマ大とのリベンジマッチを行うことになりました。

興味深いのは先週14位だったベイラー大が今週一気に9位に上がったこと。現在プレーオフ進出の可能性があるチーム(パワー5チームで1敗以下のチーム)を上位9位にすべて詰め込んだ感がモロに出ているランキングに見えます。

ベイラー大のレギュラーシーズン最終戦はカンザス大ですのでオクラホマ大との再戦で彼らの命運が決まると言ってもいいでしょう。2週間前の直接対決では一時26点差をつけるも相手に大逆転を許して今季初黒星を喰らいました。ですから今回こそは復讐を果たして2014年以来のリーグタイトルを手にしたいところ。

そして彼らがプレーオフに進出するためにはあと2週間でこのラキングを9位から4位以内まで上げる必要があるわけですが、当然そのハードルは高いです。彼らがBig 12チャンピオンになることが最低条件ですが、その上でまずトップ4チームから1チームでも脱落し、さらにその間のアラバマ大、ユタ大、ミネソタ大が皆コケる必要があると思われます。9位ということからも分かるようにベイラー大のプレーオフ進出の可能性は一番低いと言わざるをえないでしょう。

(注1)ストレングスオブスケジュールはTeam Rankingsのものを使用。
(注2)かつて2敗したチームがプレーオフに進出した例がないのでそのようなチームは省略。

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