次に彼がやってきたのがニューヨークのマンハッタン。横断歩道を歩く人達をかわしながら進みますが・・・
しかしすれ違いざまにおばさんから強烈なアッパーカットを食らってボールが宙に舞います。
それを脇で見ていたのが・・・
地元ニューヨークジャイアンツのRBセイクワン・バークリー(Saquon Barkley、元ペンシルバニア州立大)です。「Welcome to the City, kid!」というバークレーのセリフ、これはNYCがタフで荒くれ者が住む街であるというメッセージが込められています。NYCのスポーツファンやメディアはフランチャイズチームに厳しいことでも知られています。ちょっとでも隙きを見せればすぐに叩かれる。そういった意味ではジャイアンツ、そしてジェッツはここ最近叩かれ続けています(苦笑)。
ルーズボールを拾い上げて走り出したこの人物は元ジェッツのRBカーティス・マーティン(Curtis Martin、元ピッツバーグ大)氏です。1995年のドラフトでニューイングランドに指名されたマーティン氏は3年間ペイトリオッツでプレーすると1998年にジェッツへ移籍。以来8年間グリーンのユニフォームに身を纏いチームの中心人物として活躍。2012年には殿堂入りも果たした名選手です。
しかしそんなマーティン氏を見つけ、我が庭でジェッツ選手をのさばらす訳にはいかないと鋭い眼光を投げかける人物が。
2005年から20013年までジャイアンツでプレーしていたDLジャスティン・タック(Justin Tuck、元ノートルダム大)氏です。ノートルダム大で彼が樹立したQBサック数記録(24.5個)は未だに破られていませんが、そんなタック氏はマーティン氏をロックオンするとダッシュで近づいて露店のカートごと激しいタックルを食らわせたのです。
はずみで宙を舞うボールを拾い上げた歩行者。その彼を見つけてロックオンした別のレジェンドが現れます。
元ボルティモアレイヴンズのレイ・ルイス(Ray Lewis、元マイアミ大)氏です。NFLを代表するLBであるルイス氏のタックルなど食らったら即死でしょうが、選手だろうが素人だろうが全力でタックルをかますルイス氏は現役時代を彷彿とさせる雄叫びをあげます。
しかしさすが荒くれ者の住む街マンハッタン。このルイス氏すらターゲットになってしまう訳ですが、彼に照準をあわせたのはこの女性。
彼女の名前はトニー・ハリス(Toni Harris)。彼女は現在大学生ですが、NCAAとは別の団体であるNAIA(小規模の大学が集まった団体)に属するセントラルメソディスト大(ミズーリ州)で実際にプレーする女性選手。実は彼女は女性として史上初となる、スペシャリストではない通常ポジションでプレーする選手としてスポーツ奨学金(スカラシップ)を与えられた人物なのです。
そのハリスがルイス氏に見事にタックルを決め、ボールは再び宙に舞います。それをキャッチしたヤングくんがニューヨークの街を走り去っていきます・・・。
とそんな一連の大騒動を脇で眺めながらスマホで写真をちゃっかり撮っているこの人物・・・
現ボルティモアレイヴンズRBマーク・イングラム(Mark Ingram、元アラバマ大)です。2009年のハイズマントロフィー受賞者でもあるイングラムはレイブンズの大先輩であるルイス氏の恥ずかしいシーンをパシリ。あとでチームに持ち帰って話のネタにでもするのでしょうか(笑)。
Majestic Athletic
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