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【続】誰が誰だか分かるかな?

【続】誰が誰だか分かるかな?

ヤングくんの長かった旅もいよいよ終わりに近づいてきました。

ゆく先々で仲間を作り彼らを引き連れて駆け抜けたヤングくんの終着地点は・・・

スーパーボウルが行われた、フロリダ州マイアミにあるハードロックスタジアム。ここはかつて「プロプレーヤースタジアム」とか「ドルフィンズスタジアム」とか呼ばれた場所ですが、マイアミドルフィンズの本拠地だけでなくマイアミ大ハリケーンズのホームスタジアムでもあります。

スタジアム内でヤングくんらを待ち受けていたのはNFLレジェンドの面々でした。

プライムタイム」のニックネームを持つディオン・サンダース(Deion Sanders、元フロリダ州立大)氏。

左からアンソニー・ムニョス(Anthony Muñoz、元サザンカリフォルニア大)氏、エド・リード(Ed Reed、マイアミ大)氏、バリー・サンダース(Barry Sanders、オクラホマ州立大)氏。

ムニョス氏はUSCで1978年にナショナルチャンピオンに輝くだけでなく野球部員としても同年にナショナルタイトルを獲得。そして1980年のドラフトで第1巡目でシンシナティベンガルズから指名を受け13年間OLとしてプレー。1998年に見事殿堂入りを果たしました。

リード氏はマイアミ大がめちゃくちゃ強かった2000年代前半に同大でプレー。2001年のナショナルタイトルチームの一員でもあります。プロでは主にボルティモアでプレーし2019年に殿堂入りしました。

サンダース氏は1988年のハイズマントロフィー受賞者。プロではデトロイトライオンズ一筋で10年間プレー。まだまだやれると思われていたところで現役引退を表明した時の驚きは筆者もまだ覚えています。彼も2004年に殿堂入りを果たしました。

続いてヤングくんらを歓迎したのはこの3人。右からブレット・ファーブ(Brett Favre、元サザンミシシッピ大)氏、ジェリー・ライス(Jerry Rice、元ミシシッピヴァレー州立大)氏、ラリー・フィッツジェラルド(Larry Fitzgerald、元ピッツバーグ大)。

ファーブ氏は言わずと知れたミスター・パッカーズですが、晩年ジェッツやミネソタバイキングスでもプレーしたアイアンマン。2016年の殿堂入り選手です。

ライス氏は無名大学出身ですが、プロでは唯一無二のWRとしてNFLに君臨。サンフランシスコ49ersの栄光の時代を現役選手として過ごしました。彼は2010年に殿堂入り。

そして未だ現役のフィッツジェラルドは16年間アリゾナカーディナルスでプレー。いぶし銀なフィッツジェラルドですが2020年度もチームに返ってくることを表明しています。

そして最後ヤングくんらを待ち受けるのはこの3名。

左がペイトン・マニング(Payton Manning、元テネシー大)、そして右がジョー・グリーン(Joe Greene、ノーステキサス大)氏。マニング氏はインディアナポリスコルツで1回、デンバーブロンコスで1回の合計2回スーパーボウルで優勝した名QB。まだ殿堂入りの資格を持っていませんが、来年の投票でおそらく殿堂入りすることは確実でしょう。

グリーン氏は大学時代「Mean Greene(卑劣なグリーン)」というあだ名を持っていましたが、彼の度肝を抜くパフォーマンスが転じて大学のニックネーム「Mean Green」にまでなってしまった過去を持っています。彼は1987年の殿堂入り組です。

そしてこの女性。彼女はバージニア・ハラス・マッカスキー(Virginia Halas McCaskey)さん。

彼女の父、ジョージ・ハラス(George Halas)氏は1920年に創設されたNFLの創始者の1人であり、「ミスター・エブリシング」というニックネームもあるようにシカゴベアーズの初代オーナーであり、プレーヤーであり、コーチでもありました。

現在97歳となるバージニアさんは他界したジョージ氏の跡を継いで1983年からベアーズのオーナーを務めています。NFL創設100周年を迎えるにあたり、これ以上無い人物の登場にNFLの粋さを感じずに入られませんでした。

バージニアさんからゲームボールを渡され「後はもう何をするか分かっているわよね?」と問いかけられたヤングくん。彼とその仲間たちはそのままボールをもってインフィールドへ。ここからCMはライブ中継となり、スーパーボウルのキックオフのためにゲームボールを届けるという演出になりました。

フィールド中心にはこの試合の主審を務めたビル・ヴィノヴッチ(Bill Vinovich)氏が彼らを待ち受け、ヤングくんからゲームボールを受け取ります。

各NFLチームのユニフォームを纏った子どもたちがフィールドで円を描き、その中心でヤングくんは体全体を使って観客を盛り上げ喜びを爆発させます。公園でバックヤードフットボールをしていたヤングくんがジム・ブラウン氏に「Take it to the house, kid!」と言われてから走りまくり、見事その目標を果たしたというわけです。

「そして次の100年へ」というフレーズでこのCMは終わっていきます。

撮影されたパートとライブのパートが上手く合体されて見終わったときに感動すら覚えました。昨年の「NFL 100」のCMも相当良かったのですが、前回のものを更に超えるクオリティのCMだったと感じました。現役のスター、過去のレジェンドをふんだんに起用したNFLの制作チームの大成功作品でしたね。

下に実際のCM動画を載せておきます。

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