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タイトルゲーム延期の危機?

タイトルゲーム延期の危機?

2020年度の全米王座を決めるCFP(カレッジフットボールプレーオフ)ナショナルチャンピオンシップゲームが行われる1月11日(月曜日、日本では1月12日火曜日朝)まであと数日となりました。通常ならばどのボウルゲームでも開催日の1週間前くらいから現地入りして練習したりイベントに参加したりとするものですが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で滞在日やイベント参加などを極力無くすために試合日直前に現地入りするケースが多いようです。

今回のタイトルゲームに出場するアラバマ大オハイオ州立大は試合会場であるフロリダ州マイアミ市(マイアミガーデン市)入りするのは2日前の土曜日だそうです。なるべくギリギリまでそれぞれのキャンパスにとどまることで新型コロナ感染を抑止しようというわけです。

タイトルゲーム延期の危機?

しかし現地の報道によると現在オハイオ州立大部内で感染者が出ている模様で、公式声明は出ていないものの情報筋によればDL陣が影響を受けているとかいないとか・・・。

またアメリカの著名スポーツコメンテーターのダン・パトリック(Dan Patrick)氏は彼の情報筋の話でオハイオ州立大内で感染者及びコンタクトトレーシング(濃密接触者追跡)の影響で試合に出れる見込みのある選手が開催延期のリミットに近づいているという話もあります。

開催が延期となった場合その振替開催日は1月18日に予定されています。アメリカの大学ではすでに春学期が始まっているところもあり、おそらくその多くは未だにリモート授業である可能性が高いですが開催を延期するにも限界があります。

オハイオ州立大のライアン・デイ(Ryan Day)監督はチームの内情については明言を避けましたが、チーム自体は今の所予定通り1月11日開催を目指していると言っていますし、CFPチェアマンも開催日に変更なしと断言しました。

とはいえ今季を振り返ると開催日に試合が中止になるケースもありましたから、これから数日の間に話が急展開することは十分に考えられます。アラバマ大は金曜日にチーム全体のPCR検査がありそれが試合前最後のテストとなるそうですが、オハイオ州立大は毎日検査を行っており試合当日に陽性反応を示す選手が現れる可能性もあります。

これはカンファレンスごとにプロトコルが異なるからであり、こんなところにも大学スポーツ界の複雑な問題が浮き出ています。

またアラバマ大ならびに彼らが所属するサウスイースタンカンファレンス(SEC)は1月11日開催を目指しているようですし、オハイオ州立大自身も予定通りに試合を行いとたいとしていますが(建前だけかもしれませんが)、オハイオ州立大が所属するBig Tenカンファレンスが延期を強く要望しているとか。

まあこれは推測でしかありませんが、ここまで来たからにはオハイオ州立大には万全の体制でアラバマ大と対戦してこれに勝利してほしいという願いと、そうすることで得られる様々な「利益」が惜しいから・・・なんて声も聞かれます。

実際にアラバマ大のニック・セイバン(Nick Saban)監督はオハイオ州立大内での新型コロナの影響を受けて開催日の延期の可能性の有無を巡る話があったことを認めています。しかしいっぽうでセイバン監督は1月18日がNFLドラフトへのアーリーエントリーを公表する締切の日であり、どちらのチームにもこれを行おうとしている選手は多くいるはずですから、この重要な日とタイトルゲームが被るのは如何なものかと苦言を呈しました。

果たして来週月曜日に無事開催されるのでしょうか・・・。


セイバン監督ご息女の失言

ところで今回の件に関して外野が騒がしいことになっています。

というのもセイバン監督のご息女であるクリステンさんが物議を醸すツイートをしたからです。オリジナルのものはすでに削除されていますが、当然現代のネット時代においてSNSの内容が完全に抹消されるということはないわけで・・・。

意訳すると「オハイオ州立大で新型コロナ感染が起きたなんていうのは嘘で、怪我を負ったQBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)の回復までの時間を稼ぐために試合を延期させたいのだ。もしフィールズが出れないならばバックアップQBを出場させるまで。アラバマ大で怪我を負ったWRジェイレン・ワドル(Jaylen Waddle)が復帰するまで我々は延期などしない。」という内容。

しかしこれが即座に大炎上。本人は一時騒動を受けてアカウントを停止し後に謝罪のツイートを残しましたが、こんなことを言われて黙っていないのはオハイオ州立大側です。

面白いのは2014年度シーズンにオハイオ州立大がCFPの初代チャピオンに輝いた時のQBカーデル・ジョーンズ(Cardale Jones)のこのツイート。

2014年度のセミファイナルでアラバマ大と対決したオハイオ州立大は当時先発予定だったQBブラクストン・ミラー(Braxton Miller)開幕前に怪我で戦線を離脱し、そのバックアップとしてシーズンを実際に先発として過ごしたJ.T.バレット(J.T. Barrett)もシーズン終盤に足首を骨折してリタイア。そのためセミファイナルはバックアップだったジョーンズが出場しましたが、そのジョーンズの活躍もありオハイオ州立大が優勝候補筆頭のアラバマ大を破る大金星を果たしました。

つまりバックアップを出場させればいいというクリステンさんに、前回の対戦でバックアップQBである自分が出場した時どうなったか覚えてるか?と挑発したわけですね。

何にせよこんなことを言われればオハイオ州立大選手が闘志を燃やすことは目に見えています。しかもそれが対戦相手の監督の娘ということで直接的でなくてもアラバマ大側に深く関係している人物なのです。

先日のシュガーボウルでオハイオ州立大がクレムソン大を圧倒した背景には、クレムソン大のダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督がオハイオ州立大を11位に投票したということからモチベーションが倍増したという事実があります。セイバン監督はそういったナンセンスな事を嫌うため選手たちには余計なことを言わせませんし、自分でも相手を挑発するような発言は決してしません。

にもかかわらず相手を逆なでするようなコメントがまさか実の娘から発せられるとは夢にも思わなかったことでしょう。この騒動後の家族会議の様子を想像するだけで背筋が凍ります😱 ここまでせっかくたどり着いたのに彼女の失言のせいでオハイオ州立大がポテンシャル以上の力を出してアラバマ大が負けたとあれば悔やんでも悔やみきれないでしょうから。


クレムソン大の陰謀?

以下の話はネット上で徘徊している話であり、真実性は不明なので噂話程度の感じで読んでいただければいいのですが・・・。

オハイオ州立大で新型コロナの感染が起きた理由を巡る話なのですが、これをさかのぼってみるとある疑惑にぶつかるというのです。それはクレムソン大と対戦したシュガーボウルの試合です。

つまり感染源はクレムソン大選手というわけですが、試合中のコンタクトでウイルス感染が起きたという実例はまだ発見されていない(はず)ですし、それよりもまさか感染した選手がプレーしていたとは思いたくありませんよね。

しかし、このシュガーボウルではクレムソン大のオフェンシブコーディネーターであるトニー・エリオット(Tony Elliott)氏がウイルスに感染してプレーコーリング出来なかったという事実があります。それがクレムソン大が敗戦した大きな一因ともされています。

そしてネットで流れている話だと、エリオット氏の陽性反応が出た後にチームはウイルス検査をやめたということなのです。エリオット氏はOCとして選手らと毎日濃密接触ていた可能性が高く、彼から感染した選手はいたのではないか・・・。そして検査が行われなかったことで感染したまま試合に出場した選手が存在し、それらの選手を介してオハイオ州立大の選手が感染してしまった・・・と。

繰り返しになりますがこの話を証明するようなものは何もなく、誰かの想像上の話かもしれないので噂話レベル程度で気に留めていただければ幸いですが、ちょっと興味深いセオリーだと思ったので紹介しておきます。

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