今季レギュラーシーズン最終節を迎えるにあたり発表された第4回目のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキング。今週そして来週のカンファレンス優勝決定戦を経て最終ランキングが発表されそのトップ4チームが晴れの舞台となるCFPへ出場が決まるわけです。それまで発表されるCFPランキングは今回のものを含めてあと3回。生き残りをかけたデッドヒートが繰り広げられます。
第4回目のランキングでは細かいところで多少の変移は見られましたが多くのチームが第3回のものと酷似。とはいってもこのランキングで意味を成すのはトップ10チームぐらいなものですから、そこの顔ぶれがどうなったかというのが重要になってくるわけです。ということで今回も今週火曜日に発表されたランキングを見ていきたいと思います。
参考ページ2019年度シーズンランキング【第14週目】第3回目のCFPランキング
上位4チーム
1位:オハイオ州立大(11勝0敗)
2位:ルイジアナ州立大(11勝0敗)
3位:クレムソン大(11勝0敗)
4位:ジョージア大(10勝1敗)
トップ4チームの顔ぶれは変わっていませんが、1位と2位が入れ替わっています。
先週2位だったオハイオ州立大は先週8位のペンシルバニア州立大と対戦してこれを退けましたが、その試合内容が評価されたようで先週1位のルイジアナ州立大を追い抜いてオハイオ州立大が今季第1回目のCFPランキング発表時以来1位に返り咲き。
1位と2位チームはCFP決勝戦にならないと対戦することはないのでこの2チームが順位を入れ替えることに大きな意味は無いのですが、世間にいい印象を残すという意味ではオハイオ州立大にとってはこの返り咲きは大変意味のあることです。正直どちらが1位でも文句はないのではないでしょうか(それぞれのファンは除いて)。
後続チーム
5位:アラバマ大(10勝1敗)
6位:ユタ大(10勝1敗)
7位:オクラホマ大(10勝1敗)
8位:ミネソタ大(10勝1敗)
9位:ベイラー大(10勝1敗)
先週は6位のオレゴン大がアリゾナ州立大に、そして8位のペンシルバニア州立大がオハイオ州立大にそれぞれ敗れて2敗目を喫してしまいCFPレースから脱落してしまいました。
これでトップ4チームに何かがあった時に滑り込める可能性を秘めるチームは上記の5チームに絞られました。当然5位から順にその可能性が高いといえます。
この中で唯一所属するカンファレンス優勝決定戦に進む事ができないのが5位のアラバマ大。オクラホマ大とベイラー大はBig 12カンファレンス優勝決定戦で対決することになっていますので自ずとどちらかがプレーオフから脱落することになります。
そうなると来週がレギュラーシーズン最終戦となるアラバマ大、そしてその翌週にカンファレンスタイトルゲームで選考委員会にむけて最後のアピールをすることが出来るBig Ten、Pac-12、Big 12カンファレンスの優勝チームとの争いとなることが予想されます。
実質的にチャンスがありそうなのはPac-12王者(予想)のユタ大とBig 12王者(予想)のオクラホマ大、そしてアーバン大を最終戦で倒した(予想)アラバマ大の3チーム。もちろんミネソタ大がBig Tenカンファレンスタイトルゲームでオハイオ州立大を倒せば彼らが上位4チームの一角を成すことは確実とされますが、現実的に見て今のオハイオ州立大がミネソタ大に負けるとは考えづらいです。
まずは今週末にそれぞれのチームが確実に白星を手に入れられるかどうかに注目があつまります。
グループオブ5の戦い
「グループオブ5」チームが「ニューイヤーズ6」ボウルに出場するためにはこのCFPランキングの中で「グループオブ5」の中で最高位にランクされなければなりません。今のところ25位以内にランクされいるのは以下のチームです。
18位:メンフィス大(10勝1敗)
19位:シンシナティ大(10勝1敗)
20位:ボイジー州立大(10勝1敗)
25位:アパラチアン州立大(10勝1敗)
先週サザンメソディスト大(当時25位)が2敗目を喫しこのレースから脱落。残すはこの4チームとなりました。
メンフィス大とシンシナティ大は今週末直接対決を残しています。もしシンシナティ大が勝ち海軍士官学校がヒューストン大に勝つとメンフィス大はリーグ優勝決定戦出場を逃します。もしメンフィス大が勝てば翌週にシンシナティ大とカンファレンスタイトルを賭けてもう一度再戦する運びとなります。この2チームの内どちらかが1敗を守ることができればおそらくそのチームが「ニューイヤーズ6ボウル」に出場することが決まるでしょう(おそらくコットンボウル)。
しかしもしどちらのチームも2敗ずつとなればその時はボイジー州立大にもチャンスが回ってきます。アパラチアン州立大も1敗を守りなおかつ彼らよりも上の3チームすべてが2敗目を喫するようなカオスが起きれば彼らにもチャンスは生まれます。