ボウルゲーム

ランキング

順位表

プレシーズン

予定/結果

順位表

ここまでのニュース【11月16日】

ここまでのニュース【11月16日】

ヒューストン大の「コートゲート(Coat Gate)」

ヒューストン大の先週のトゥレーン大戦は気温が下がり、サイドラインで震える選手も続出しましたが、ここ4試合怪我のために試合に出場できていないスターDLエド・オリヴァー(Ed Oliver)がサイドラインジャケットを羽織っていたところ、HCのメジャー・アップルホワイト(Major Applewhite)監督がオリヴァーにジャケットを脱ぐように指示。これを巡ってオリヴァーと口論になったところをカメラが捉えていました。

試合に出場することが決まっているアクティブプレーヤーのみがジャケットを着ることができる、というチーム内のルールがあったそうで、それを守らせるためにアップルホワイト監督は動画からもわかるように自らジャケットを脱がし始めました。そしてそれを嫌ったオリヴァーが血相変えて監督に楯突こうとしているところが見て取れます。

結局ハーフタイム後オリヴァーがフィールドに戻ってくることはなかったそうで、これが今後どのような流れになるのか注目されていました。そんな折オリヴァーとアップルホワイト監督が共同コメントを発表したそうです。

簡単に要約すれば、アップルホワイト監督はオリヴァーを擁護し、オリヴァーは自身の行動は誤解であり、アップルホワイト監督には最大級の尊敬の意をもっている、とこの事態を収束させるためのとってつけたようなコメントでした。

現在3年生のオリヴァーは1年生の時からすでに2019年のNFLドラフト入りを明言していました。能力も昨年最優秀ラインマンに贈られる「アウトランドトロフィー」を獲得したことからもわかるようにすでに証明済みです。しかしここまで膝の怪我で4試合連続出場していません。このことからすでにプロ入りを決めているオリヴァーがここで無理に怪我から復帰してプレーして再び負傷することを恐れてすでにヒューストン大でプレーすることを諦めているのではないかと推測する声も聞かれます。また怪我でもすれば彼のドラフトでの株が落ちるからです。

ドラフトでの有望株選手が怪我を恐れてボウルゲーム出場を拒んだり退部したりするケースはこれまでもありました。ですからオリヴァーがそういった理由で怪我からの復帰をためらっている、もしくはその気がないと思っていても不思議ではありません。しかしチームをまとめる長としてアップルホワイト監督はオリヴァーだけを特別扱いする訳にはいかないのです。あくまでフットボールは団体競技です。ですから現在のヒューストン大でのオリヴァーの立ち位置、ロッカールームでの他プレーヤーとの関係性がどんなものなのか、ちょっと興味がわきますね。


UCLAのクマの銅像に落書き

今週末UCLAはカリフォルニア州内の宿敵であるサザンカリフォルニア大とのライバリーゲームをホームで控えます。しかしそれに先立ちUCLAのキャンパスではUCLAのマスコットであるクマの銅像にサザンカリフォルニア大のスクールカラーである赤と黄色のペイトンで落書きがされているのが発見されました。

少し前にミシガン大ミシガン州立大のライバリーゲームの前にも同じようなことがされたことを紹介しましたが、ここにもわざわざ敵陣に侵入してとんでもないことをしでかすUSCファンがいたのです。

【関連記事】これまでのニュース【10月18日】

それにしても西海岸を代表するライバル対決であるにも関わらず、UCLAは今季ここまで2勝8敗、USCも5勝5敗とどちらも厳しいシーズンを送っており、落書きすることがいけないことは大前提ですが、両チームの現在の状況を考えるとこのイタズラはかなり興ざめしてしまいます。

カンザス大の次期監督にマイルズ氏か

先日カンザス大デヴィッド・ビーティ(David Beaty)監督を今シーズン後に解雇することを発表しました。そしてその日からすでにベティ監督の後釜探しが始まっていましたが、当初の噂通り元ルイジアナ州立大監督のレス・マイルズ(Les Miles)氏との契約交渉が最終段階に入ったという情報筋からのニュースが飛び込んできました。

2016年度シーズン途中にクビを切られたマイルズ氏は常に現場復帰を希望してきましたが、これまでいい話がありませんでした。当初は現場復帰はナショナルタイトルを狙えるチームが好ましい、と話していたようですが、ここまでマイルズ氏に触手を伸ばすチームが現れないため、この際カンザス大でも構わないとハードルを下げたのかもしれません。

ルイジアナ州立大時代の2007年には全米タイトルも獲得したことのある名将マイルズ氏ですから、カンザス大としてはこれ以上無い人材をヘッドハントできたことになります。ただカンザス大をまずBig 12カンファレンスで戦えるチームに変えるにはリクルートバトルで優位に立つ必要があり、カンザス大というこれまでの土壌からしてマイルズ氏にとってはかなり敷居の高いタスクとなりそうです。

これに先立ちルイジアナ州立大とマイルズ氏はバイアウト費に関して和解が成立。2016年に解雇された時ルイジアナ州立大は総額900万ドル以上(1ドル100円計算で9億円)をバイアウト費としてマイルズ監督に支払う義務がありましたが、今週残りの600万ドルをマイルズ氏が放棄することでルイジアナ州立大と合意に達しました。この動きがマイルズ氏が早々に監督復帰することを予期させていたのです。

カンザス大は今週を入れて後2試合試合を残していますので、正式な新監督発表は最終戦後になりそうですが、リクルーティングにおいて早い段階でマイルズ氏のような腕の立つ指導者が新監督になると分かればリクルーティングバトルで多少は有利になるはずです。ですからひょっとしたらこの情報をリークしたのはカンザス大自身・・・かも。

カリフォルニア大対スタンフォード大の試合が延期に

北カリフォルニア州で起きた山火事は多くの被害者を出し、人々の生活に多大なる被害を及ぼしていますが、カレッジフットボール界でもその余波です。というのも、山火事で発生した煙のせいで周囲の空気のクオリティーが格段に落ちたことで、今週末開催予定であったカリフォルニア大スタンフォード大のライバリーゲームが再来週の12月1日に延期されることになりました。

この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
この記事が気に入ったら拡散&フォローお願いします!
ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加
RELATED POSTS 
関連記事

ANY GIVEN 
SATURDAY

全米カレッジフットボールファンサイト