第12週目の見どころ

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いよいよシーズンも終盤を迎えます。今週第12週目はトップチーム(特にSEC)が軒並み弱小チームとばかり対戦する、いわゆる「カップケーキウィーク」とされており、特にCFPランキング上位チームはシーズン最終戦に備えるために戦力を温存する作戦を立てていることでしょう。しかしそれでも見逃せない試合はしっかりとありますのでそれをここでは紹介したいと思います。

シラキュース大(12位)vs ノートルダム大(3位)@ ヤンキースタジアム

現在10勝無敗で全米3位のノートルダム大が無敗記録を11に伸ばすべく今週末12位のシラキュース大と対決。開催地はなんとニューヨークヤンキースのホームスタジアム、ヤンキースタジアムです。

先週ノートルダム大は先発QBイアン・ブック(Ian Book)を怪我で欠きましたが、ブランドン・ウィンブッシュ(Brandon Wimbush)がしっかりのブック不在のチームを勝利に導き、フロリダ州立大を蹴散らしました。一方のシラキュース大はここまで4連勝で波に乗り、ヤンキースタジアムでノートルダム大に一泡吹かせるべく乗り込んできます。

この試合ではQBブックが復帰するとブライアン・ケリー(Brian Kelly)監督が明言。ウィンブッシュは昨年までの先発QBでしたが(今年の開幕時もそうでした)、ブックがスターターの座を確保してからノートルダム大オフェンスは別人のように生まれ変わり、彼はここまで1824ヤードに15TD(4INT)という数字を残してきました。そしてパスオフェンスが機能しだしたことでRBデクスター・ウィリアムス(Dexter Williams)のランアタックが活き、非常にバランスの取れたオフェンスとなったのです。その結果今季彼らは全米31位となるスコアリングオフェンス(1試合平均34.5得点)を誇るほどになりました。ですからノートルダム大にとってブックの復帰は必須事項なのです。

一方ここまで8勝2敗と今季周囲を驚かす快進撃を続けるシラキュース大は開幕後4連勝した後クレムソン大に惜敗したあとにピッツバーグ大にも敗れ2連敗としましたが、そこから再び4連勝。2014年から4年連続負け越してきたところ、ディノ・バーバーズ(Dino Barbers)監督3年目の今年ついに花が咲きました。今季は勝ち越しをすでに決めていますが、それにとどまらずCFPランキングで12位という非常に高ランクに位置づけされているのです。

シラキュース大オフェンスは4年生のベテランQBエリック・ダンジー(Eric Dungey)が率います。ハイブリッドQBであるダンジーは投げては2193ヤードに14TD(5INT)、走っても690ヤードに12TDと非常にプロダクティブなシーズンを送っています。彼とバディーを組むのがRBモー・ニール(Moe Neal)。716ヤードに5TDを記録していることからもわかるように、ダンジーとニール二人で1400ヤード以上を足で稼いでいるのです。その結果彼らのスコアリングオフェンスは全米7位となる平均44.4得点ということで、クレムソン大を追い詰めた(といっても先発QBトレヴァー・ローレンスがこの試合で途中負傷退場しましたが)ことからもわかるように彼らのオフェンスは非常にパワフルです。

しかしディフェンス力を見ると両校の違いが見えてきます。ランディフェンスで70位(1試合平均169ヤード)、パスディフェンスで108位(261.3ヤード)、トータルディフェンスで97位というシラキュース大に対して、ノートルダム大は41位のランディフェンス(138.9ヤード)、29位のパスディフェンス(191.2ヤード)、25位のトータルディフェンスという数字を残しており、明らかにディフェンス力ではノートルダム大に軍配が上がります。

ノートルダム大は勝てばカレッジフットボールプレーオフ(CFP)進出にまた一歩前進しますが、負ければおそらくそのレースから大きく脱落することになるでしょう。シラキュース大にとっては何も失うものはありません。彼らが大御所ノートルダム大に対してどこまでやれるのか、非常に楽しみなゲームです。

因みにノートルダム大はこのヤンキースタジアムでの試合のために、ヤンキーズのユニフォームをモチーフにした特別ジャージで試合に望みます。デザインの是非は・・・皆様におまかせします(笑)。


ウエストバージニア大(9位)@ オクラホマ州立大

全米トップクラスのハイパワーオフェンスを擁するこの2チームのマッチアップ、ハイスコアな試合になることは必然です。

未だにCFP出場への可能性を残すウエストバージニア大にはハイズマントロフィー候補QBウィル・グリアー(Will Grier)が健在。QBレーティングでは全米3位ということで今季を代表するQBであることは間違いありません(因みに1位は同じくハイズマントロフィー候補のアラバマ大トゥア・タガヴァイロア、2位はオクラホマ大カイラー・マレーです)。

オクラホマ州立大のQBテイラー・コーネリアス(Taylor Cornelius)は今季ここまで全米5位となるパスヤード(3133ヤード)を記録。先週のオクラホマ大との試合では惜敗したものの彼自身は脅威の501パスヤードという数字を残し、ここに来てその名を轟かせました。また彼らは秀逸RBジャスティス・ヒル(Justice Hill)を擁しますが、現在怪我のせいでこの試合に出場するか定かでないため、もし不出場となればコーネリアスの出来にこの試合の命運がかかるといえるでしょう。

ディフェンス無視の傾向が見られるBig 12カンファレンスにおいて、ウエストバージニア大はランディフェンスで全米21位、トータルでも38位と相手のランオフェンスをストップすることには長けています。ですからRBヒルが出場するかどうかによって試合展開が大きく変わってくる可能性があります。

また開催地がオクラホマ州立大ということで、カレッジフットボールの異端児、マイク・ガンティ(Mike Gundy)監督以下選手たちは是非ともウエストバージニア大を倒して一矢報いたいと思っていることでしょう。ウエストバージニア大は来週末にオクラホマ大との大一番を控えていますが、その前にオクラホマ州立大に足元を救われないようにしたいものです。


アイオワ州立大(16位)@ テキサス大(15位)

Big 12カンファレンス優勝決定戦出場に向けてかすかな望みを持つアイオワ州立大テキサス大が対決。オクラホマ大が今週末万が一にもカンザス大に負けた場合のみ、この試合の勝者にもチャンスが巡ってきます。奇跡にも近い可能性ですが・・・。

アイオワ州立大の勝利への鍵はRBデヴィッド・モントゴメリー(David Montgomery)が握っていると言えます。というのも先週のベイラー大戦内で起きた乱闘騒ぎでモントゴメリーが相手選手にパンチを食らわし退場処分に。そしてリーグ規定により次戦の試合でも半分は試合に出場できないのです。アイオワ州立大は異議申し立てをリーグにしているようですが、おそらくそれが覆されることはないでしょうから、アイオワ州立大はスター選手不在で前半を乗りきならければなりません。そうなれば彼らのオフェンス力低下はま逃れず、大変不利な立ち上がりを強いられることになります。

一方のテキサス大は先のテキサス工科大戦で第3Qまで相手の超パス重視オフェンスを10点に押さえ込んでいましたが、最終局面で相手に24得点を許し、試合残り時間2分を切った時点で同点に追いつかれてしまいます。結局QBサム・エリンガー(Sam Ehlinger)の土壇場のパスTDで何とか勝ちを拾いましたが、相手に付け入る隙きを与えてしまった彼らのディフェンス力には一抹の不安を覚えます。

今季最大7位まで上り詰めながら浮き沈みの激しかったテキサス大。一方で昨年に続きマット・キャンベル(Matt Campbell)監督の再建計画が着々と進んでいるアイオワ州立大。カンファレンスタイトルへ僅かなチャンスをかけてこの試合に臨みます。


その他の試合

セントラルフロリダ大vsシンシナティ大

現在無敗のセントラルフロリダ大が1敗のシンシナティ大と対決。もしセントラルフロリダ大が勝てば彼らがAAC(アメリカンアスレティックカンファレンス)東地区チャンピオンとなります。

ピッツバーグ大vsウェイクフォレスト大

ACC(アトランティックコーストカンファレンス)の湾岸地区で首位を走るピッツバーグ大。今週末のウェイクフォレスト大との試合に勝利すれば彼らの地区優勝が決まります。

ミシガン大vsインディアナ大/オハイオ州立大vsメリーランド大

Big Ten東地区は事実上ミシガン大とオハイオ州立大との最終決戦にて勝者が決定することになりそうですが、仮にミシガン大がインディアナ大に勝ち、オハイオ州立大がメリーランド大に負ければ直接対決を待たずしてミシガン大の東地区制覇が決まります。メリーランド大は現在5勝5敗。あと1勝でボウルゲーム出場権を獲得することになり、そうなれば今年いざこざが絶えなかった彼らのシーズンを多少なりとも取り返すことが出来るでしょう。

フロリダインターナショナル大vsノースカロライナ大シャーロット校

何故この試合が重要かというともしフロリダインターナショナル大が負ければ自動的にミドルテネシー州立大がカンファレンスUSA東地区優勝となるからです。

バッファロー大vsオハイオ大

MAC(ミッドアメリカンアスレティック)東地区のタイトルを書けてバッファロー大がオハイオ大戦に挑みます。もし彼らが勝てば地区優勝が決まります。

ユタ州立大vsコロラド州立大/ボイジー州立大vsニューメキシコ大

MWC(マウンテンウエストカンファレンス)山岳地区の優勝争いはユタ州立大とボイジー州立大の間で行われていますが、もしユタ州立大がコロラド州立大に勝ち、ボイジー州立大がニューメキシコ大に敗れればユタ州立大が悲願の地区優勝を達成します。

フレズノ州立大vsサンディエゴ州立大

同じMWCのウエスト地区ではこの試合でフレズノ州立大が勝てば彼らの地区優勝となります。

ワシントン州立大vsアリゾナ大/オレゴン州立大vsワシントン大

ワシントン州立大がアリゾナ大に勝ち、ワシントン大がオレゴン州立大に敗れれば最終戦の「アップルカップ」、ワシントン大vsワシントン州立大のライバルゲームを待たずにワシントン州立大のPac-12北地区制覇が決まります。

ユタ大vsコロラド大/アリゾナ州立大vsオレゴン大

Pac-12南地区では現在地区で首位を走るユタ大がコロラド大を倒し、アリゾナ州立大がオレゴン大に敗れ、さらにアリゾナ大がワシントン州立大に敗れると、ユタ大の地区優勝となります。

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