オフシーズンのニュースまとめ:Vol.3【2022】

オフシーズンのニュースまとめ:Vol.3【2022】

QBジョンソンがクレムソン大へ「帰還」


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かつてトップリクルートとしてクレムソン大へ入部するも、トレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence、現ジャクソンビルジャガーズ)が入部してきたことでノースウエスタン大へ転校していたQBハンター・ジョンソン(Hunter Johnson)。そのジョンソンがクレムソン大へ再転校することが分かりました。

転校先のノースウエスタン大には4年間在籍。その間8試合の先発を含む10試合に出場し8TDに8INT、たったの2勝と思ったような成績を残すことは出来ませんでした。

そんなジョンソンはかつて所属していたクレムソン大に戻りMBA(経営学修士号)取得を目指しながら学生コーチとして古巣に復帰しようとダボ・スウィニー(Dabo Swinney)監督にコンタクトを取ったそうですが、そのスウィニー監督は学生コーチではなく選手として戻ってこいと逆オファーしたのだとか。

2020年度シーズンは新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けたため、NCAAは全選手に無条件でもう1年間のプレー資格を授与しました。そのためジョンソンにはあと1年間のプレー資格が残されていたのです。

一度離れた大学に4年後にまたトランスファーとして戻ってくるというのもレアですが、全米でもトランスファー選手に手を出さないことでよく知られているクレムソン大が転校生を受け入れることもまたレア。それもこれもジョンソンが元々クレムソン大選手だったことと、その関係性を大事にしたかったスウィニー監督の粋な計らいが今回の「マッチアップ」を実現させたのでしょうね。

あとはクレムソン大は先発QBであるD.J.ウイアンガラレイ(D.J. Uiagalelei)のバックアップを務めていたタイサン・プマチャン(Taisun Phommachanh)がトランスファーポータル入りしたことで代わりのバックアップQBを探していたという台所事情もあったんですが。


元ベイラー大HCブライルス氏がグランブリング州立大OCに就任


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ベイラー大HCのアート・ブライルス(Art Briles)氏がFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン、旧NCAA1部AA)のブランブリング州立大のオフェンシブコーディネーターに就任することが判明しました。

ブライルス氏は2008年から2015年までベイラー大の監督を務め8年間で65勝37敗という成績を収めました。彼がベイラー大監督に着任するまでチームは12年連続負け越しでカレッジフットボール界のお荷物的存在でしたが、着任3年目に7勝5敗で勝ち越すと2013年と2014年には11勝を挙げてBig 12カンファレンスタイトルを連覇。近年稀に見るリフォームの手腕を見せて一躍凄腕コーチの仲間入りを果たしました。

しかしチームが強くなっていく過程でチーム内の風紀が乱れ始め、選手が婦女暴行事件を起こすなどのスキャンダルが発覚。この責任を取る形でチームは2016年シーズン開幕前にブライルス氏を解雇したのです。

参考記事ベイラー大のブライルス監督が解雇

敏腕だと言われたブライルス氏でしたがこのスキャンダルによってどの大学も彼に手を差し伸べることを躊躇い、以来大学レベルでのコーチングには復帰できずにいました。最近ではテキサス州の高校で監督を2年務め、2019年にはサザンミシシッピ大のオフェンシブコーディネーターの候補に挙げられていましたが、大学側がやはり汚点付きのブライルス氏を起用することに反対しこの話はご破算に。

しかしベイラー大解雇から6年たちようやくFCSレベルとはいえカレッジフットボール界に復帰することになったブライルス氏。グランブリング州立大は黒人を主に学生に迎える「HBCU(Historically Black Colleges and Universities)」の一員。今年からこのチームを率いるのは元クリーブランドブラウンズHCのヒュー・ジャクソン(Hue Jackson)氏。今年で66歳のブライルス氏、果たしてこのチャンスを生かして再びどこかの監督に就任するような日が訪れるでしょうか?

USCウィリアムスのNILディール


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昨年までオクラホマ大でプレーし、シーズン後にサザンカリフォルニア大へ移籍したリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督の後を追うように同校へ転校していったQBケイレブ・ウィリアムス(Caleb Willams)。昨年の1年生選手の中で抜群の才能を見せたウィリアムスは来たる2022年度シーズンで最も注目される選手の1人です。

参考記事Coaching Carousel【リンカーン・ライリーの場合】

そんなウィリアムスは既にサザンカリフォルニア大があるロサンゼルスでもその存在感を見せているようで、その影響か彼はオーディオブランドの「Beats by Dre」とNIL契約を結んだことが明らかになりました。

NILとは「Name/Image/Likeness」の略で、学生選手たちが自身の肖像権を用いてお金稼ぎ出来るようになった新しい仕組みです。ウィリアムスは今回「Beats by Dre」の広告塔になることでその報酬を受け取ることが可能になります。

このディールによりどれだけのお金が入ってくるかは分かりませんが、「Beats by Dre」のブランド力を考えるとかなりの額がウィリアムスの財布に入ってくることが予想されます。

またウィリアムスはネイルアートにどうやら興味があるようで、その繋がりで「Faculty(ファキュリティ)」というコスメブランドとNIL契約を結んだのだとか。さらに挙げ句の果てにはビバリーヒルズを起点とする不動産系株式ファンド「Hawkins Way Capital」ともNIL契約を取り付け、彼はロサンゼルスに移って来ただけで相当額のNILディールを取り付けたことになります。

NIL制度は良くも悪くもカレッジフットボール界の新たな波・・・。賛否はあるでしょうが、NCAAや連邦法などで規制でもされない限りこのムーブメントは新たなノーマルになっていくことでしょうね。

*今回の内容はスタンドFMでのライブ配信でも詳しく話しました。よろしければそのアーカイブをご試聴ください!

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