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スカウティングコンバインの風景【2020年NFLドラフト】

スカウティングコンバインの風景【2020年NFLドラフト】

コンバインで株を下げた選手たち

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ジェイク・フローム(ジョージア大QB)

決してカレッジレベルでもエリートQBと言われてこなかったフロームが早期ドラフト入りしたことは多少の驚きを与えてくれましたが、バロウやタガヴァイロアといったトップクラスのQBと立ち向かうにはこのコンバインでいいところを見せる必要がありました。

しかし身体テストでは軒並み標準かそれ以下で存在感をアピールすることは出来ませんでした。もちろんQBとしての素質はディフェンスを読む力とか経験値とかも絡んでくるものですが、参加した17人のQBの中で群衆に埋もれるようでは先行き厳しいと言えそうです。

K.J.ヒル(オハイオ州立大WR)

前述のマイムスと同じようにシニアボウルで自身の評価を上げたヒルでしたが、コンバインでの結果は残念なものに。

身長が5フィート11インチ(約180cm)に196パウンド(約88kg)と割と小柄な割に40ヤードダッシュは4.6秒と遅め(LBのシモンズが4.39秒だったことを考えればわかりやすいかも)。特に初速が遅いためこれだとスロットレシーバーとしては致命的です。垂直跳びは32.5インチ、幅跳びは9フィート6インチと中の下程度でスカウト陣にアピールするには残念過ぎるものになってしまいました。

ザック・モス(ユタ大RB)

ユタ大のRBモスはコンバインでいい数字を残せませんでした。40ヤードダッシュは4.65秒(RB陣で下から4番目)、垂直跳びは33インチ(RB陣で下から7番目)、20ヤードシャトルランは4.37秒(下から4番目)と目立った記録を残すことができなかったのです。

ただ当然数字だけが選手の全てを決めるものではありませんし、メディアとの質疑応答ではフットボール知能の高さを見せつけてくれたモスですから、必ずしも記録が出なかったからといってドラフトされないということにはならないと思います。

が、一方でやはり良い記録を出しておいたほうがいいことに決まっていますから、モスがドラフト当日に名前を呼ばれるかどうかは今後行われるプロデーでの出来にかかっていると言えそうです。

A.J.イペニサ(アイオワ大DL)

オールアメリカンにも選出されたイペニサ。DLとしての彼の持ち味はそのパワーにある・・・はずでした。しかしコンバインで見せたベンチプレスの数字はたったの17。アリゾナ州立大のキッカー、マイケル・タークですら25回もバーベルを挙げたことを考えると流石にこの数字はDL選手としてはいただけません。

マイケル・ディヴィニティ(ルイジアナ州立大LB)

今コンバインでのディヴィニティが残した数字は目を覆いたくなるようなものばかりでした。特に40ヤードダッシュの4.85秒、ベンチプレスの14回という数字は痛い。昨シーズン中には禁止薬物使用で6試合の出場試合禁止処分に処されており、すでに印象が悪いにも関わらずコンバインでも撃沈。彼の評価の下落に歯止めがかかりません。

ゼヴィアー・マッキニー(アラバマ大S)

コンバイン前までは大学での活躍からして第1巡目候補と評されていたマッキニーでしたが、コンバインではセーフティー陣の中でもミドルクラスの記録に甘んじました。

フットボーラーとして最高レベルの身体能力が必要とされるDB選手として40ヤードダッシュ4.63秒、垂直跳び36インチ、幅跳び10フィートという数字はスカウト陣をがっかりさせるものばかり。もちろんトッププロスペクトであることに代わりはありませんが、このコンバインで第1巡目候補から転げ落ちてしまったとしても不思議ではありません。

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