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これまでのニュース【1月6日】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ノースダコタ州立大がFCSのナショナルチャンピオンに

このサイトでは主にFBS(フットボールボウルサブディビジョン、旧NCAAディビジョンI-A)の出来事を主に取り上げていますが、NCAAには他に3つのディビジョンが存在します。その内の一つでFBSと同じ1部に所属する下部リーグとされるFCS(フットボールチャンピオンシップサブディビジョン)では先日彼らのナショナルチャンピオンを決める優勝決定戦がテキサス州フリスコ市のトヨタスタジアムで行われ、ノースダコタ州立大イースタンワシントン大を38対24で下し、見事FCSの頂点に立ちました。

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自身4度目のナショナルタイトルを手にしたノースダコタ州立大のクリス・クライマン監督

この優勝でノースダコタ州立大は2連覇を達成。もっといえば彼らは過去8年間で実に7度目のタイトルを手にしたことになり、ノースダコタ州立大はFCSのアラバマ大といってもいい「ダイナスティー」を築いています。昨日シカゴベアーズから番狂わせの勝利を獲得したフィラデルフィアイーグルスのQBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz、怪我で欠場中)はノースダコタ州立大の出身。またこの試合後にFBSのカンザス州立大監督として「昇格」していくクリス・クライマン(Chris Klieman)監督にとってはこれで4度目のFCSタイトルとなりますが、これでこれまでFCS最多勝利監督だった元ヤングスタウン州立大監督でオハイオ州立大でも指揮を取ったジム・トレッセル(Jim Tressel)監督に並んだことになります。


ジョージア大QBフィールズ、オハイオ州立大へ転校

2018年度のリクルーティングクラスで全米2位のQBという評価を受けたブルーチップQBジャスティン・フィールズ(Justin Fields)が今回所属するジョージア大からBig Tenカンファレンスの大御所・オハイオ州立大へ転校することが公式に明らかになりました。

今夜ナショナルチャンピオンシップゲームに出場するクレムソン大のルーキーQBトレヴァー・ローレンス(Trevor Lawrence)に次ぐ逸材と言われたフィールズですが、今季はジョージア大の絶対的先発QBジェイク・フローム(Jake Fromm)のバックアップに甘んじました。カービー・スマート(Kirby Smart)監督らコーチ陣は今すぐにでも出場したいフィールズを飼い殺しにして彼が転校してしまわないように、今季フィールズを要所で起用してきましたが、彼の起用法が戦術によるものではなくあくまでフィールズが飽きてしまわないように子供におもちゃを与えておく程度のものでしかたかったのは明らかで、テキサス大とのシュガーボウルではフィールズが登場するシーンはありませんでした。

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今回ジョージア大を去ることになったジャスティン・フィールズ

そんな起用法に嫌気が差したフィールズは即戦力として使ってくれるチームへの転校(トランスファー)の噂がすでに立っていましたが、今回正式にオハイオ州立大への移籍が決定しました。

オハイオ州立大はご承知の通りアーバン・マイヤー(Urban Meyer)監督が引退し、OCだったライアン・デイ(Ryan Day)新監督体制が始まったばかり。そして今年度のハイズマントロフィーで最優秀候補にも選ばれたスターQBドゥウェイン・ハスキンズ(Dwayne Haskins)は今年のNFLドラフト入りが噂されており、フィールズはトランスファールールにより2019年はプレー資格を持ちませんが2020年度以降最長で3シーズンのプレー資格を確保しており、彼が誰かのバックアップではなく先発QBといてオハイオ州立大のスターになるシナリオが早くも見えてきました。

しかしそれに待ったをかける選手もいます。今年ハスキンズのバックアップを務めたテイト・マーテル(Tate Martell)です。彼は2017年度のリクルーティングクラスで全米2番目のQBと評価され、彼もまたオハイオ州立大で自分の出番が回ってくるのを待っています。もしハスキンズがNFL入りすれば来季はマーテルが先発QBを任されることになるでしょうが、2020年シーズンは彼とフィールズの先発バトルが繰り広げられることでしょう。実際フィールズがオハイオ州立大に転校することがわかった際、マーテルは自身のツイッターで暗にフィールズに挑戦状を叩きつけるようなコメントを残していますし。

タイトルゲームのチケット費

全米の頂点を極めるCFPナショナルチャンピオンシップゲームがいよいよ本日夜に行われますが、今年のこのゲームのチケットは前年までのものと比べるとお買い得なプライスで取引されているそうです。

1月3日での時点でこの試合のチケットは最低額で115ドル(1ドル100円計算で1万1500円)で売られているとのこと。これまでのケースとくらべてもかなり手が届く価格で市場に出回っているようです。これは今回の会場がカリフォルニア州のリーバイススタジアムで行われるため、多くの東海岸からのファンが月曜日に2000マイルも離れたサンタクララ市に赴くことをためらったためではないかと思われます。

動物愛護団体が・・・

先日行われたテキサス大ジョージア大シュガーボウルでは試合前にお互いのマスコット同士が一触即発かというシーンが有りました。

ジョージア大のブルドッグ「ウガ(UGA)」にテキサス大の長角牛「ビヴォ(Bevo)」が突進していくシーンが見られました。カレッジフットボールにはこのように実際に生きている動物がマスコットとして愛されるケースが多々あります。しかし何かあるたびにそのことに立ち上がってくるのがアメリカの最大動物愛護団体であるPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)ですが、今回のこの一悶着を見て当然彼らが声を上げたのです。「行きた動物をマスコットとすることを中止せよ!」と。

確かに試合の現場にいたら危険な動物というのもいます。普段は温厚なヴィボが今回のように暴れるというのは珍しいですが、例えばコロラド大のバッファローだとか、ルイジアナ州立大のタイガーだとか。実際PETAはルイジアナ州立大のトラ「マイク・ザ・タイガー(6世)」が現役を退いたら本当のトラをマスコットとして使用することを辞めるべきだと訴えました(2016年に6世が亡くなり、大学は結局2017年8月に7世を迎えました)。

マスコットの存在はカレッジフットボールのトラディションを語る上で外せない重要なものだとは思いますが、PETAの言い分も分かるような気がします・・・。

ウエストバージニア大の新監督に・・・

先日ウエストバージニア大は突如としてダナ・ホルゴーセン(Dana Holgorsen)監督がヒューストン大へと旅立ってしまい監督不在という状況に陥りました。しかし大学側は新監督指名までそう時間をかけることなく新たなリーダーを決定。それはトロイ大ニール・ブラウン(Neal Brown)監督です。

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トロイ大からウエストバージニア大の新監督に抜擢されたニール・ブラウン監督

トロイ大では4年間で35勝16敗という成績を収めたブラウン監督。とくに最近3年間では3年連続10勝シーズンを送っており、彼がいつ「パワー5」スクールから声がかかるかは時間の問題でした。それ以前ではテキサス工科大ケンタッキー大でオフェンシブコーディネーターを務めたこともあります。地内にテキサス工科大では現オクラホマ大監督のリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督のあとを継いでOCに就任したというバックグラウンドがあります。

2011年にBig EastからBig 12に移籍したウエストバージニア大ですが、ホルゴーセン監督指揮下で安定したチームを世に送り出してきましたが、一方でBig 12チームとしては最も離れている場所に所在するチームであり、彼らにとってはアウェーゲームを戦うことは他のチームに比べて負担が大きく、また土地柄リクルーティングでも不利にあるとされています。果たしてブラウン新監督はホルゴーセン監督が築き上げた流れを維持または昇華させることが出来るでしょうか?

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