Big 12優勝決定戦プレビュー

Big 12カンファレンスの栄冠はCFP6位のオクラホマ大と7位のベイラー大の間で争われることになりました。

この両チームは11月16日に既に対戦を済ませておりこの時はオクラホマ大が25点差をヒックリ返して34対31で劇的な逆転勝利を収めました。この敗戦がベイラー大の今季唯一の敗戦となったわけですが、両校ともこのカンファレンス優勝決定戦に駒を進めてリマッチを決めました。

1敗を守り6位と7位という絶好の位置につけ、しかも金曜日に5位のユタ大が敗れたためトップ4チームのいずれかのチームが陥落すればおそらくこのBig 12カンファレンス覇者が4つ目の椅子を手に入れることになるでしょう。つまりこの試合はBig 12チャンピオンを決めるだけでなくプレーオフ進出をも決めかねる非常に重要な試合というわけです。

オクラホマ大オフェンス vs ベイラー大ディフェンス

得点力抜群なオフェンスを持つオクラホマ大は1試合平均トータルヤードで全米1位となる564.3ヤードという数字を持っています。平均得点も1試合約44点ということで攻撃力は群を抜いています。

その原動力となるのはQBジェイレン・ハーツ(Jalen Hurts)。言わずと知れたアラバマ大からの転校生であるハーツはここまで3347パスヤードに1217ランヤードを記録し合計49TDに絡む大活躍。

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ジェイレン・ハーツ

アラバマ大ではパスの能力に疑問を呈されましたが、今季はここまで71.9%のパス成功率を誇り、QB再生請負人とも言えるリンカーン・ライリー(Lincoln Riley)監督の指導のものパサーとしての能力を開花させました。

またそのハーツの相棒でもあるWRシーディー・ラム(CeeDee Lamb)はチーム最多となる1035レシーブヤードを記録。TDも14つ量産し相手ディフェンスの脅威となってきました。このラムは前回のベイラー大戦を怪我で欠場しましたが、このタイトルゲームでは完調ではないとは言え復帰してきます。ラムの出来がオクラホマ大オフェンスの鍵と言えましょう。

彼らの前に立ちはだかるベイラー大ディフェンスですが、前述の通り前回の対戦では後半に24連続失点してまさかの敗退を喫しました。しかしそれ以降の対戦相手だったテキサス大とカンザス大戦ではその強さをいかんなく発揮しました。

ランディフェンスは全米51位(1試合平均143.7ヤード)ですが、前回の直接対戦ではオクラホマ大に228ヤードも稼がれました。ハーツに114ヤード、そしてRBケネディ・ブルックス(Kennedy Brooks)に93ヤードを許しましたが、ベイラー大としてはこのリマッチでは是非ともこのランアタックを止めたいところ。

一方パスディフェンスでは彼らは全米でもトップクラスの数字を残しており、全米2位となる1回のパスの平均ヤード数が9.8ヤードとしています。許したパスTD数もシーズンを通して12つとパスディフェンスでは絶対的な自信を持っているはずです。

が、その12つのパスTDのうち実に3分の1となる4つのTDを前回ハーツに奪われたという事実もあります。

ダイナミックなオクラホマ大ディフェンスをスローダウンさせるには、今季カンファレンス最優秀ディフェンダーに選ばれたDLジェームス・リンチ(James Lynch)の活躍が必須です。今季彼はカンファレンスでトップとなる10.5回のQBサックに、15.5回のタックルフォーロス(TFL)を記録。彼がハーツにプレシャーをかけミスを誘うことができればオクラホマ大のダイナミックなオフェンスを混乱させることが出来るかもしれません。


ベイラー大オフェンス vs オクラホマ大ディフェンス

ベイラー大は今季強固なディフェンスを売りにしてきましたが、攻撃力でもスコアリングオフェンスで全米15位となる平均36.2点と相手に十分ダメージを与えることが出来る力を持っています。

オクラホマ大戦でリベンジを果たすには彼らのランゲームが確立されることが鍵となりそうです。

これまで彼らは1試合平均186ヤードのランアタックを記録していますが、先日の試合ではオクラホマ大ディフェンス相手に113ヤードしかランで稼げませんでした。しかもその約半分はQBチャーリー・ブリューワー(Charlie Brewer)が残したもの。RBのジョン・ロヴェット(John Lovett)とジャマイカル・ヘイスティ(JaMycal Hasty)の二人の活躍に期待したいところ。

とはいえやはりオフェンスの出来はQBブリューワーの手腕にかかっているといえます。ここまで2935パスヤードに20TDのブリューワーは全米20傑に入るパサーレーティングを誇っています。WRデンゼル・マイムス(Denzel Mims)という身長のあるターゲットと共にオクラホマ大のバックフィールドに襲いかかります。

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チャーリー・ブリューワー

一方のオクラホマ大ディフェンスですが昨年よりも進歩はあったとは言えやはり他の上位チームと比べると力不足は否めません。ただヤードを稼がれても大事なときにビッグプレーを見せる粘り強さも持っています。

各ポジションにNFL級のタレントを揃えるオクラホマ大ですから、序盤から持てるポテンシャルを十分に発揮するようなパフォーマンスを披露できれば僅差の展開になったときに底力を発揮してくれそうです。


注目ポイント

数週間前の対戦ではオクラホマ大がベイラー大に今季初黒星を食らわせました。もしあの敗戦がなければベイラー大は無敗だったかもしれないわけで、そんな彼らはリベンジに闘志を燃やしていることでしょう。

その逆転劇の立役者となったオクラホマ大のハーツはその試合でトータル411ヤードに4TDを奪ってヒーローになったわけですが、ベイラー大ディフェンスは前半彼らを押さえ込むことに成功していたわけで、彼らにも勝てる要素は十分にあったわけです。

つまりどちらが勝つにしてもその鍵はハーツの出来にかかっていると言えそうです。勝ったほうが大外からプレーオフに進出する最有力候補に躍り出るわけですから、特にその大舞台にまだ立ったことのないベイラー大としてはなんとしてもこのチャンスをものにしたいところです。

またハーツはハイズマントロフィー候補にも名前が挙げられており、この試合で大活躍することができれば少なくともニューヨークで行われる受賞式に招待されることでしょう。

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