コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【中編】
2020年度シーズンは開幕までに史上稀に見る混沌を見せてきました。Big TenとPac-12という2つのパワー5カンファレンスが不参加を表明すればACC、Big 12、SECらは開幕へ向けて爆進中。これを見ても分かるように今回のコロナ禍は今までに無い程のこの業界の統一性のなさを露呈したのです。
コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【中編】
2020年度シーズンは開幕までに史上稀に見る混沌を見せてきました。Big TenとPac-12という2つのパワー5カンファレンスが不参加を表明すればACC、Big 12、SECらは開幕へ向けて爆進中。これを見ても分かるように今回のコロナ禍は今までに無い程のこの業界の統一性のなさを露呈したのです。
コロナで露呈したカレッジフットボール界の「怪物の尾」【前編】
今年のカレッジフットボールはコロナ禍の影響でBig TenとPac-12は参戦を見合わせるということで例年とは全く異なるシーズンとなります。しかもまだコロナの脅威が存在する中で他リーグ開幕が決まるまで紆余曲折ありましたが、そのプロセスの中でカレッジフットボールの奇妙な構造が見え隠れしてきました。
7月下旬にいわゆる「パワー5」と呼ばれる上位カンファレンス群がほぼカンファレンス戦のみの変則スケジュールを発表。形を変えながらもシーズン開幕へ向けて前進したかに見えていましたがそこから事態は急変。現在カレッジフットボール界は今までにない混沌を迎えています。
8月も目前に迫った7月末、コロナウイルスの影響で今季のカレッジフットボールシーズン開幕が危ぶまれる中でACCがついに今季のスケジュールを発表。それによると彼らは10試合のリーグ戦と1試合の交流戦の計11試合で開幕に臨むことになりましたが、今回のスケジュールにはあの名門が参戦するというサプライズ付きになりました。
8月も目前だというのに相変わらず開幕するのか分からないというカレッジフットボール界。いつもならこの時期はシーズンのプレビュー記事で世間は溢れていますが、如何せん今シーズン開幕が危ぶまれているという現状でそのことを書くことに意味があるのかという感じで足踏みさせられているというのが実際のところでしょうが・・・。
今季のカレッジフットボール開幕予定日が刻一刻と近づいていますが、コロナ禍の影響で未だに開幕を迎えられるのか誰も分からない状況が続きます。もし世間的にみても今季の開催は適当ではないとなった場合、シーズンを秋から春に先送りにするという案もありますが、この案にハードルが無いわけではありません。
通常ならあと1週間ほどで各大学チームはプレシーズンキャンプに突入する頃ですが、コロナ禍の影響で開幕に未だ確固たるゴーサインは出ていません。シーズンそのものをキャンセルするカンファレンスやカンファレンス戦だけに絞るスケジュールでいくカンファレンスと開幕へ向け対応は様々ですが・・・。
世界的大流行を見せるコロナウイルスの影響により今シーズンのカレッジフットボール開催に黄色信号が灯っていますが、今季開催を断念せよという声はよく聞きます。これは当然公衆衛生上の主張なのですが、アリゾナ州立大のある教授はこれとは別の理由でシーズンを中止すべきだと話しています。その主張とは?
Big Tenカンファレンスは今シーズンをカンファレンス戦9試合のみで乗り切ることを表明しました。何としても開幕にこぎつけたい彼らの苦肉の策ではありますが、一方でコロナ禍が収束する兆しはまだ見えません。今季の開幕を懸念する人は多いですが、その中のひとりがオハイオ州立大ADのジーン・スミス氏です。
7月に入りこれまで感染数が高くなかったアメリカ南部でコロナ感染者数が激増。自主トレを行うチームの中にも感染者を出してトレーニングを中止せざるを得なくなった大学もあります。2020年度開幕まであと2ヶ月。果たして今シーズンを無事に迎えることは出来るのでしょうか?
6月1日からキャンパスでの自主トレを解禁したNCAAですが、それに伴い全米中で選手をそれぞれのキャンパスに呼び寄せるチームが増えてきました。一方でアメリカでは現在南部を中心にコロナウイルスの第二波が押し寄せています。NCAAは開幕までの6週間プランを承諾しましたが、それが開幕につながるのでしょうか?
6月からキャンパス内での自主トレ解禁に踏み切ったNCAA。この決断が英断となるのかどうかは時間のみぞ知るという感じですが、どちらにしても閉塞するカレッジスポーツ界に一筋の光を見せてくれたのは確か。そして彼らの次なる課題はいかにしてシーズン開幕を実現させるかということ。それは想像以上に茨の道となるかもしれません。
Pac-12カンファレンスが6月15日から選手がキャンパス内で自主トレを開始することを容認した話とか、自主トレ解禁を独自に打ち出したクレムソン大のその手法の話とか、自主トレ開始を7月1日まで先送りにしたオクラホマ大の話とか、競争上の公平性に疑問を投げかけたBig 12カンファレンスコミッショナーの談話とか。
刻一刻と変わっているコロナ情勢ですが、前回の「中編」記事から数日の間カレッジスポーツ界にも少しずつ朗報が届き始めています。「コロナ禍とカレッジフットボール」最後を締めくくるこの記事ではカレッジスポーツ界の新たな動きとともにここまでの話を総括したいと思います。
世界中に蔓延しているコロナウイルスですが、今後も長期の戦いになっていくことが予想されながらも現在のロックダウン状態から超緩やかではありますがその規制が緩んでいくのかなという兆候が見え隠れしていきました。そんな中カレッジフットボール界ではなんとしてもシーズンを迎えたいという思惑があります。それは一体何なのか?
アメリカの大学がロックダウン状態になってから早2ヶ月。季節は終業・卒業シーズンとなり通常ならば夏休みに突入するかしないか・・・という時期です。が、相変わらず自粛ムードが漂い先が見えないのが現状。果たして来季カレッジフットボールの開催はあるのか?
前回の記事でカレッジスポーツ界でのコロナウィルスの影響少しご紹介しましたが、あれから3、4日しか経っていないのにカレッジスポーツ界は激変。ということで今回は3月12日以降に起きたコロナウィルスに関するカレッジフットボール並びにカレッジスポーツ全体のニュースを時系列でご紹介します。
コロナウィルスの蔓延に歯止めが効かない中、世界保健機関(WHO)は今回のコロナウィルスの感染がパンデミック、つまり世界的な大流行だと公式に発表しました。すでに各国のスポーツ業界でも無観客試合や試合のキャンセル・延期などが実施されていますが、アメリカのカレッジスポーツ界もこれに漏れず影響を受けています。
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