オクラホマ州立大ガンディ監督がペイカット
昨年から続く新型コロナウイルスのパンデミックの影響で各大学では赤字続きとなっていますが、その波は高給取りの監督らにも及んでいます。
そんな中Big 12カンファレンスのオクラホマ州立大のマイク・ガンディ(Mike Gundy)監督は今季の年俸から100万ドル(1ドル100円計算で約1億円)を自主的にカットすることを表明しました。その結果今年度の年俸は437万ドル(約4億3700万円)となりました。それでも相当な学を手にするわけですが・・・。
実はガンディ監督は昨年度の年俸も100万ドル減俸で同意しており、しかも契約年数も5年から4年に短縮されるディールに合意していました。
オクラホマ州立大の稼ぎ頭でもあるアメフト部ですが、2019年には3700万ドル(約37億円)の純利益があったところ、昨年度は1200万ドル(約12億円)以下にまで落ち込んだといいます。来る2021年度シーズンはノーマルオペレーションに戻ることが期待されており、収入面で盛り返すことができるでしょうが、赤字を補填するには2、3年掛かりそうです。
ジミー・キメル氏がLAボウルのスポンサーに
アメリカの夜のトークショーの有名ホストであるジミー・キメル(Jimmy Kimmel)氏が年末に行われるボウルゲームの一つであるLAボウルのスポンサーになることが明らかになり、ボウルゲームの名前も「ジミー・キメル・LAボウル」と彼の名を冠するものになるそうです。
アメリカ三大ネットワークの一つであるABCの人気トークショー「ジミー・キメル・ライブ!」のホストであるキメル氏。このショーが撮影されるロサンゼルスで開催されるLAボウルは当然ABCで放映される予定。キメル氏はこの話に関して「これは全く冗談ではありません。私の名前が冠となるこのボウルゲーム、是非カレンダーに書き込んでおいてください」と話しました。
LAボウルの開催日は12月18日。今の所参加チームはマウンテンウエストカンファレンスチームとPac-12カンファレンスチームの予定です。
Finally, a college football bowl named after a human being…the inaugural Jimmy Kimmel LA Bowl on December 18th at @SoFiStadium pic.twitter.com/SylNjHUPK2
— Jimmy Kimmel (@jimmykimmel) June 17, 2021
アーバン大とマイアミ大の対戦が決定
ちょっと先の話にはなりますが、サウスイースタンカンファレンス(SEC)のアーバン大とアトランティックコーストカンファレンス(ACC)のマイアミ大の両強豪校がホームアンドホーム形式で対戦することが決定しました。開催年は・・・2029年と2030年です。
2029年にはマイアミが、2030年にはアーバン大がそれぞれホストとなりそれぞれのシーズンの開幕戦を戦います。両校が最後に相まみえたのは1984年のことですから、2029年までの間ボウルゲームで対戦することがない限り両校の対戦は45年ぶりということになります。
アリゾナ州立大にリクルーティング違反の疑い
アリゾナ州立大フットボール部にNCAAのメスが入ったようです。
というのも同校は昨年のパンデミック下で禁止されていた対面でのリクルーティング活動をしていたことが明らかになったからです。
CDC(米疾病対策予防センター)のガイドラインや各自治体のルールにより昨年は感染拡大を防ぐために対面でのリクルーティング活動(コーチがリクルート先に訪れたり、リクルートをキャンパスに招いたりする行為)を禁止していました。その制限は今年6月1日にようやく解除されたのですが、アリゾナ州立大は禁止期間中にそれを行っていたらしいのです。
アリゾナ州立大では現在かつてNFLでも監督を務めたハーム・エドワーズ(Herm Edwards)氏が指揮を執っています。エドワーズ監督はゴリゴリの監督というよりは最高経営責任者(CEO)的なまとめ役を担っていると言われており、彼が現場をどこまで把握していたかに注目が集まっています。
もしNCAAの調査により違反が確定すれば、リクルーティングの制限、スカラシップ(スポーツ奨学金)を与えることのできる選手数の減数、罰金、ボウルゲーム出場禁止など、それなりの制裁がくだされることが予想されます。
ウィスコンシン大の新体育局長
Big Tenカンファレンスの大御所・ウィスコンシン大は新しい体育局長(AD)にクリス・マッキントッシュ(Chris McIntosh)氏を昇格させることを決定しました。
これまで長きに渡り同校の体育局長を務めてきたバリー・アルヴァレズ(Barry Alvarez)氏が今年引退を表明。その後釜に誰が座るのかが注目されてきました。
アルヴァレズ氏は1990年から2005年までウィスコンシン大の監督を務め、その間の戦績は120勝70敗4分けで、カンファレンスタイトルを3度手中に入れるなど同校の顔として長く知られてきたレジェンド。2005年後に監督業から退いた同氏はそのまま体育局長としてウィスコンシン大スポーツ局全体をまとめ上げてきました。
マッキントシュ氏は2014年にウィスコンシン大体育局にやって来て以来アルヴァレズ氏の右腕として活躍。アルヴァレズ氏引退後も運営がスムースに行くことが彼の昇格の決定打だったと言えそうです。また現在若干44歳のマッキントッシュ氏はアルヴァレズ氏の教え子としてウィスコンシン大でプレー。1998年と1999年のローズボウル二連覇チームのメンバー。生粋のウィスコンシン大っ子というわけです。
ウィスコンシン大は常に上位を狙えるチームとして高い安定感を維持しており、マッキントッシュ体制下でも現在の監督であるポール・クリスト(Paul Chryst)監督指揮下でBig Ten西地区のお隣り続けるでしょう。
【オフシーズンだより Vol.5】
— Any Given Saturday (@ags_football1) June 23, 2021
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