ジョージア州立大、ランスフォード監督を解雇
今季ここまで1勝3敗と振るわないジョージア州立大は先週のルイジアナ大ラフィエット校との敗戦の翌日にチャド・ランスフォード(Chad Lunsford)監督を解雇しました。
今年で4期目を迎えていたランスフォード監督は2018年に10勝を挙げ3年連続チームをポストシーズンのボウルゲームに送り出していました。確かに今季は負けが先行していますが、ランスフォード監督はここまでジョージア州立大で27勝18敗と決して悪い成績ではありませんでした。ある筋の話だと彼のボスである体育局長(AD)ジャレッド・ベンコ氏と反りが合わなかったからだとか。
シーズン途中で指揮官の交代を見るのはコネチカット大のランディー・イーゼル(Randy Edsall)氏、サザンカリフォルニア大のクレイ・ヘルトン(Clay Helton)氏に続き3人目となりました。
来年のシャムロックシリーズは・・・
ノートルダム大の最近の名物ゲーム、「シャムロックシリーズ」の来季の開催地と対戦相手が決まりました。彼らと同じく独立校を貫くブリガムヤング大とラスベガスレイダースの本拠地であるアレジアントスタジアムで行われます。
「シャムロック・シリーズ」とは2009年度からノートルダム大が始めたトラディションで、様々な場所に赴いて試合を行うというもの。その目的はズバリチームの露出度を挙げてリクルーティングで有利に働くようにするためです。今年のシャムロックシリーズの対戦相手はウィスコンシン大で開催地はシカゴベアーズの本拠地であるソルジャーフィールドでした。
各地を転々としてきたシャムロックシリーズも来年で11回目。そして過去10回のこのイベントでのノートルダム大の戦績は10勝無敗と相性の良いシリーズ。さすがはアメリカのチームと呼ばれるチームらしい興行だと言えますね。
ターゲッティングの反則に光明?
現在ヘルメットやショルダーパッドを故意に使って相手の頭部にコンタクトを取ると「ターゲッティング」の重い反則をとられ15ヤードのオートマティック1stダウンを余儀なくされます。さらにその行為が本当に故意だと認められた場合にはその選手は即退場という非常に厳しい制裁が下されることになります。
ただどのタックルが故意なのかどうかというのは非常に曖昧で主観的であり、その判定には疑問符がつきまとってきました。またこの反則で一発退場というのは厳しすぎるという声がコーチや選手の間から上がってきたのも確かです。
そこで少なくとも一発退場という罰則だけは廃止しようという動きが上層部で起きているのだとか。早ければ今シーズン後にはその審議に入り2022年度シーズンにはルール変更も起き得るというのが巷の噂です。
ある報道によると今シーズン開幕から3週間の間に合計105回のターゲッティングの反則が取られ、そのうち60ケースはターゲッティングが確認され、45ケースはその判定が覆ったのだそうです。
当然ターゲッティングの反則が取り入れられた背景には頭部へのコンタクトによる脳震とう(Concussion)や頸部への怪我の予防が挙げられますが、こういった悪しきプレーを正すためにあえて一発退場という厳しい罰則に定めているわけです。それはそれでわかる話なのですが、現場では「純粋にフットボールをプレーさせてくれ」という声も上がっているのも事実。フットボールというスポーツのインテグリティを保つことと選手の安全を確保することのバランスが求められているということです。
LSUのスティングリー、アーバン戦も欠場へ
ルイジアナ州立大のスターDBで来季のNFLドラフトでも高順目で指名されることが期待されているデレク・スティングリー・Jr(Derek Stingley Jr.)ですが、先週に続き今週のアーバン大戦も足の負傷のために欠場することが明らかになりました。
夏の時点で既に足に違和感を覚えていたというスティングリー。先週のミシシッピ州立大戦に向けた練習中に再び患部が悪化しこの試合を回避。そして今週末のアーバン大戦も出場を見送るようです。
おそらく将来性の高いスティングリーは父で元NFL選手でもあるデレク・スティングリー・Sr(Derek Stingley Sr.)の助言もあり、ここで無理して怪我が慢性化して来年のドラフトでの株を落とすのを避けるための判断でもあると思います。
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