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ミシガン大にリクルーティング違反の疑い【オフシーズン便り#02】

ミシガン大にリクルーティング違反の疑い【オフシーズン便り#02】

ここ2年間、ミシガン大は宿敵オハイオ州立大に2連勝するばかりか、所属するBig Tenカンファレンスのタイトルも2連覇し、カレッジフットボールプレーオフ(CFP)にも2年連続出場するなど、名門ながらなかなか全米の表舞台に立てて来れなかった過去のことを考えると、ノリに乗っているチームといえます。

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ベースボール・マガジン社 (編集)

ただオフシーズンになるとここ最近はお決まりと言える、ジム・ハーボー(Jim Harbaugh)監督のNFL入りの噂が流れてそれに周囲は少々翻弄されるというのが恒例行事となっており、今年もカロライナパンサーズやインディアナポリスコルツ、デンバーブロンコスと接触したという話も上がりました。

結局ハーボー監督は2023年度もミシガン大に残留し在校生やファンを安心させましたが、自身の母校であり上にも挙げた通りようやくチームがナショナルタイトルを狙えるようなモメンタムを築き始めているのですから、ミシガン大にしっかりと腰を下ろして長期的に母校繁栄を目指してほしいと考えるのは私だけではないはずです。

そんなミシガン大ですが、そのハーボー監督がチームに残留するという発表がされた数時間後、今度は彼らがリクルーティング違反を犯した疑いでNCAA(全米大学体育協会)の調査のメスが入るらしいという報道が流れました。

情報筋の話によると、彼らが犯したルール違反とは以下のものだそうです。

  • 練習時に許されている人数以上のコーチが指導していた
  • コロナ禍でリクルーティング活動が禁止されていたデッドピリオドと呼ばれる期間に2人の高校生と接触していた
  • ビデオを通じて選手たちのワークアウト(練習以外の活動だとおもわれる)を監視していた
  • ハーボー監督が今あげた違反の疑惑があった際にNCAAに真実を語らなかった

このうち、ビデオで選手たちのワークアウトを監視していたというのは、認定されれば「レベル2」の違反となるそうですが、この「レベル2」の違反はマイナーな違反だとされています。

しかしハーボー監督がNCAAに真実を語らなかった、というのは「レベル1」相当のルール違反とされ、これが認定されればその制裁として今後のリクルーティング活動に制限がかけられたり、ハーボー監督が試合当日に謹慎処分に処されるなどという、それなりに重い制裁が加えられる可能性があると言われています。

ただ、これはNCAAがミシガン大に上に挙げたような疑いが認められるのでこれから調査を開始します、というお達しということで実際にこれらのルール違反が行われたことが認められたわけではありません。調査が始まれば結果が出るまでは数ヶ月から数年かかるということですので、今直ぐどうこうという話ではなさそうです。

とはいえ、ハーボー監督がミシガン大にようやく残留するとした矢先というタイミングでこのことが世間に明らかになったのはフットボールの神様のいたずらなのでしょうか。このNCAAによる調査に嫌気がさして、せっかく引き続きミシガン大で指揮を取ると決めたハーボー監督がNFLへ飛んでいってしまうなんてことがあってもおかしくはなさそうです・・・。

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