昨年フロリダ州立大の先発QBに任命されながら、開幕戦のアラバマ大戦で膝に大怪我を負ってシーズンを棒に振ったデオンドレ・フランソワ(Deondre Francois)。現在は膝も回復して次季シーズンに向けてトレーニングに精を出していることでしょうが、どうやらその他にも精を出していたらしいこと判明しました。
匿名人物からのタレコミ情報をもとに2ヶ月の捜査を続けていたフロリダ州立大のお膝元であるタラハシー市警察は先日フランソワのアパートを強制捜査。そしてそこで出てきたのは大麻(マリファナ)だったのです。
しかも市警察によるとただ持っていただけでなく、どうやらこの大麻は売りさばかれるために所持されていたものである可能性が強いようで、もしそうなるとことの大きさが変わってきます。
大麻の使用は禁止されているものの、それを所持していたことで捕まったとかいうは話はそう珍しいことではありません。しかしそれを売りさばいて商売にするというのは自分だけに降りかかることではないので今後の状況次第ではフランソワのフロリダ州立大の選手生命にも関わってくるのではないでしょうか。彼自身は見つかった大麻は彼の彼女のものだと主張しているようですが・・・。
今のところフランソワに逮捕状は出ておらず、詳しいことがわかるまでは司法機関の監視下に置かれているそうです。
今年から新たに指揮を執るウィリー・タガート(Willie Taggart)監督によるとフランソワは現時点でチームから退部処分などにはなっていないようですが、いずれにしても何らかの処罰は下されるのは必然でしょう。
昨年フランソワ無きフロリダ州立大は大失速し7勝6敗で辛うじてインディペンデンスボウルに出場したという非常に残念なシーズンを送ってしまいました。その理由をフランソワがいなかったということだけで片付けるのはどうかと思いますが、どちらにしても前監督であるジンボ・フィッシャー(Jimbo Fisher)監督がテキサスA&M大へ鞍替えし、タガート監督の下で新たなチームが発足するというときに、チームのリーダーたるQBのフランソワがこのような問題を起こしたとなると、フロリダ州立大の先行きも怪しいと思ってしまいます。