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カレッジフットボールニュースまとめ【2020年12月9日】

カレッジフットボールニュースまとめ【2020年12月9日】

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ベースボール・マガジン社 (編集)

Big Tenがルール変更→オハイオ州立大がタイトルゲームへ

現在Big Tenカンファレンス東地区で5勝0敗と単独首位のオハイオ州立大CFP(カレッジフットボールプレーオフ)ランキングでも4位とナショナルタイトルを狙えるだけの位置にいるチーム。しかし今週末に行われるはずだったミシガン大との試合が新型コロナウイルスの影響でキャンセルに。既にメリーランド大イリノイ大との試合がキャンセルになっていたオハイオ州立大にとってミシガン大との試合が白紙になったということはレギュラーシーズンを5試合しかこなせないという意味となり、これでBig Tenが定めた「カンファレンス優勝決定戦に出場するには最低6試合を消化しなければならない」というルールに則りオハイオ州立大はリーグタイトル戦に進出できない危機に陥っていました。

しかし今週水曜日(12月9日)にBig Tenカンファレンスの体育局長(AD)らが集まり協議し投票した結果、この「6試合ルール」を撤廃することに合意。これで5試合しか消化していないオハイオ州立大が東地区代表チームとして西地区代表のノースウエスタン大とのタイトルゲームに駒を進めることが決定しました。

たった5試合だけだったとしたらCFPレースに不利に働くとされていましたから、彼らがタイトルゲームで6勝0敗というレコードとBig Ten王者という看板を提げればプレーオフ進出に大きな後押しとなるでしょう。

それにしても今回の事といい、夏の時点で開幕を延期することをフライング気味に発表してしまったり、それを撤回せざるを得なくなったりと、今年のBig Tenカンファレンスの管理運営能力には呆れてしまいます。とくに今回の「6試合ルール」はとってつけたようなルールであり、これを決めた時に現在のオハイオ州立大のような優勝候補筆頭が6試合試合ができなかった場合はどうなるかということを予測できなかったことに疑問を感じます。

結果としてカンファレンスはオハイオ州立大に便宜を図る形でルールを撤回しなければならなくなり、オハイオ州立大には何の落ち度はなかったとしても決してPR的には印象はよくありません。それを引き起こしたのはこの何の根拠もないルールを作ってしまったカンファレンス側の失態なのです。


サウスカロライナ大の新監督にビーマー氏

先月ウィル・ムスチャンプ(Will Muschamp)監督を解雇したサウスカロライナ大は新監督に現オクラホマ大アシスタントHCのシェーン・ビーマー(Shane Beamer)氏を起用することを発表しました。

ビーマー氏はバージニア工科大を長きに渡り指揮し2015年に現場を退いたフランク・ビーマー(Frank Beamer)氏の実子。父の指揮するバージニア工科大で現役時代を過ごしたシェーン氏は卒業後にそのままコーチングの道に入り、テネシー大、ミシシッピ州立大、サウスカロライナ大でアシスタントコーチを経験した後に父のいるバージニア工科大へ。そのパパ・ビーマーが引退した後はジョージア大を経て現在のオクラホマ大に行き着きました。

コーチングの初期の殆どをSEC(サウスイースタンカンファレンス)で過ごしたビーマー氏はこのカンファレンスを熟知しておりリクルーティングでもそれは大いに生かされるでしょう。何よりも過去にサウスカロライナ大に在籍していたという点も彼の起用に大きく影響。果たして彼の下サウスカロライナ大は再建を果たすことができるでしょうか?

伝統の一戦をトランプ大統領が観戦

現職のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が今週行われる陸軍士官学校vs海軍士官学校の伝統の一戦に足を運ぶことが明らかになりました。

つい先日再戦への大統領選挙でジョー・バイデン(Joe Biden)元副大統領に敗れてしまいましたが、トランプ大統領がこの試合を観戦するのは大統領に就任して以来4年連続。どうやらこれが大統領としては最後の観戦となりそうです。

ちなみにこのライバリーは毎年中立地であるリンカーンファイナンシャルフィールド(NFLフィラデルフィアイーグルスのホームスタジアム)で行われますが、スタジアムがあるペンシルバニア州の法令により無観客が義務付けられているため今年に限り開催地を陸軍士官学校があるニューヨーク州ウエストポイント市に移して行われます。最後に陸軍士官学校の敷地でこのマッチアップが開催されたのは1943年ということですから、新型コロナウイルスがもたらした奇跡とでも言えましょうか。

テキサス大の元監督エイカーズ氏が他界

1976年から1985年まで名門テキサス大を率いて86勝31敗2分けの成績を残したフレッド・エイカー(Fred Akers)氏が今週月曜日に死去。享年82歳でした。

テキサス大のレジェンド、ダレル・ロイヤル(Darrell Royal)元監督の下で10年間アシスタントを務めたエイカーズ氏はロイヤル氏の後を引き継ぐ形で監督に就任。偉大なロイヤル氏の後釜という難しいポジョションながらサウスウエストカンファレンスタイトルを2度獲得。その1つである初年度の1977年はスターRBアール・キャンベル(Earl Campbell)氏を擁して11勝1敗(リーグ戦績8勝0敗)という好成績を残し、そのキャンベル氏はハイズマントロフィーを受賞しました。

ルイジアナ大モンロー校のヴィアター監督が解雇

今季ここまで0勝10敗と勝ち星に恵まれないサンベルトカンファレンス所属のルイジアナ大モンロー校マット・ヴィアター(Matt Viator)監督と袂を分かつことを決定。

ヴィアター監督は同校で5季目を終えましたがトータルの戦績は19勝39敗。2018年度には6勝6敗としましたが5年間で1度もボウルゲーム出場を果たせませんでした。

LAボウルがキャンセルに

今年開催予定だったLAボウルが新型コロナウイルスの影響でキャンセルに。今年が初開催となるはずだったLAボウルは12月30日にカリフォルニア州ロサンゼルス市で行われる予定で、Pac-12カンファレンスチームとマウンテンウエストカンファレンスチームの対戦が見込まれていました。

これで今年のボウルゲームのラインナップの中で既にキャンセルとなったのは11つ目。今後もこの様なボウルゲームが増えていくことでしょう。

ペンシルバニア州立大が900勝目を達成

今季チーム史上最悪となる開幕後5連敗という汚名を残してしまったペンシルバニア州立大。しかしミシガン大に勝利して今季初白星を獲得すると先週はラトガース大と対戦しこれにも勝利で2連勝。そしてこのラトガース大戦での勝利が自身記念すべき900勝目となりました。

現在ペンシルバニア州立大は歴代最多勝利チームランキングで第9位(FBSだけなら8位)。彼らの次なる獲物は現在(2020年12月9日)で904勝のネブラスカ大。以下に他の歴代最多勝利チームランキングを挙げておきます。

1. ミシガン大:964勝350敗36分け
2. オハイオ州立大:927勝326敗53分け
3. アラバマ大:925勝331敗43分け
4. テキサス大:922勝377敗34分け
5. ノートルダム大:918勝326敗42分け 
6. イェール大:917勝380敗55分け
7. オクラホマ大:915勝329敗53分け
8. ネブラスカ大:904勝398敗41分け
9. ペンシルバニア州立大:900勝398敗41分け
10.  ハーバード大:879勝403敗50分け

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