これまで長きに渡りミシガン州立大オフェンスを率いてきたコナー・クック(Connor Cook)。3年連続メジャーボウルゲーム出場を成し遂げ、その間最終ランキングでは常に上位6位以内をキープ。昨季はBig Tenタイトルもゲットしクックはミシガン州立大にて一時代を築き上げました。
そんなクックがいよいよ卒業し、チームは彼の後継者を探しださなくてはならなくなりました。しかしその青写真は昨シーズンの対オハイオ州立大戦で垣間見ることが出来ました。クックの肩の故障のため臨時出場したタイラー・オコナー(Tyler O’Connor)はこの試合で12投中7投のパスを成功させ1TDを含む89ヤードを獲得。一方同じく出場したダミオン・テリー(Damion Terry)は4投中1投を成功(2ヤード)という数字を残しました。
この試合では寒さと雨という散々な天候だったこともあり、ミシガン州立大はオフェンスをラン重視にして対応。結果はミシガン州立大スペシャルチームがオハイオ州立大のパントをブロックしてそれをそのままエンドゾーンへ運ぶという奇跡の勝利劇を演じた訳ですが、この試合での役割が「ミスをしない」というものだった故にこの二人の選手のポテンシャルをこの試合のみで計るのはフェアではありません。しかしオコナーが次期先発QBに近いことは確かでしょう。
近年のミシガン州立大の成功に尽力したクックに加え、OLからはジャック・コンクリン(Jack Conklin)とジャック・アレン( Jack Allen)、そしてWRからスターレシーバーのアーロン・バーブリッジ( Aaron Burbridge)もそれぞれチームを去ることとなり、ミシガン州立大オフェンスは新時代に突入すると言えそうです。