いよいよ2018年度の王者を決めるCFPナショナルチャンピオンシップゲームが1月7日米東海岸時間夜8時(日本時間1月8日朝10時)に開催されます。今季は全米1位のアラバマ大と2位のクレムソン大という順当に勝ち上がった2チームが対決。この2チームは過去3年間CFPで対戦してきており、今年で同一カード第4ラウンド目ということになります。
2015年度はアラバマ大がハイズマントロフィー受賞RBデリック・ヘンリー(Derrick Henry)を擁し優勝。2016年度はクレムソン大のQBデショーン・ワトソン(Deshaun Watson)が今年も健在のWRハンター・レンフロー(Hunter Renfrow)への試合終了直前のTDパス逆転してリベンジを果たし優勝。そして2017年度はCFP準決勝戦で対戦し、アラバマ大が快勝してそのまま決勝戦でジョージア大を倒して優勝。CFPでの対戦成績はアラバマ大が2勝1敗でリードしています。
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ここではこの2チームがここまでどのようにしてたどり着いたのかを見てみます。
アラバマ大 (14勝0敗) |
クレムソン大 (14勝0敗) |
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ルイビル大 51-14 |
第1戦目 | ファーマン大 48-7 |
アーカンソー州立大 57-7 |
第2戦目 | テキサスA&M大 28-26 |
ミシシッピ大 62-7 |
第3戦目 | ジョージアサザン大 38-7 |
テキサスA&M大 45-23 |
第4戦目 | ジョージア工科大 49-21 |
ルイジアナ大 56-14 |
第5戦目 | シラキュース大 27-23 |
アーカンソー大 65-31 |
第6戦目 | ウェイクフォレスト大 63-3 |
ミズーリ大 39-10 |
第7戦目 | ノースカロライナ州立大 41-7 |
テネシー大 58-21 |
第8戦目 | フロリダ州立大 59-10 |
ルイジアナ州立大 29-0 |
第9戦目 | ルイビル大 77-16 |
ミシシッピ州立大 24-0 |
第10戦目 | ボストンカレッジ 27-7 |
シタデル大 50-17 |
第11戦目 | デューク大 35-6 |
アーバン大 52-21 |
第12戦目 | サウスカロライナ大 56-35 |
ジョージア大 35-28 |
第13戦目 (リーグ決勝戦) |
ピッツバーグ大 42-10 |
オクラホマ大 45-34 |
第14戦目 (CFP) |
ノートルダム大 30-3 |
両校にとって同じ対戦相手はテキサスA&M大とルイビル大の2チーム。テキサスA&M大戦はクレムソン大にとっておそらく今シーズン一番苦戦したチームといえますが、アラバマ大はほぼダブルスコアで一蹴。またルイビル大戦ではどちらのチームも大勝しています。もちろんこれだけのデータで両チームの強さを測ることはできませんが、参考までに。
スケジュールだけ見るとアラバマ大の方がクレムソン大と比べて強敵との対戦が多い気がします。それは彼らが全米のトップリーグでもあるサウスイースタンカンファレンス(SEC)出身であり、クレムソン大が所属するアトランティックコーストカンファレンス(ACC)の全体のレベルがSECよりも低いことによります。そういった面ではクレムソン大がアラバマ大のような真の強敵と対戦したときにどこまでやれるのかというのはイマイチわかりません。