忘れられない・・・

先日アラバマ大ファンが元クレムソン大QBデショーン・ワトソンをバーから追い出したというニュースを紹介しました。アラバマ大のナショナルチャンピオンシップでの敗戦を未だ引きずっているファンの不必要な行動でしたが、一方でチームの長であるニック・セイバン(Nick Saban)監督もこの時の負け戦を未だに記憶の奥底にしまっておけないでいることを吐露しました。


先月アメリカのスポーツ専門局であるESPNに対し、セイバン監督はこう語っています。

「私はこの敗戦を完全に記憶から拭うことはできないでしょう。なぜならあのような大舞台での黒星は一生頭にこびりつくからです。例えば数年前のアーバン大での、フィールドゴールをリターンされて負けたい試合(俗にいう『キックシックス』)、2014年のプレーオフ準決勝戦のオハイオ州立大戦で自分たちの出来の悪さで負けてしまったこと、これらは忘れることができない試合の一例です。」

「今回のクレムソン大との試合でも我々は上手く試合を運ぶことができなかった。そしてクレムソン大は彼らがすべきことを完璧にこなして我々を倒した。その点が今でも我々に突き刺さっているのです。」

セイバン監督がチームが100%の力を出せなかったことを認め、それを悔やんでいるようですが、インタビューではシーズンを通してのチームの成長具合には非常に満足しているようで、特に新人QBのジャレン・ハーツ(Jalen Hurts)の活躍を非常に喜んでいるようでした。

そして話は再びチャンピオンシップに戻るのですが、そこで彼はその試合におけるレーン・キフィン(Lane Kiffin、現フロリダアトランティック大監督)氏とスティーブ・サーキジアン(Steve Sarkisian、現NFLアトランタファルコンズオフェンシブコーディネーター)氏の影響にも触れました。

「あの試合で我々攻撃陣は準決勝戦(対ワシントン大戦)よりも多く得点をしました。それも手強い(クレムソン大)ディフェンスを相手にして、です。我々のディフェンスは最初の3Qで14失点に抑えましたが、第4Qにクレムソン大に3つものTDを献上してしまった。それで負けてしまったわけですが、それはオフェンシブコーディネーターの出来とはなんら関係のないことです。確かにオフェンスがもっとボールをコントロールしていれば、我々のディフェンスへの負担を軽減できていたかもしれない。しかし基本的には我々は自分たちのすべきことを出来ずに試合に負けたのです。あの状況でOCを変えざるを得なかったのは勝つための助けにはならなかったでしょうし、運が悪かったことです。しかしそれはもうしようがなことなのです。」

アラバマ大はナショナルチャンピオンシップゲーム直前にキフィン氏と袂を分かち、サーキジアン氏を臨時にOCに任命してこの決戦に挑みました。試合ではサーキジアン氏のプレーコーリングに幾ばくかの疑問も投げかけられ、先日も紹介したようにキフィン氏もそれに関して質問されました。

キフィン氏だったら・・・
キフィン氏だったら・・・
またまたこの男の登場です・・・。 もしあなたがアラバマ大ファンであったなら、先にも紹介したニュースにもあるように未だにクレムソン大に敗れたナショナ...

セイバン監督の上のコメントはこのキフィン氏のコメントに連動しているのかもしれません。キフィン氏は「自分がいたら勝てていた」とは一言も言っていませんが、セイバン監督はそれを完全否定するようにこのインタビューに答えています。

いずれにせよセイバン監督はこの悔しさを今後のチーム作りに活かしていくのでしょうね。